英語のネイティブスピーカーにも伝わらない?! インドネシア英語の略語5選!

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サト

こんにちは、インドネシア在住日本語教師のサトです。

日本に和製英語と呼ばれているものがあるように、インドネシアにもインドネシアで生まれた英語表現があります。

そもそもそれは英語と言えるのか、という疑問もありますが……。

今回はその中から、(たぶん)ネイティブスピーカーも分からないものを5つご紹介します。純粋な英語ではないので、分からなくても仕方がないのですが(笑)

インドネシアで使われている略語英語

ではさっそくインドネシアで見かける「英語の略語」を5つ紹介します。

sosmed

まずは比較的分かりやすいものから……。それは「sosmed」です。

これをGoogleで調べると、検索上位にはインドネシア語のサイトがずらっと並びます。英語のサイトは「Seacoast Orthopedics & Sports Medicine」というアメリカの団体ぐらい。

インドネシアでは、facebookやtwitterなどの総称として「sosmed」という言葉を使っています。読み方としては「ソスメッ(ド)」。何だと思いますか?

実はこれ、「social media」の略なんです。「sosmed」の二つ目の「s」はどこから来てんねん、と突っ込まれそうですね。白状すると「social」インドネシア語で「sosial」となり、そこから「sosmed」となっています。

なので英語表現と言えないのかもしれませんが……。ちなみに当地では、「SNS」と言ってもほぼ理解してもらえません

そしてさらにどうでもいいのですが、冒頭のアメリカの団体は1972年設立だとか。

設立当初は、団体の略称がインドネシアで、しかもまったく別の意味で使われるとは夢にも思っていなかったことでしょう。

LDR

さきほどの「sosmed」には母音もありましたが、子音だけになるとぐっと難易度が上がると思います。

サト

「分からんから難易度もくそもないわ!」と言われそうですが。

「LDR」を調べるのにGoogle先生の力をお借りすると、検索結果に日本語のサイトが目立ちます。

これは、「陣痛(Labor)から、分娩(Delivery)、産後の回復(Recovery)までを同じ部屋で過ごすお産の方法」だとか。

あまりにも日本語のサイトばかりなので、お前も日本生まれか?と思いましたが、ちゃんと英語の辞書にも載っていました。失礼。

それはさておき、「LDR」は、とある恋愛の形を表す言葉です。ヒントになっていますかね……。

そう、これは、「遠距離恋愛」です!

Long Distance Relationship」の頭文字をとって「LDR」。「Long Distance Relationship」自体はれっきとした英語のようですが、それを省略するとは。

インドネシアは東西に長く、しかも島国。インドネシアの東端から西端までの距離と、首都ジャカルタから東京までの距離がさほど変わらないレベルです。

遠距離恋愛が割と一般的なのかもしれませんね。そもそも遠距離の「遠」のレベルも違ってきそうです(笑)。

GWS

こちらも子音のみの「GWS」。

「GWS」をGoogleで検索すると、「湾岸戦争症候群」や「グラフィックワークステーション」などと出てきますが、ここインドネシアでは別の意味も。

私、1年に2回ぐらい風邪を引くんですが、教室で鼻をかんでいたときに学生たちが遠慮がちに言ってきたのがこの「GWS」です。

心配してくれてるんやろうな、とは思いましたが、何のこっちゃ分からず。

学生に意味を聞いてみたら、これは「Get Well Soon」を省略した言葉だと教えてくれました! 全く想像つきませんでした。

そもそもこれはインドネシア語では「ゲーウェーエス」と読むのですが、「ゲー」と「ウェー」という音の響きも、回復を祈っている感じがあんまりせえへんし……。

ちなみに、通常は先生などに使うと失礼な印象になるとか。そこをあえて使ってみた、というところで若干遠慮していたのでしょう。半笑いでしたが(笑)。

KEPO

そして「KEPO」です。

Googleの検索結果の一番上には、「Kepobagels」という東京のベーグルの店がヒットしますが、もちろん違います。共通点は「KEPO」を「ケポ」と読む点ぐらい。

日本語で言うと「知りたがり」「詮索好き」ぐらいの意味になるのですが……。ヒントになってませんよね……。

これは何と、「Knowing Every Particular Object」の頭文字を取ったものなのです!

これまたGoogle先生のお力をお借りして、「Knowing~」を完全一致条件で調べても、出てくるのはインドネシア語のサイトばかり。こういうコロケーションがないものと思われます。

サト

わざわざ検索条件を設定して、コロケーションを調べている私も「KEPO」なのかもしれませんが(笑)。

Crismon

最後はこちら、「クリスモン」。アニメのキャラっぽいですね。

最後ということは一番分かりにくい、と言いたいところなのですが、一番衝撃的だったのでこの位置でご紹介することにしました。

これは「金融危機」を省略した言葉なのですが……。

「『Monetary Crisis』が、語順の関係で『Crisis Monetary』になり、略して『Crismon』になっているんだろう」、と思った方! 大正解です!

では、何が衝撃的かといいますと……。なんとこれ、人の名前にも使われているのです! 1998年、金融危機がインドネシアを襲い、当時この名前をつけるのが流行ったそうです。

そして、私の職場である日本語学校にも、今年Crismonくんが入学。2000年生まれの彼は、ものすごく礼儀正しいナイスガイです。

ちなみに「Crismon」は男性の名前です。日本で言うと「金融危機男」。センスがなくてすみません。

サト

女性でもOKなら「金融キキ」と、某宅急便の女の子っぽくもなるのですが。

いかがでしたか? インドネシアでも独自の英語表現が生まれ、省略されるほど浸透しているものがあるということですね。

こういう記事の場合、まとめには「いくつ分かりましたか?」と書くのが普通なのでしょうか。「1つも分からんかったわ!」と言われそうなのでやめておきました(笑)。

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ABOUTこの記事をかいた人

サト

学生時代にインドネシア語を専攻、留学も経験。また、受験英語好きが高じ、かつてはTOEICで955点をマーク。しかし、近年は日本語教師としてインドネシアにおり、英語を話そうとするとインドネシア語が出てくる始末。そんな自分のことは棚に上げて、地の利を活かし、主にインドネシアで使われている英語を題材として取り上げていきます。