わたしは英語の勉強が好きです。そして自分の英語力を測れる英語の試験が大好き。
毎日、英語を聴いたり読んだりしているので、その成果を知るためにテストは最適なのです。
そういうことを発信していたら、「CNN GLENTS」という英語の新しい試験を無料で受験する機会に恵まれました。
この記事では、「CNN GLENTS」の特徴、よい点や悪い点、試験対策について紹介します。
朝日出版社様のご提供でCNN GLENTSを無料で受験したあと、有料の試験も受験しました。
目次
「CNN GLENTS」の特徴
CNN GLENTSは英語の能力を測るための試験です。
「CNN GLENTS」の公式動画はこちらになります。
まず「CNN GLENTS」の特徴を3点に絞って解説しましょう。
「CNN GLENTS」の特徴
箇条書きを読んだだけでも、今までにない「ユニークな英語の試験」であることがわかるかもしれませんね。
以下、特徴を1つずつ解説していきます。
CNNの英語が題材
「CNN GLENTS」の1つ目の特徴は、題材がCNN（アメリカのニュース専門チャンネル）の英語であることです。
試験用に作られた英語ではなく、生の英語が題材になっているんですね。
テレビで流れるニュースから作られる「CNN GLENTS」は、次の3つのセクションに分かれています。
「CNN GLENTS」の3つのセクション
- リスニング
- リーディング
- 国際教養
「リスニング」の試験には、ニュース動画を見て答える問題もあり、ここでもユニークさを感じました。
「国際教養」については、次項で詳しく解説します。
でも、ニュースの英語のリスニングって、めちゃくちゃ難しそう……。
……と思ったかもしれませんね。
ニュースの音声そのままやだと、雑音が入ることもあるため、確かにむずかしそうです。
でも、大丈夫です。後述していますが、ナレーターが読み上げた音声でも受験できますよ。
TOEICなどの音声と同じく、クリアで聞き取りやすいですよ！
「国際教養」セクションもあり
「CNN GLENTS」の2つ目の特徴は「国際教養」セクションがあること。
これは、政治・経済・科学などの知識が4択で問われる問題です。
わたしが受けたときは、次のような問題が出ていました。
「国際教養」セクションの問題例
けっこう幅広い知識が必要です。
わたしはこのセクションでいちばん苦しみました……。
成績は次の赤線のとおりで、左上の「国際教養」が弱いことがわかります。
さらに問題も選択肢もすべて英語なので、それなりに対策をしてのぞみたいところ。
対策については、後述しています。
申し込み・受験・結果発表までオンラインで完結
「CNN GLENTS」の3つ目の特徴は、申し込み・受験・結果発表まで、すべてオンラインで完結することです。
ネットとPCさえあれば、どこでも受験できるのでめちゃくちゃ便利です！
「PC」と書きましたが、スマホの「CNN GLENTS」専用アプリでも受験できます。
ただし、スマホのOSにアップデートがあった場合はご注意ください。アプリがOSに対応できていない場合がありますので……。
ちなみに、結果は試験が終わったらすぐに確認できます。なので、結果待ちでモヤモヤする必要もありません！
「CNN GLENTS」のよい点
ここでは、「CNN GLENTS」のよい点を3つ紹介します。
「CNN GLENTS」のよい点
順に見ていきましょう。
解答・解説が見られるので復習しやすい
「CNN GLENTS」のよい点として、解答・解説が見られて復習しやすい点が挙げられます。
これはかなり画期的！
たとえば英検は解答は発表されますが、解説はなし。TOEICは解答も解説もありません。
「CNN GLENTS」を受験し、しっかり復習をすれば英語力アップにつながることは間違いありません。
解答・解説が見られる期間は決まっています。
時間が短い&受験料が安い
「CNN GLENTS」の2つ目のよい点は時間が短く、受験料もお手頃である点です。
なので、気軽に受験できます。
TOEIC L&Rと比べてみると次の表のとおりです。
| 試験時間 | 受験料 | |
|---|---|---|
| CNN GLENTS | 約70〜75分※ | 3,960円 |
| TOEIC L&R | 2時間 | 7,810円 |
※「CNN GLENTS」の試験時間は、音声をCNNのオリジナル版にするかナレーター版にするかで決まります。詳しくは次項をご参照ください。
試験時間も受験料もTOEIC L&Rの約半分で済むんですね！
ナレーターの音声を選ぶことでハードルを下げられる
「CNN GLENTS」の3つ目のよい点は、リスニングの種類を以下の2つから選べること。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| CNN音声版 | CNNの「生の音声」なので雑音も入っていて聴き取りにくい |
| ナレーター音声版 | TOEICのような音声で、雑音などがなく、クリアで聴き取りやすい |
「ナレーター音声版」はTOEICのような音声で、雑音などがなく、クリアで聴き取りやすいのでハードルが下がります。
ふつうのニュースの音声が聴き取りづらいと感じている場合は、「ナレーター音声版」で受けるのもひとつの手ですよ。
「ナレーター音声版」を選んだ場合、試験結果に「CNN音声版」に換算したスコアも表示されます。
「CNN GLENTS」の悪い点
「CNN GLENTS」には、悪い点も3つあります。
とは言っても、どれも重大な問題ではなく、受験するメリットのほうが大きいと感じています。
悪い点は次の3つです。
「CNN GLENTS」の悪い点
順に掘り下げていきますね。
知名度がTOEICや英検ほどではない
「CNN GLENTS」の1つ目の悪い点は、知名度でTOEICや英検には劣ります。
2021年に始まったばかりの新しい試験なので、仕方がないところですね。
とはいえ、すでに立命館大学などの教育機関や、野村證券・千葉銀行などの企業で導入済み。
青山学院大学の准教授で、NHKラジオ講師の米山明日香氏も推薦されています。次のX（旧Twitter）のポストをご参照ください。
CNN自体はもともと有名ですし、「CNN GLENTS」の知名度も今後はどんどん上がっていくと予想しています。
申し込みや受験の期間が限られる
「CNN GLENTS」の2つ目の悪い点は、 申し込みや受験の期間が限られていることです。
たとえば、次のとおり。
| 実施月 | 申し込み期間 | 受験期間 |
|---|---|---|
| 2023年7月 | 2023年6月1日〜7月18日 | 2023年7月6日〜7月19日 |
| 2023年11月 | 2023年10月1日〜11月28日 | 2023年11月16日〜11月29日 |
| 2024年3月 | 2024年2月1日〜3月17日 | 2024年3月5日〜3月18日 |
従来の試験なら申し込みなどの期間が決まっているのは当然ですが、「CNN GLENTS」はオンラインの試験。
たとえば同じくオンラインで受験できる「CASEC」は、申し込みも受験もいつでも受け付けています。
「CNN GLENTS」も、もう少し柔軟になればなあ……。
とはいえ「CNN GLENTS」は、その時期に流れるCNNの英語を題材にしているため、問題を作るのが大変なのかもしれません。
文法の4択問題を作るのとは、わけが違いそうです……。
おとなしく、スケジュールに合わせて受験しましょう。
領収書の発行に手間がかかる
「CNN GLENTS」の3つ目の悪い点は、領収書の発行に手間がかかることです。
わたしが申し込んだときは、問い合わせフォームから依頼する必要がありました。
TOEICであれば、マイページからダウンロードできるんですが……。
とはいえ、そもそも領収書が必要ない方には関係のない話ですよね（笑）。
さらに、わたしの場合、平日の朝9:30ごろに申し込み、昼の12:30ごろには発行されました。3時間ちょっとで対応していただけたわけです。
なので、さほど大きい問題ではありません。
「CNN GLENTS」の対策
わたしの「CNN GLENTS」対策は、主に次の3つです。
わたしの「CNN GLENTS」対策
順に見ていきましょう。
「CNN GLENTS」に特化した対策ではありませんが、多聴・多読も英語力アップに役立ちます。
サンプル問題を解く
まず、「CNN GLENTS」がどんな試験か知ることが大切です。
「CNN GLENTS」公式サイトに無料のサンプル問題があるので、こちらを活用しましょう。
ご自身のPCやネットの環境で受験できるのか、確認もできます！
参考書で英語力を高める
次に、参考書で英語力を高めましょう。
おすすめの参考書は、次の2点です。
「CNN GLENTS」対策におすすめの参考書
両方とも、出版社は「CNN GLENTS」を運営する朝日出版社です。
題材がCNNのニュースで、音声つきという点も共通しています！
『CNNの生英語がわかる「丸暗記いらず」カクシン英文法』はニュースが古めなものの、文法を重点的に鍛えられます。
新しいニュースには、『CNN ENGLISH EXPRESS』で触れましょう。
『CNNの生英語がわかる「丸暗記いらず」カクシン英文法』の書評もあるので、よろしければお読みください。
また、『CNN ENGLISH EXPRESS』はKindle Unlimited（Amazonの読み放題）対象です。
Kindle Unlimitedは無料体験もありますので、気になるなら一度お試しください！
わたしも『CNN ENGLISH EXPRESS』はKindle Unlimitedで読んでいます。
30日間も無料で試せる
無料期間が終わっても月額980円
解約も簡単にできます
『CNN ENGLISH EXPRESS』は発売の2か月後に読み放題対象になります。
ニュース雑誌で知識を得る
「国際教養」セクション対策として、ニュース雑誌を読むのもおすすめです。
わたしは『ニューズウィーク日本版』（週刊誌）を読んでいます。
世界のニュースを毎週キャッチし、ここで得た知識が「CNN GLENTS」の「国際教養」セクションでも役立ちました。
とはいえ「国際教養」の点数は低かったので、また修業を続けます……。
ちなみに『ニューズウィーク日本版』も『CNN ENGLISH EXPRESS』と同じく、Kindle Unlimited対象。
Kindle Unlimitedで「CNN GLENTS」の対策がけっこうできています！
30日間も無料で試せる
無料期間が終わっても月額980円
解約も簡単にできます
『ニューズウィーク日本版』は基本的に発売の1週間後に読み放題になります。
まとめ
この記事では「CNN GLENTS」の特徴、よい点や悪い点、試験対策について紹介しました。
「CNN GLENTS」は英語力だけでなく、国際教養も測れるユニークな試験です。
今後、知名度が上がっていくと予想しています。
ぜひ、サンプル問題だけでも受けてみてください！
試験対策にはKindle Unlimitedがおすすめです。
30日間も無料で試せる
無料期間が終わっても月額980円
解約も簡単にできます
