学校で習った英語の呪縛? 教科書にない表現もちゃんと通じるよ

タカコ

執筆者

WEBライター。2013年にアメリカに渡る。現在はアメリカ人の夫と子ども2人でテキサスに在住。

私は学校での英語は全然好きになれなかった人でしたが、社会人になって「もう一度英語を勉強してみたい」と思うようになりました。

今回はそう思うようになったきっかけについてお話しします。

ツアーに対してあった「何か違う感」

子供のころ、家にあったいろいろな国の暮らしの様子や建物などの写真が出ている本を見るのが大好きでした。

今とは情報量が全然違いますし、海外旅行にも簡単に行けるとは思わなかった時代ですが、その頃から海外に対する好奇心は強かったです。

社会人になって、何度か海外の観光地を見て回るツアーに参加しました。

初めの頃はそれでよかったのですが、そのうちに「日本語しかしゃべっていないし、観光地しか見ていない」と気づいて、次の旅行は、ニュージーランドでの1週間のファームステイにしました。

初めての海外一人旅でした。思い返せば、ほとんど英語で会話した経験もないのによく行ったと思うのですが、学校での英語は嫌いでも、「中学・高校で6年も習ったんだし、なんとかなる!」と思い込んでいたのだと思います。

実際は、学校の英語で鍛えられたガチガチの石頭+辞書でコミュニケーションをとるのはなかなか難しかったのですが、わかったことが2つあります。

「学校で習った英語」を使わなくても通じる

1つめは、コミュニケーションにおいて、自分が「わかってほしい」という気持ちと、相手のわかろうとしてくれる気持ちがあれば、「なんとかなる」ことが多いということと。

2つめは、学校で習った英語を使わなくても通じるとわかったことです。

前者は言葉の通りなので、後者のことをもう少し書きます。「そんなのあたりまえ!」と思う方も多いと思いますが、この私の石頭ではわかりませんでした。

学校で習ったことがすべて、と本当に信じていたんです。 たとえば、名前を自分で言うのにしても、学校では「My name is Takako.」と習いました。でも、実際のカジュアルな会話では「I'm Takako.」と言うことが圧倒的に多いです。

それを知った時はたまげました。「え? 本当に通じるの?」と本気で疑ったくらいです。

You like apples?

ほかの例で言うと「Do you like apples?」と習いましたが、「You like apples?」で、肯定文の語尾を上げて質問風に言えば通じるんですよね。

カジュアルな形なので、時と場合によっては失礼に聞こえたりもするのですが、通じます。日本語で「りんごは好きですか」と「りんごは好き?」と言うのと同じです。

後者は正式な質問の形ではありませんが、言っていることはわかりますよね。「時と場合によって失礼に聞こえる」という感覚もわかると思います。

それを知った時もたまげました。「え? それでいいの?」と。 教科書以外の英語が通じるとわかった時、私の英語に対する嫌悪感がずっと軽くなったのを今でも鮮明におぼえています。

そして、「もう一度英語を勉強してみたい」と思うようになり、次の年には仕事を辞めて短期の語学留学をしたんです!

まとめ

仕事や学校で使うのではなく、ただコミュニケーションとしての英語を勉強したいと思っている方で、「文法とかよくわからないし……」と二の足を踏んでいる石頭の方、その時間がもったいないです。

持っているもの(知識)が少なくても、気持ちを持ってそのすべてを駆使すれば、自分が思っているよりも伝わります。

それに、その伝わった時の爽快感は最高で、病み付きになります。

案ずるより産むが易し、自分からハードルを上げることはやめましょう。肩の力を抜いてみてください。きっと「え? そんなことでいいの?」と気づくことが多いはずなので。

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タカコ
アメリカ人の夫との結婚を機に渡米。現在は二児の母として英語に囲まれた環境の中で生活。日本語教育に携わっていたため言語への視点が鋭く、元・英会話教師の夫とのやりとりから生まれる記事が秀逸。
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