今回は、日本人にとって、アメリカのややこしいと感じてしまう単位「量(液量)」についてです。
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- 重さの単位「ポンド」「オンス」
- 温度の単位「摂氏(Celsius)」「華氏(Fahrenheit)」
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量を表す単位「ガロン」って?
アメリカでよく使われている量の単位は、ガロンです。
アメリカでのガロン(gallon)は、約3.785リットル(以下「L」と表記します)です。
ガロンとは?
ガロン(アメリカ) = 約3.785リットル
約4Lですね。
イギリスでもガロンという単位を使うようですが、量が違うそうです。ややこしい……。
量を表す「オンス」
さらに、小さい単位でオンス(ounce)というのもあります。
このオンスは「fl oz」と表記して、重さのオンス「oz」と区別がつくようになっています。
ちなみに「fl」は「fluid(液体・流体)」の略。
オンスとは?
1オンス = 1/128ガロン(約30ミリリットル)
オンスはガロンの1/128で約30ミリリットルですが、栄養表示に使用する時は30ミリリットル(=ml)と定められているようです。
8オンスで1カップ(アメリカサイズ=約240ミリリットル)です。
日本人になじみのあるリットルやミリリットルに換算すると、きれいな数字にならないのはもう慣れてしまいましたが、オンスがガロンの1/128という、「128」という数字にも、やっぱりしっくりきません。
128って……どこからきたんでしょうね?
10や100、1000などの10の倍数に慣れている日本人には、「中途半端やなぁ」と思ってしまいます。
日常でもよく使われるガロン
そんな単位の「ガロン」ですが、日常的によく使う単位なので、なじみがあります。
たとえば、ガソリン。ガソリンスタンドに表示されている値段は、1ガロン単位の値段です。
アメリカのガソリンは、日本に比べて安いです。原油を輸入する一方で、自分の国でも産出しているのだそうです。
今年の1~2月、ガソリンの値段が急落した時がありましたが、私の住んでいる町で、1ガロン1.3ドルくらいまで下がりました。約4リットルの値段なので、日本に比べてとても安いのがわかると思います。
スーパーで売っている牛乳やミネラルウォーターも、1ガロン入ったボトルで売られていますよー(小さいのもあります)。
「オンス」はめったに使わない
オンスは、実は私にはあまりなじみがありませんでした。
ですが、娘に粉ミルクを作っていたとき、哺乳瓶に入れる水量の単位が「オンス」だったので、少しお世話になったぐらいでして。
覚えておくと便利
8オンス = 1カップ(アメリカサイズ)
……ということだけ覚えておけば、何かの役に立つかもしれません。
ですが、私の場合、過去3年間のうちに「オンス」を使ったのは粉ミルクを作ったときだけです。
つまり、「オンス」はほとんど使われていない単位です。
ちなみに、アメリカの計量カップと計量スプーンの「謎」も参考になります。
まとめ
今回は液量のガロンとオンスについて書きましたが、やっぱり日本人にはなじみのない単位でした。
ただ、ガロンについては、1ガロンが約4リットルということで、クォーターガロン(1/4ガロン)が日本でおなじみの1リットルに近く、なんとなく量の想像はついたと思います。
このブログではアメリカで一般的に使われている、重さ・長さ・液量の単位の紹介をしてきましたが、大さじと小さじの量以外、日本と同じ単位はありませんでした。
これはおぼえるのが大変ですね……。また、日本の法則(10、100、1000のような10の倍数単位で上の単位を表せる)に慣れていると、本当にややこしいです。