英語の発音を真似しようと思ってもうまくできない人は多いと思います。
ちゃんと英語で「pencil」って言っているつもりなのに、どうしても日本語の発音っぽくなってしまう……とか。
これってどうしてなんでしょうね? ……というか、どうすればもっときれいな発音で英語が話せるようになるのでしょうか?
英語の発音が日本語っぽくなる
初心者が英語の発音をしようとしても、どうしても日本語っぽい発音になります。
それはなぜでしょうか?
あたりまえですが、英語の発音をすることに慣れていないのが原因です!
たとえば、サッカーの選手が野球をしたとします。サッカーが上手いからといって、ホームランをガシガシ打てるでしょうか?
何もスポーツをやってない人よりは上手いと思いますが、野球ですぐさま活躍することはできないでしょう。
それは使う筋肉が違うからです。じゃあその人はヘタなのかというとそうではありません。
野球をするのに適した筋肉がついていなくて、野球に適した動きが身に付いていないだけですよね?
言語にはその言語の「フォーム」がある
つまりスポーツと同じで、言語にはその言語を話す「フォーム」があります。
日本語を話すときの口の構えと、英語を話すときの口の構えはびみょうに違うわけです。
たとえば、同じ「イ[ i ]」と発音したつもりでも、日本語に比べて英語の「い」は、もっと「エ」が混じったような発音です。
でも日本人が英語の「イ」を発音しようとしても、日本語の「イ」のフォームが身体(というか口)に染み付いているため、英語の「イ」っぽく言おうとしても日本語っぽい「イ」になってしまいます。
英語の発音は日本語と違う筋肉を使う
「イ」だったらまだマシなんです。
日本語の「イ」でも問題なく伝わります。「it」の発音が「イt」になってもコミュニケーション上大した弊害になりません。
もちろん「この人、英語がなまってるな」と思われるかもしれませんが。
じゃあどういう場合が問題なのかというと、そもそも日本語に存在しない「L」の発音などです。
「 l 」という子音が日本語にないので、日本人はそんな発音を生まれてこの方試みたことがありません。
そりゃうまく発音できない方が自然ですよ!
正しい「フォーム」で練習あるのみ!
それでも英語の発音がうまくなりたいですよね。
じゃあどうすればいいかというと、英語を話すときに使う
筋肉の動きに慣れる以外ありません。
英語を話す話をしているのに筋肉って?!
……と思われるかもしれませんが、口を動かしたり、舌を動かすのも筋肉を使います。
「 L 」の発音は、日本人が動かしたことのない方向に舌の筋肉を動かします(力を入れます)。
でも、「 L 」単体を発音しようとすれば、1日練習したら発音できるようになるでしょう。
ただし!
それが単語の中、文章の中でスムーズに発音できるかというと1日では不可能でしょうね。
どうすればいいかというと、「 L 」の発音をするときに使う用の筋肉を鍛え、「 L 」の発音をするときのフォームを身体に叩き込むしかありません。
スポーツで毎日「素振り」をするのと同じですね!
理想のフォームになるように、ひたすら同じ動きを練習して、その動きに合った筋肉が鍛えられたとき、スッと発音できるようになるんです。
子どもの頃から練習させると良いという理由
では日本語の発音の「フォーム」はどうやって身につけたのでしょうか?
赤ちゃんの頃から、何度も聞いてそれを真似して練習することで口の筋肉が日本語の発音用に鍛えられてきたんですね。
ということは、子どものころから英語の音を聞かせて真似していると、日本語と同じように英語を発音する筋肉が鍛えられるということです。
小さいうちから英語に触れさすのなら、有名なディズニーの英語システムもオススメです。
まとめ
さて、今回は日本人が英語の発音がどうして日本語っぽくなるのかについて紹介しました。
英語の発音ができるようになるには、とにかく練習するしかないです。
逆を言えば、練習すれば誰にでもできるようになるってこと。だって、才能とかは関係なく、筋肉が慣れるという物理的な成長でできるようになりますから!
英語の発音に慣れる第一歩として、フォニックスアルファベットを練習するのもオススメですよ。