「White Coffee」って何? 甘党のインドネシアでの「black」と「white」のコーヒー事情

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サト

こんにちは、インドネシア在住日本語教師のサトです。

今回は、インドネシアのコーヒーに見られる英語の「black(黒)」と「white(白)」を考えてみました。

まず覚えてほしいのは、インドネシアで「black coffee」を注文するときにはご注意を!ということです。

インドネシアで「black coffee」を注文すると……

私、北緯0.3度の町に住んでいます。どういうことかというと、ほぼ赤道ということですね。

たまに、異常にエネルギッシュな太陽に向かって吠えたくなります。

サト

とかす気か!

……と。

職場の教室にはエアコンがないところもあり、授業が終わる頃には、だいぶ消耗していることも。

そんな状態でテストの採点なんてすると眠くてたまらないわけです。というわけで、食堂に足を運んで「kopi hitam」なるものを注文することがあります。

「kopi hitam」を直訳すると「ブラックコーヒー」
「kopi hitam」を直訳すると「ブラックコーヒー」
  • kopi = 英語で「coffee」
  • hitam = 英語で「black」

語順が違うのですが、「black coffee」を直訳すると「kopi hitam」になります。

……が、うっかり「kopi hitamを1つ」なんて注文すると、色が黒いだけの、激甘コーヒーが出てきます

さすがにコーヒー専門店ではこういうことはありませんが、食堂などでは注意が必要。

英語で注文する際も、「black coffee」に、「without sugar」などと付け加えたほうが無難かも。

サト

たこ焼きを注文するときに「イカ入れんといて」と言っているような感じで、違和感があるかもしれませんが。

ちなみにOxfordの英英辞書を見ても、「black coffee」は砂糖などを加えないコーヒーということになっています。

White

食堂のメニューとして、「white coffee」というものをよく見かけます。

ホワイトコーヒーって??
ホワイトコーヒーって??

「black coffee」は無理やり英語と結びつけた感がありますが、こちらは思いっきり英語ですね。

ともかく、これを注文すると、色が白っぽいだけの、激甘コーヒーが出てきます。ご注意を。

ちなみにこれはマレーシア生まれのコーヒーだとか。私が住んでいる町は、インドネシアの首都より、マレーシアの首都に近く、同国の領事館もあるぐらい。

White Coffee = 色が白っぽいだけの激甘コーヒー
White Coffee = 色が白っぽいだけの激甘コーヒー

その影響で食堂にも「white coffee」もあるのかもしれません。

そのため、「white coffee」がインドネシア全土の食堂で定番メニューになっているかどうかは「 ? 」です。

まあ、マレーシアの英語、ということでご容赦ください(笑)。

インドネシアの「white coffee」は激甘です

少なくとも、「white coffee」を名乗る粉末タイプや紙パックの市販品は出回っております。

「White Coffee」市販品粉末
「White Coffee」市販品粉末

ちなみにWikipediaの英語版に、インドネシアでの「white coffee」に関する解説がありました。

これによると、焙煎時間が短い=あまり黒くない豆を使ったコーヒーで、カフェインたっぷりだとか。ただ、こんなコーヒー、見たことありません(笑)。

上述の市販品も、手当たり次第試してみましたが、インドネシアのホワイトコーヒーは
ぜんぶ激甘です。

ちなみに、そこそこ大きい町へ行った際、元祖「white coffee」の店を発見!

マレーシアからわざわざ進出してきているんですね。空港価格だったからか、300円もしましたが、元祖のものも飲んでみたところ……やはり激甘でした。

元祖White Coffeeの店舗
元祖White Coffeeの店舗

これは焙煎の段階でマーガリンを混ぜ、仕上げの際にコンデンスミルクを加えるのだとか。

「black coffee」なら砂糖なしで、と言えますが、「white coffee」はもともと甘いもの。

市販の紙パックホワイトコーヒーもあります
市販の紙パックホワイトコーヒーもあります

甘いものが欲しくないときは注文しないでくださいね」としか言えません(笑)

もう一つの「White」

そんな中、2011年に、「Indocafe White」という製品が発売されました。

これは「Blendy Stick」のような粉末タイプのコーヒーなのですが、なんと、色が白っぽいだけでなく、無糖なのです!

パッケージには「Instant coffee+Non-dairy creamer(インスタントコーヒー+乳成分を含まないクリーム)」という長ったらしい文言が(下の画像)。

「White 無糖!」新パッケージ
「White 無糖!」新パッケージ
サト

発売当初は「No Sugar Added」と書いてあったのですが、受けがよくなかったのかなあ……

ともかく、思わずSNSにアップしたところ、インドネシア通の友人たち(日本人)からも驚きと称賛の声が上がりました。

人気が出ず、なくなるのではないかと心配していましたが、今のところまだ生き残ってくれています。

インドネシア人が甘党な理由を考察

これだけ激甘なものがもてはやされているインドネシアですが、その背景を考えてみました。

その一つとして、甘いものを口にすることが娯楽として捉えられているということがあると思います。

ちなみにインドネシアは、糖尿病患者数でワースト7位にランクインしています。

人口数はインドネシアは世界第4位なので、7位ならがんばっている方かもしれませんが。

そんな中、「Indocafe White」のような砂糖の入っていない商品が出てきて、しぶとく生き残っているというのは、意識が変化し始めていると信じたいところ。

ですが、やはり砂糖入りの商品の方が圧倒的に多いですし、「Indocafe White」にフレーバーを加えた新製品はほのかに甘いし……。

さらにこの新製品、「White」と名乗っているのに、フレーバーは「Red Bean」や……

「White」やのに「Red Bean」って
「White」やのに「Red Bean」って

Brown Sugar」なども……

「White」やのに「Brown Sugar」って
「White」やのに「Brown Sugar」って

違う色の名前が入っているので、いつも1人で突っ込んでます(笑)。

まとめると、インドネシア人は猛烈な甘党だということですね。

苦い「black coffee」が飲みたい時は、それこそ白黒はっきり、「砂糖なしで」ということをお勧めします。

「甘くないwhite coffee」はあきらめてください(笑)。

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ABOUTこの記事をかいた人

サト

学生時代にインドネシア語を専攻、留学も経験。また、受験英語好きが高じ、かつてはTOEICで955点をマーク。しかし、近年は日本語教師としてインドネシアにおり、英語を話そうとするとインドネシア語が出てくる始末。そんな自分のことは棚に上げて、地の利を活かし、主にインドネシアで使われている英語を題材として取り上げていきます。