アメリカの長さの単位「インチ」「フィート」「ヤード」「マイル」の一貫性のなさよ…

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タカコ

こんにちは、アメリカ在住ライターのタカコです。

前回、アメリカで一般的に使われている単位の中から、重さを表すポンドとオンスについて書きました。今回は、長さ(距離)の単位について書きたいと思います。

一般的に使われる長さ(距離)の単位とは?

長さ(距離)を表す単位として使われているのは、小さい順に……

  • インチ(inch)
  • フィート(feet)
  • ヤード(yard)
  • マイル(mile)

です。

これらも日本では一般的ではないので、言葉自体を聞いたことはあってもどれくらいの長さ(距離)なのか、具体的にわかる人は少ないですよね。

アメリカに来てから使っているメジャー(巻尺)があるのですが、けっこういろんな数字が書かれていて、初めて見た時は、どの数字を見ればいいのか迷いました。

アメリカのメジャー
アメリカのメジャー

上の段がインチとフィート、下の段がセンチメートルです。

インチとフィートの関係は?

では、1インチってどのくらいの長さなんでしょうね。

1インチ = 2.54センチメートル

……ということです。

1インチの長さがわかったところで、お次はインチとフィートの長さの関係です。

1フィート = 12インチ(30.48センチメートル)

出ました。1フィートは10インチではなく、12インチ!

重さの「ポンド」が「16オンス」だったのと同じで、ここでもなぜか「12」が基準になっています。

なんで12なのかは疑問なのですが、1ダースも12個単位ですし、ほかにも12が基準になるものもいくつかあるので、「1ポンド = 16オンス」よりは、なんとなく気持ちに整理がつきます。

でも、12だったり16だったり一貫性はないので、なかなかおぼえられませんね……。困った困った。

やっぱり10や100、1000など、10の倍数を基準に上の単位に表せる方がわかりやすいし、頭の中もすっきりすると思うのですが……。

メジャーにある「1-1」はなに?

さっき出したメジャーをよく見てみると、13インチのところには「1-1」と書かれています。これはいったい??

アメリカのメジャー
アメリカのメジャー

この「1-1」というのは、1フィート1インチという意味です。

なので、14インチのところにある1-2は1フィート2インチということですね。

アメリカでは、家の広さとかはスクエアフィートです。1フィートを一辺とする正方形の面積で、日本だと坪数や平方メートルで表しますね。

あ、余談ですが、メジャーは英語で「a measuring tape」というようです。つまり私達が使う「メジャー」という言葉は和製英語です。

話がそれたついでに、計量カップは、「a measuring cup」といいます。せっかくなので、この機会に頭の隅っこにおいておきましょう!

フィートとヤードの関係は?

話は戻って、フィートとヤードの長さの関係について。 こちらは……

1ヤード = 3フィート(0.9144メートル)

……です。

やっぱり数字に一貫性がありませんね。しかも「 3 」って…ちっちゃ!!

私のメジャーには、なぜかヤードの表記がありませんでした。メジャーの外側(表面)にも、「12ft(=測れる長さ)」が書かれているのですが、「4ヤード」とも書かれていません。

「ヤードという単位をあまり使わないのかな?」と思うかもしれませんが、お店で布地などを切り売りしてもらう時は、ヤードで注文します。

このことについては、また下の方で詳しく書いています。手芸をする人にはピンとくると思いますが、綿の布地で「90センチ幅」というのがありますが、これを「ヤード幅」ということもあるそうです。

ヤードとマイルの関係は?

ヤードまで来ましたが、最後に一番有名かもしれない単位の「マイル」についてです。

1マイル = 1,760ヤード(1609.344メートル)

これまた……(笑)。

なんだか急にすごく大きな数字が出てきましたが、1,760って……。やっぱり中途半端な数字です。

メートルに換算すると、1マイル1609.344メートルです。

どれくらいの長さ(距離)なのか想像がつくように換算していますが、あまりにすっきりしない数字なのでイライラしてしまいます(笑)。

アメリカでは、道案内の標識も、距離はマイル表示です。高速道路を運転していると、「出口まで1/2」とか、1とか2とか書かれています(やっぱり1/2を0.5とは書かないんですね)。

時速もマイルで表示

車の速度なども、「時速○マイル」と、マイルを使って表します。

アメリカは道が広いし、街中以外はほとんど歩行者がいないので、車のスピードは速いです。

私の近所では、高速道路でもなく普通の道ですが、制限速度は40マイルです(混みあっている街中や住宅地だともっと遅くなります)。

数字の「40」だけを見ると、つい日本の感覚で「40キロ」と思ってしまうのですが、これ、換算すると時速60キロを超えているんです。これが制限速度なので、中にはもっと速く走らせる人もいます。

高速道路の制限速度になると、60マイルとか70マイルとかになります。私はあまり車の運転が好きな方ではないので、60マイルを超えると、ちょっとドキドキします。時速100キロ近くですからね。

でも、周りの車も同じくらいか、もっと速く走るので、あまり速く感じません。メーターを見て「え!?」と驚くこともあります。

アメリカの道は広いし、くねくねしていないので、ついスピードが出てしまうんでしょうね。

お店で切り売りの注文をする時は

アメリカでは、手芸をする人が多いので、布地などを切り売りするお店が多くあります。

単位は「ヤード」や「フィート」で注文します。 気をつけたいのは「フィート」です。

単位は「フィート」といいますが、単数は「foot」で複数形が「feet」です。なので、1より小さい時は、「フィート」ではなく「フット」と言います。

  • a half foot
  • 1(one) foot
  • one and a half feet
  • 2(two) feet

つい単位に合わせて、「ワンフィート」と言いたくなりますが、違うんですね。友人がそう注文して、「オーケー、ワンフットね」と言われたそうです。

そう言われて「あぁ、そうだった! 単数はフットだった!!」と気づいたそう。

間違って使っても、こんな感じで通じますが「これぞ外国人!」的な間違いなので、こういうところをスマートにこなせるようになると、かっこよくていいですね。

いかがでしょうか? やっぱり日本人の持つ「10の倍数で上の単位に表せることができる」という感覚は、全く通用しません。

今回紹介した単位はかなりややこしかったのでもう一度チェックしましょう。

  • 1フィート = 12インチ
  • 1ヤード = 3フィート
  • 1マイル = 1,760ヤード

規則に全く一貫性もありませんでした。

日本人にとっては「ややこしすぎる」と感じでしまうことがわかっていただけたかと思います。

車の運転免許を取る勉強も「○○フィート空けて駐車しないといけない」とかなので、自分の思う距離をフィートに換算するだけで、頭が混乱したことを覚えています。

まぁ、免許を取ってしまえば、もう二度とお世話になることはないんですけどね……。

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ABOUTこの記事をかいた人

タカコ

日本語教師養成講座修了。英語が苦手だったにもかかわらず、夫となるアメリカ人との結婚を機に渡米。現在は一児の母として英語に囲まれた環境の中で英語を習得中。日本語教育に携わった経験から言語を深く掘り下げる探究心がすさまじく、身近な英語の知識を初心者にもわかりやすく書くよう心掛けている。