大統領の就任演説を「英語に自信のない方」にこそおすすめしたい理由

タカコ

執筆者

WEBライター。2013年にアメリカに渡る。現在はアメリカ人の夫と子ども2人でテキサスに在住。

2017年1月20日、アメリカではドナルド・トランプ氏が新大統領に就任しました。

過激な物言いで知られる、この新大統領。大統領選挙に立候補したときから、アメリカ国内でも数々の波紋を呼んでいます。

同盟国である日本も、今後何らかの影響がある可能性が高く、日本でも注目されている方も多いのではないでしょうか。

私も、アメリカに住む身として、これからの動向が気になります。

今回の就任式での演説を英語に自信のない方こそおすすめしたいと感じたので、そのことについて書きたいと思います。

大統領就任式は一大イベント

大統領就任式は、英語で「Inauguration」といいます。

この日は、国にとっては歴史的な日で、テレビでもインターネットでも就任式の中継がありました。

私にとって、今回がアメリカで見る初めての大統領就任式だったので、どんなものなのかひそかに楽しみにしていました。

実際は、娘の世話に追われ、テレビ中継を見続けることができなかったのですが(泣)。

当日、ワシントンD.C.のアメリカ合衆国議会議事堂前で、新大統領の「職務を誠実に遂行する」という宣誓と、就任演説がありました。

英語に自信のない人こそ、就任演説を聞いてみよう

娘の相手をしながら、宣誓と就任演説のテレビ中継を見ていて、ある理由から、

英語に自信のない人が聞くといいのでは?

……と思いました。

政治的なことだから、(話していることなんて)わかるはずない!!……と思うかもしれません。

たしかにわからない語彙はたくさんありますが、それでもいいんです。

大事なのは、それでも聞いてみて、自分のわかる言葉を聞き取ることですから。

就任演説は、国民に向けての決意表明でもあるメッセージですから、普通に話すよりもかなりゆっくりですし、言葉も難しいものばかりではありません

ここが、英語のレベルがあまり高くない、自信がない、という方におすすめできるポイントです。

就任演説を読み解くポイント

前述しましたが、就任演説は、国民に向けての決意表明です。

だいたいどんなことを言うのか、見当がつきませんか?

日本は大統領制ではありませんが、もし政治家が一国のリーダーとして演説するとしたら……

これからの意気込み、国の抱える問題点と自分の掲げる公約を絡めて話しますよね。大統領の就任演説も、だいたいそんな感じです。

そういうのを予測して聞いていると、聞き取れる言葉が少しでもあると思います。

文章でわからなくても、単語単位でも聞き取れれば、「あ、今『each other』って聞き取れた! やった!!」と思うことができます

「やった!!」と思ったら、素直に自分で自分の英語をほめましょう。「私って、すごい!!!」と。

本当に自信のない方なら、「聞き取れなくて当たり前」くらいの気持ちで、ハードルを下げてみるのもいいかもしれません。

というわけでこちらから聞いてみてください。

※ 2時間21分ぐらいから始まります。

まとめ

大統領の就任演説、政治的なことなので、言葉が難しそうと敬遠してしまいそうです。

でも英語に自信のない方にこそ、ぜひ一度トライしてください!

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タカコ
アメリカ人の夫との結婚を機に渡米。現在は二児の母として英語に囲まれた環境の中で生活。日本語教育に携わっていたため言語への視点が鋭く、元・英会話教師の夫とのやりとりから生まれる記事が秀逸。
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