「レシピー」という英語学習アプリが気になり、使ってみました。
このアプリは英語の4技能が鍛えられるだけでなく、TOEICなどの試験対策にも対応。英語学習をすべてカバーしようという野心が感じられます。
そんな「レシピー」を手がける「株式会社ポリグロッツ」のCEO、山口隼也氏にインタビューさせていただきました。
同社はオンライン英会話やコーチングも提供していて、そのあたりも詳しくお聞きしています。
目次
山口氏のプロフィール
まずは山口氏のプロフィールをかんたんにまとめます。
山口氏のプロフィール
大学では原子力工学を専攻。九州電力など一流企業への就職が約束されていたも同然でしたが、その道が正しいのか迷い、休学してワーキングホリデーに参加されたそうです。
大学を卒業後、就職先で海外とのビジネスに携わるも、当初はTOEIC500点台だったとか。通訳を連れての海外出張に不便さを感じていました。
そこで本格的に英語学習を開始。とはいえ、当時の英語学習サービスは山口氏の理想には程遠く、「自分ならもっといいサービスを作るのに」という気持ちが膨れ上がっていきます。
その気持ちが原動力となって、「株式会社ポリグロッツ」を立ち上げるに至ったそうです。
エリートコースを蹴って、最終的に起業に至ったとか……あこがれます!
山口氏へのインタビュー
では、山口氏とのインタビューをお届けします。
インタビューでの質問は次の7つで、最後に「ひとこと」をいただいています。
ひとつ目の質問から、どうぞ。
どんなサービスを展開している?
ーー御社はどのようなサービスを展開されていますか。
山口氏:
「レシピー」というアプリのほかに、「オンライン英会話」「オンラインコーチング」の3つのサービスを提供しています。それぞれ、どんなケースにおすすめか、かんたんに説明しますね。
アプリの「レシピー」は、ひとりでも学習が継続できる場合におすすめです。
「聞く」「読む」「話す」「書く」などの技能別や、TOEICや英検などの目的別コンテンツを豊富に取り揃えています。
ーーわたしも「レシピー」使っていて、コンテンツの量に圧倒されています。
山口氏:
どの練習をすればいいか迷うかもしれませんね。かんたんな質問に答えると、AIが毎日のメニューを提案してくれるので、それに従って進めていくといいでしょう。
2つ目の「オンライン英会話」は、アプリだけでは学習が続かない場合にぴったりです。
実際に英会話をしてフィードバックを受けたり、相手のリアクションを見てちゃんと伝わることを実感したりすることで、モチベーションがキープしやすくなりますからね。
(「オンライン英会話」の様子は、次の動画でご覧いただけます)
ちなみに「オンライン英会話」は「レシピー」と併用することになっています。「レシピー」で学習した成果を発揮する場として、「オンライン英会話」を活用いただければと思います。
ーー練習と本番という感じで、メリハリがつきそうですね。
山口氏:
最後の「オンラインコーチング」は、英語の学習に挫折した方におすすめです。
挫折の原因は、たとえば英語学習のやり方がわからないとか、ちょっとつまずいたときに聞く相手がいなくてそのままになった、というケースがあります。
そんなときにコーチからアドバイスをもらうことで、学習を続けやすくなるのは間違いありません。
ちなみに「オンラインコーチング」は「レシピー」、「オンライン英会話」と併用いただいています。
「ポリグロッツ」の強みは?
ーー他社サービスと比較した場合、御社の強みはどのような点にありますか。
山口氏:
弊社の強みは、大きく3つあります。
まず、コーチがレッスンもおこなう点です。他社さんだと、コーチはコーチングしかしないケースが多いので、ここは弊社の特徴ですね。
コーチは、お客様の英語力をしっかり把握しているので、よりよいレッスンができるんです。
ーーそれは大きなメリットですね!
山口氏:
ちなみにバイリンガルを中心に採用しているので、どうしようもないときは日本語でも質問できますよ。
2点目は、レッスン時間が45分である点です。
オンライン英会話は25分のところが多いのですが、弊社ではしっかりとフィードバックもするため、時間を長くしています。
ーーたしかに25分のレッスンだと英語を話して終わりで、フィードバックはテキストでもらうことが多い気がします。
山口氏:
ですよね。3点目は、レッスンの種類が豊富なことです。
次の画像のとおり、弊社ではレベル別、目的別にさまざまなカリキュラムがあります。
「ネイティブスピーカーと話して終わり」ではなく、文法だけ鍛えたり、ひたすらシャドーイングをしたり、「TED Talks」を使ってプレゼンを鍛えたりと、本当にさまざまです。
「TED Talks」は、さまざまな分野の専門家や有名人のプレゼン動画が視聴できるサービスです。トピックも幅広く、ビジネスやテクノロジー、エンタメまでカバーしています。
「TED Talks」のレッスンは動画もあるので、ご参考までに。
さらに、細かいニーズにも対応しています。
たとえば、お客様が英語でのプレゼンを控えている場合は、プレゼン資料をを題材にしたレッスンも可能です。
業種によって使う英語が大きく違ってくるので、カスタマイズして対応しています。
AIはどう活用している?
ーー御社ではAIをどのように活用されていますか。
山口氏:
「レシピー」(アプリ)の練習メニューをAIが提案しているほか、英文の添削にもAIを活用しています。
将来的には、AI英会話を導入することも検討中です。
AIではなく人間にしかできないことは?
ーーAIではなく、人間にしかできないことは何だと思われますか。
山口氏:
現段階では、お客様の表情や空気感を読み取ってレッスンをすることだと思っています。
たとえば「今日は前回より元気がない」とか「いつもより忙しそう」とかいう雰囲気を感じ取って、それに合わせてレッスンをすることですね。
とても大切なことですが、現状ではAIにはできないことです。
どんなお客様が多い?
ーーここからは、お客様について伺いたいと思います。どんなお客様が在籍されていますか。
山口氏:
男女比はほぼ半々です。年齢は20代・30代・40代がだいたい25%ずつで、75%を占めています。
ーー幅広い年代に支持されているんですね。
山口氏:
職業で言うと、会社員の方だけで半数以上ですね。ビジネス英語の習得を目指す方が多いということです。
あとは高校生が10%ぐらいなんですが、最近は高校生向けのサービスを始めたので、増えてきています。
結果が出るお客様・出ないお客様の違いは?
ーー結果が出るお客様と、そうではないお客様の違いは何かありますでしょうか。
山口氏:
結果が出るのは、コーチの言うことをとりあえず信じてやってみるお客様です。
逆に、ご自身のやり方にこだわりが強すぎると、なかなか結果が出ない傾向があるように思います。
目標が明確ではないお客様への対応は?
ーー目標が明確ではないお客様はいらっしゃいますか。
山口氏:
実は、かなりの割合でいらっしゃいます。この画像をご覧ください。
弊社で学習を始めた時点では、3分の2以上が明確な目標を持っていない状況です。「なんとなくうまくなりたい」という感じですね。
明確な目標があるのは3分の1ぐらいで、TOEICなどの試験や留学、会社での昇進試験を控えているケースが多いです。
ーー明確な目標がないお客様には、どのように対応されていますか?
山口氏:
AIとコーチのサポートを受けることをおすすめしています。
弊社で調査をしたところ、明確な目標がなくても、AIとコーチのサポートを受けると継続しやすくなることがわかりました。
「独学(サポートなし)」「AIだけでサポート」「AIとコーチ(先生)でサポート」の3パターンを1年間、追跡調査した結果がこちらです。
独学だけだと4分の1ぐらいしか続きませんでしたが、AIとコーチでサポートすると、3分の2が継続できていました。
ーー大きな差ですね! 継続率のほかにも違いは出ましたか。
山口氏:
AIとコーチでサポートすると、TOEICのスコアを100点上げるのに必要な時間を35%短縮できました。
日本人がTOEICのスコアを100点アップさせるのに何時間ぐらいかかるかは、統計で出ていて、それに基づいて計算しています。
最後にひとこと
ーー最後にひとこと、お願いします。
山口氏:弊社ではAIを活用していますし、レッスンもできるコーチと学習するパッケージを提供していて、実戦的な学びが得らます。
あと、価格が他社さんの半分から3分の1ぐらいです。
同じぐらいの価格帯でも、他社さんではアプリがなくてコーチングだけというケースもあるので、弊社が圧倒的にリーズナブルだと自負しています。
ぜひ、トライしていただければ幸いです。
ーーありがとうございました!
まとめ
この記事では、「株式会社ポリグロッツ」のCEOである山口氏とのインタビューをお届けしました。
「レシピー」(アプリ)、「オンライン英会話」、「コーチング」がそれぞれしっかりしていて、幅広い年代層の支持を集めているのもうなずけます。
ちなみに「レシピー」は1週間も無料で試せる太っ腹っぷり。
「オンライン英会話」や「コーチング」については無料カウンセリングで聞けるので、気になるなら次のボタンから申し込んでみてください。