最近、英語コーチングの存在感が高まってきていると感じます。
「フラミンゴ」も、オンラインで英語コーチングを提供している会社の1つ。
そんな「フラミンゴ」の創業者で代表取締役CEOの金村容典氏にインタビューさせていただきました。
インタビューでは、次のようなことをお聞きしています。
インタビューでの質問(例)
詳しくは、続きをお読みください。
目次
金村氏のプロフィール
まず、金村氏のプロフィールを紹介します。
金村氏のプロフィール
「シリコンバレー」「チャットワーク」「DeNA」を見ただけで、起業家精神を(勝手に)感じてしまいます……!
それだけでなく、「外国人にやさしい社会」という同氏の理想には共感を抱いてしまいました。
わたしも日本語教師として、インドネシアの方に日本語のレッスンをしていますので。
インタビューも、金村氏の「やさしい」オーラが画面越しに伝わってくる中で進んでいきました。
金村氏とのインタビュー
金村氏には、次の質問をさせていただきました。
ざっくりいうと、前半がコーチングに関する質問で、後半が「フラミンゴ」のお客様に関する質問になっています。
最後の「勧誘」に関しては、ネット上に「勧誘は全くない」という記事と「しつこい」という記事があったため、「差し支えなければ」ということでお聞きしました。
包み隠さず教えてくださいましたので、ぜひご覧ください。
英語のコーチングを受けるメリットは?
ーーフラミンゴさんの英語コーチングを受けることで、得られるメリットは何でしょうか。
金村氏:
メリットは2つあります。まず、迷わず効率のいい学習に取り組めることです。
目標を達成できるようにコーチがトレーニングメニューを考えるので、これ以上に効率的なことはありません(第二言語習得にもとづいて効果のある学習法を提案)。
2つ目のメリットは、一緒に目標に向かってがんばりやすい点です。
コーチングだとしっかりとコーチという「人」が寄り添うので、ひとりではなかなか学習を続けられないお客様も挫折しづらくなっています。
お客様には先生がニガテな人や、勉強のやりかたを忘れた人も多いため、ひとりで英語学習に向き合う辛さに寄り添うことが大切な仕事です。
コーチの採用方法は?
ーーフラミンゴさんでは、コーチをどのように採用されていますか?
金村氏:
弊社ではコーチの養成講座も運営していて、基本的には養成講座の卒業生を採用しています。
それから実は、弊社のスタッフもコーチングをすることがあるんです。実際、僕も今、コーチングをさせていただいています。
コーチ全員が、弊社の方針を理解しているのがメリットですね。
コーチ採用後の教育は?
ーーコーチを採用したあと、フラミンゴさんではどのような教育をされていますか。
金村氏:
必要に応じて随時、研修をおこなっています。たとえば新しいマニュアルを動画で解説したり、グループワークを開催したりしています。
あるコーチから「新しいテクノロジーを学びたい」という声が上がって、それをテーマに研修を開いたこともありました。
「採用したら終わり」ではなく、変化に対応できるように研修を行っています。
AIではなく人間のコーチにしかできないことは?
ーーAIではなく、人間のコーチにしかできないことは何でしょうか。
金村氏:
これは日々、僕が考えることでもありますし、コーチもよく考えている部分であると思います。
今はAIが、最適なタイミングで最適な学習メニューを提案してくれる時代ですからね。AIがコーチの役割を果たしているとも言えます。
そんな中で、やっぱり人間にしかできないことは、人間らしい仕事をすることです。
実はコーチも何かの勉強、たとえば英語の勉強をがんばっています。だからこそ、お客様ご自身もがんばろうと思える。
人間が支えているからこそ感じられる思いやりとか温かみが、非常に大事です。
ーーたしかに、AIが先生だと「がんばっている姿」は見せてくれません。
金村氏:
とはいえ、添削などに関しては生成AIを利用するように研修で伝えています。AIにできることはAIに任せるということですね。
逆に、AIにできない部分をどんどん研ぎ澄ましていこうとコーチには伝えています。
コーチングを始めたきっかけは?
ーーコーチングを始められたきっかけは何でしょうか?
金村氏:
きっかけと言えば、コロナウィルスですね。
実はコロナ以前は「英語を教えたい人」と「英語を学びたい人」をつなぐアプリを運営していました。
カフェで待ち合わせてレッスンを行うサービスです。
でも、コロナの影響でカフェでレッスンをおこなうのが厳しくなったんです。
ーーそこでコーチングを?
金村氏:
いえ、最初は英語レッスンのオンライン化、つまり「オンライン英会話」を考えていました。
ですが、すでにすばらしい事業者がたくさんいらっしゃる状況でしたので、もっと弊社しかできないことをやりたいと思い始めました。
そこで講師にヒアリングをした結果、コーチングの存在を知ったのです。
その講師は外部で英語コーチングをしていて、お客様から満足いただけて、リピーターもついているとのことでした。
ーーそこからフラミンゴのコーチングサービスが生まれたのですね。
金村氏:
はい。それと、きっかけはもう1つあります。
さきほど紹介したアプリの話に戻りますが、カフェでの英会話レッスンは、さらに英語力を伸ばしたい「上級者」には好評だったんです。
ところが、初級レベルの人にはあまり使われませんでした。なぜなら、それ以前の問題で継続ができなかったから。
実際に利用者の話を聞くと、そもそも会話にならないとか、待ち合わせに失敗するという声がありました。つまり、そのアプリは初心者にはハードルが高かったんです。
そこで、初級者は寄り添ってサポートされたほうが喜んでいただけると感じ、コーチングを始めようと思いました。
「フラミンゴ」が他社と違う点は?
ーー英語のコーチングもいろいろなサービスがある中で、フラミンゴが他社と違うのはどのような点でしょうか?
金村氏:
そうですね、弊社がフォーカスしているのは「コツコツ」です。
勉強を長時間するのではなく、毎日少しずつ学習して実力をつけることを重視しています。
他社だと2か月間、毎日3時間学習するケースもあります。バリバリのビジネスパーソンならそれでもいいかもしれません。
でも、英語の勉強を毎日3時間も勉強できる人って、少数派だと思うんです。
ーー毎日3時間は、わたしも無理ですね……。
金村氏:
ですよね。毎日1時間〜1時間半ぐらいの学習を4か月続けて、結果的に英語力をアップさせたいケースもあると思うんです。
そういう気持ちに寄り添いたいというのが僕たちの根底にはあり、それが他社さんとの違いにつながっています。
たとえば他社さんで、添削やチャットでのサポートが2、3日に1回のサービスもあります。
ひとりでがんばれない方に、これでは厳しいですよね。なので弊社では、毎日サポートを提供しています。
あとはお客様の不安はできるだけ取り除きたいと思っていて、たとえば28日間はどんな理由でも休会できますし、コーチがどうしても合わなければ変更も可能です。
休会やコーチ変更は、「あんしん保証付きプラン」に含まれます。このプランに関して詳しくはフラミンゴ公式サイトをご確認ください。
どんな教材を使っている?
ーーどのような教材を使われていますか?
金村氏:
お客様の目標に合わせて、既存の教材を提案しています。
でも、既存の教材で満たせないニーズがあるのも確かです。
そんなときは、次の画像のような、オリジナルの教材を作っています。
このオリジナル教材は、フラミンゴ公式サイトで見ることができます。
この教材、タイトルから一番下の文章まで全部AIで生成されているんです。
イラストも音声も、お客様の要望に合わせて作っています。
ーーこれはすごい! どんなニーズにも対応できそうですね。
金村氏:
ありがとうございます。あと、音声教材にも「こだわり」があるんです。
それは、英語のネイティブスピーカーの音声にしないこと。
ーーえ? ネイティブスピーカーにしないのですか?
金村氏:
そうです。僕とスタッフ(日本人)の声をAIに学習させて、その声で音声教材を作っています。
日本人が日本人なりに話している音声のほうが親近感がわいて、心理的な負荷が下がると思っているので。
期間内に目標を達成できない場合は?
ーー期間内に目標を達成できない場合の救済措置はありますでしょうか。
金村氏:
もちろんあります。フラミンゴでは、コーチング期間を終えたお客様に、なるべく低コストでサポートを継続できる仕組みを提供しています。
コーチングは基本的に4か月ですが、その後もサポートが必要なお客様に向けたプランがあるんです。
たとえば月に2回の面談・毎日サポートが受けられるプラン(LITE継続プラン)は月44,000円で利用できます。
お客様からは、このサポートについて高い評価をいただくことも多いですね。
どんなお客様が多い?
ーーここからはお客様について伺いたいと思います。フラミンゴさんでは、どのようなお客様が多いでしょうか。
金村氏:
年代で言うと40代の方がいちばん多く、50代、30代と続いていきます。中学生や86歳の方もいらっしゃいますよ。
職業もいろいろで、会社員の方はもちろん、育児休業中の方や、リタイアされた方にもご利用いただいています。
海外に駐在されている人もいて、激務で1日3時間などの学習時間がなかなか確保できないんですよね。なので、「負荷を下げて学習したい」というニーズにお応えしています。
結果が出るお客様・出ないお客様の違いは?
ーー結果が出るお客様と、そうでないお客様の違いはありますか。
金村氏:
そうですね。結果がなかなか出ないケースはどうしてもあると思います。
たとえば、初日からめちゃくちゃ飛ばす人は挫折しがちです。一気に5時間やるとか。
英語は、理科や社会や算数のように、脳みそと手だけでできるものではなく、「身体」を使いますよね。
英語を話すには口の筋肉を使ったり、喉を震わせたりする必要がありますから。
ーーある意味ではスポーツと似ていますよね。
金村氏:
ですよね。たとえば、野球がうまくなりたい初心者が毎日すぶりを5時間、それを1か月続けたからといってホームランばかり打てるようにはならないと思うんです。
英会話も同じように、毎日5時間やったからといって、1か月で劇的に上達するケースはほぼありません。
なぜなら、口の筋肉が英語仕様になるには時間がかかるから。
ーー「こんなにがんばっているのに、どうして上手くならないの?」と悩む方もいますよね。
金村氏:
ですよね。「時間がかかってあたりまえ」という現実を知らないと、モチベーションの低下につながりますよね。
その理想と現実のギャップが、結果が出なくなるいちばんの原因だと思います。
ーー無理せず、コンスタントにやっていくのがいいんですね。
金村氏:
はい。僕は「食う・寝る・学ぶ」ぐらいがちょうどいいと思っています。
学ぶことを生活の一部にできれば、「勝ったも同然」なのです。
目標が明確ではないお客様への対応は?
ーーフラミンゴでは、目標がはっきりしていないお客様にどのように対応されていますか。
金村氏:
そうですね。目標がはっきりとしていないお客様は多いです。
「4か月のプログラムを終えたときに、どんな状態になっていたいですか?」と聞いても、答えられないケースがほとんどです。
でも目標を決めることは重要なので、最初に受けてもらう60分間の無料カウンセリングでどこを目指すかを話し、決めてもらいます。
そのため、始めるタイミングでは、目標を言語化できている状況になっていますね。
効果がある学習法をお客様に拒否された場合は?
ーーお客様が学習方法を拒否したときは、どのように対処されていますか。
金村氏:
最大限、お気持ちを尊重して寄り添うことを心がけています。
弊社では第二言語習得にもとづいた効果的な学習法を提案しますが、お客様にとっては初耳で、抵抗を感じられるかもしれません。
そんな場合は、学習時間の一部だけ新しい学習方法に試してもらっています。
たとえば1日90分のうちなら、30分〜45分だけ新しい方法を試す、ということです。
そうすることで多くの方は、慣れてくださります。
勧誘の方針は?
ーー勧誘はされていますか?
金村氏:
はい、ふつうに勧誘していますが「勧誘が全くない」と言われることもあります。
真逆の情報があるのは、勧誘のパターンが2つあるからだと思います。
弊社では無料カウンセリングをご提供していて、勧誘のパターンはカウンセリングを受ける前と受けた後とで違うんです。
興味があってお問い合わせをいただいた方、つまりカウンセリング前の方には、お電話しています。
逆にカウンセリングを受けた後の方には、基本的にLINEでのご連絡のみですね。既読がつかない場合などには、お電話することもあります。
まとめ
この記事では、「フラミンゴ」の創業者で代表取締役CEOの金村容典氏とのインタビューをお届けしました。
「外国人にやさしい社会」を目指している金村氏ですが、コーチングについて話しているときも何度も「寄り添う」ということばが出てきて、同氏のやさしさが画面越しに伝わってきた気がします。
自分のペースで無理なく学習をしてみたいなら、一度無料カウンセリングを受けてみてください。
カウンセリング後の勧誘は、基本的にLINEのみなので安心です!