英語圏の人と話すときに気をつけなければいけないことがあります。
それは、ちゃんと相手の目を見て話すということです。
今回は英語圏の人と話すときは、相手の目を見て話すという「アイコンタクト」を使ったコミュニケーションスタイルが重要だよというお話です。
日本人は「相手の目を見ない」というコミュニケーションスタイル
海外で暮らしていて日本に帰ってきたときに、いろいろとコミュニケーションスタイルの違いに気づきます。
その中でも大きな違いが話をするときにどこを見て話すかです。
恋人や家族のように親しい相手だと目を見て話すと思いますが、そうじゃない相手の場合は目を直接見て話をしないことが多いですよね?
とくに、親しくない人や上司、目上の人と話すときなんか。
目を見て話していると、日本では「生意気」と取られることもありますから……。

日本語には「ガンを飛ばす」という言葉もあるぐらいですからね。
英語圏では相手の目を見て話す
これって、日本にいると当たり前すぎるコミュニケーションスタイルですが、英語圏では相手の目を見て話すのがマナーです。
もし、目をそらして話をしていると、相手にこんなふうに勘違いされるかもしれません。
目をそらして話すと…
- 話をしたくないから会話を早く終わらせたいと思っている
- 何か隠しごとをしている
- ウソをついている
- 今話している話題に興味がない
- 自分のことを嫌っている
- この人は無礼な人だ
「いや……そんなつもりないんだけど」と言いたくなりますよね……。
わたしも初めてアメリカに行ったときは、相手の目を見て話すなんて恥ずかしかったです。慣れてませんから。
日本だと、目をそらすことで「相手を威圧させない」のような配慮があるのですが、英語圏では逆効果になります。
「日本では目をそらして話すことが良いこと」だとしても、海外に行って英語圏の人(……だけではありませんが)と話をするときに嫌な気持ちにさせるのならやるべきではないですよね。
相手の目を見て話すのは相手を思いやる配慮
では、英語圏で相手の目を見て話すことは、どんなふうに受け取られるのでしょうか?
「この人はちゃんと私の話を聞いている」というふうに受け取られます。
相手にとっての敬意でもあり、マナーでもあるんです。相手が気持ちよく話せるようになる配慮と言えます。
なので、ムリしてでも慣れるのをオススメします。
英語だと、相手と目を合わすことを「アイコンタクト(eye contact)」という言葉で表現するほど好意的にとらえられていますので。

個人的には目を合わせて話すほうが心地よくなりましたよ♪
アイコンタクトも「コミュニケーション」の1つ
「いや……相手の目を見て話すなんてできない!」という方もいると思いますが、ポジティブにこう考えてみてはどうでしょうか?

英語が下手でも、ただ相手の目を見て話をするだけで「ちゃんと話を聞いている」と伝わるなら利用しない手はない!!
どんなに流暢に相手の話に相槌や返事をしても、目をそらしていたのでは「ちゃんと聞いている」とは伝わらないんです!
逆に英語がたどたどしくても、ちゃんと目を見て話しているだけでも「話を聞いています」という意思表示になるんです!
ぜひ、この「アイコンタクト」のスキルを身につけて、英語でのコミュニケーションを円滑にしましょう♪
まとめ
言語学では「言葉を使わないコミュニケーション」のことを「Non-Verbal Communication(ノンバーバル・コミュニケーション: 非言語コミュニケーション)」と呼びます。
今回紹介した、相手の目を見て話す「アイコンタクト」をとることで「私は話を聞いているよ!」と伝えるのもその1つですね。
ノンバーバル・コミュニケーションは言語と同じで、国や文化によって全く異なります。
その国に合ったコミュニケーションスタイルを身につけるのは、その国に溶け込むためにも有効なので、初めは違和感があっても頑張ってトライしましょう。