摂氏・華氏の違いって? 日本語と英語の温度表記は混乱するよ

celsius-fahrenheit
タカコ

こんにちは、アメリカ在住ライターのタカコです。

今回は、アメリカの温度表示の違いについてです。日本で使っている「摂氏」とアメリカで使っている「華氏」についていろいろまとめました。

アメリカの温度は華氏表示

アメリカの温度は「Fahrenheit(華氏: °F)」表示です。

天気予報の気温も、料理で使うオーブンの温度も、体温計の表示も華氏です。

摂氏と華氏両方表示のある温度計
摂氏と華氏両方表示のある温度計

日本では「Celsius(摂氏: °C)」で表示されているので、華氏表示を見たことがありませんでした。

やはり、慣れないとどれくらいの温度なのか、さっぱりわかりません。

華氏の定義

摂氏は、水の凝固点を0度、沸点を100度とした温度の単位ですが、華氏は、水の融点を32度、沸点を212度とし、間は180度で区切られるとのこと。

なんだか、理科の時間を思い出すような言葉が並んでいますね。

苦手な人はすでに頭が痛くなっているかもしれませんが、表にまとめるとこういうことです。

摂氏と華氏の違い
融点 0°C 32°F
沸点 100°C 212°F

摂氏0度が華氏の32度、摂氏100度が華氏212度にあたるわけですね。

気温で見る華氏表示

私は、3年アメリカに住んでいるので、気温については華氏表示にだいぶ慣れてきました。

慣れてきたといっても、わざわざ摂氏に換算するわけではなく、華氏の温度を見て、「寒い」のか「暑い」のか想像がつくようになってきたのです。

もう摂氏とは全く関係のない世界です。

私の住んでいるところでは、夏は摂氏40度を超えるのですが、これを華氏表示にすると104度です。

なんだか、見ただけでもすごく暑そうな気がしませんか?

天気予報などで見る表現

こちらでも、三桁になると、暑さが厳しいので、天気予報でも「明日は気温が三桁になりそうです」というような表現が聞かれます。

これは暑さのひとつの基準になっていて、「今年○日目です」と言ったりもします。日本での、真夏日や熱帯夜をこう表現するのに似ていますね。

最近は日本でも夏の暑さが厳しいですね。私が子どもの頃も暑かった記憶がありますが、それよりも気温がすごく高くなっています。

オーブンの温度表示

「気温」の華氏表示には慣れましたが、かたやオーブンの温度はいまだに慣れません。3年も住んでいるのに!

日本のレシピを使って料理をすることもあるので、レシピにある摂氏の温度を換算したり、摂氏と華氏の両方を表示した温度計を見たりしながら、温度設定しています。

オーブンの温度計
オーブンの温度計

この温度計は、オーブンに入れて使います。外側の大きな数字が華氏、内側の小さい数字が摂氏です。

オーブンの温度をセットしても、実際のオーブンの中の温度とずれていることがあるので、この温度計があると、正確な温度が測れます。

焼いている肉の温度を測れて便利

さらに、肉を焼くための温度計もあります。

肉の種類によって、何度になれば食べられるのかが表示されていて、生焼け防止用に使えます。

肉に刺す温度計
肉に刺す温度計

ちょっと見づらいのですが、10cmくらいのスティックのような「串」がついていて、これは、肉に刺したままオーブンに入れておいても大丈夫なタイプです。

突き刺して温度を測るのは同じですが、肉をオーブンから出して、都度温度計を刺して調べるタイプのもありますよ。

そして、こちらは鶏のthigh(もも肉)のパッケージを写したものです。

「165度になるまで火を通してね」
「165度になるまで火を通してね」

安全のため、165度になるまで焼いてね

……と書いています。

やっぱり、生焼けは危険ですし(特に豚肉)、せっかく焼いたと思っても、生焼けだとがっかりしますよね。

がっかりしたくなくて、じっくり焼いたら、今度は焼きすぎてパサパサ……(泣)。生焼けは避けたいし、焼きすぎたくない。そして肩に力が入る……。

ところが、この温度計を使うようになってからは、そのストレスがだいぶ減りました。食べてもいい温度になったら、さっさとオーブンから出します。

あと余談ですが、日本だと「Chicken(鶏肉)」といえばthigh(もも肉)が主流だと思うのですが、こちらではbreast(むね肉)をよく食べます。レストランのチキンも、ほぼむね肉です。

アメリカのオーブンについては別記事にもまとめています。こちらもどうぞ♪

体温計での華氏表示

さて、最後は体温計です。

これが、また平熱だと何度で……といった温度の感覚が全くわかりません。

よく考えると、気温、オーブンの温度、体温と、3つとも温度の域が全然違うんですね。なかなか慣れないのも無理はありません。

熱があるかないかの基準は?

日本の感覚だと、「熱があるな」という温度は、摂氏37度だと思いますが、アメリカでは、やっぱり摂氏37度にあたる、華氏98.6度だそうです。

ただ、これを書くにあたり、義父に確認したのですが、

タカコ
日本では、華氏98.6度を超えると"熱がある"と思うのだけど、アメリカではどう?
義父
同じだね。"normal" or normal body temperature is 98.6°F(正常、または正常とされている平熱は、華氏98.6度だよ)
タカコ
正常とされている平熱?? 平熱って一人一人違うんじゃ??

どうやら、「熱がある」という境目は同じ温度だということがわかりましたが、日本では各自が平熱という認識もあって、そこから自分が「熱がある」という温度まで、いくらか差があります。

でも、アメリカでは、平熱(normal body temperature)である摂氏37.0度(華氏98.6度)を境目に、体温が高ければ「熱がある」ということになるそうです。

少し「normal body temperature」という言葉を調べましたが、どの辞書も「平熱」と訳されていました。

日本語と英語の「平熱」は違う

言葉を見ても、「平熱」のほかに訳しようがないと思うのですが、日本の「平熱」の感覚と同じではないというのが正直なところです。

「normal body temperature」は「発熱(の境目の体温)」、「平熱」は、自分の体温の平均ということで、「my average (body) temperatures」ですね。

ちょっとしたことですが、びっくりしました。単に「何度になったら"熱がある"と感じるの?」と聞きたかっただけなのに。

ちなみに、夫が持っている、昔ながらの水銀の体温計を見せてもらうと、やっぱり98.6度のところに「↑」の印があって、熱があるかないかの基準になっていることがわかります。

水銀の体温計
水銀の体温計

あと、こちらに来てビックリしたのですが、赤ちゃんの体温を測るときにお尻で測ります。

特に生後3か月までは病院の先生におしりで測るように言われます。牛や馬じゃあるまいし……と、私は思いました(笑)。

おしりで測るなんて、聞いたこともなかったです。こちらは別の記事で詳しく書いたのでこちらもぜひ!

いかがでしたか? 華氏表示のことも書きつつ、こちらでの生活のことを中心に書きました。

温度の表示の違いだけではなく、測り方にも違いがあるなんて、びっくりでした。

つい、自分の国のことを基準にしてしまいますが、いろんな国のことを調べてみると、もしかしたら、おしりで測るのが主流なのかもしれません。

文化の違いって、おもしろいですね。

celsius-fahrenheit

良かったらシェアでみんなに教えよう!

ABOUTこの記事をかいた人

タカコ

日本語教師養成講座修了。英語が苦手だったにもかかわらず、夫となるアメリカ人との結婚を機に渡米。現在は一児の母として英語に囲まれた環境の中で英語を習得中。日本語教育に携わった経験から言語を深く掘り下げる探究心がすさまじく、身近な英語の知識を初心者にもわかりやすく書くよう心掛けている。