今回は、『聞いて覚える英単語キクタンTOEIC(R)TEST SCORE 990』という本をご紹介します。
目次
『聞いて覚える英単語キクタンTOEIC』とは?
『聞いて覚える英単語キクタンTOEIC』は、TOEIC対策ができる単語帳です。
私が購入したのは『聞いて覚える英単語キクタンTOEIC(R)TEST SCORE 990』でした。
私は電子書籍が好きなのでAmazonの「Kindle」で購入しました。
『聞いて覚える英単語キクタンTOEIC』の特徴
ではまずは「キクタン TOEIC」の特徴をまとめてみます。
「キクタン TOEIC」の特徴
ちなみに「キクタン」はアルクという出版社が出しています。
TOEIC以外にも大学受験対策、英会話、なんなら中国語やインドネシア語バージョンもあり、バリエーション豊か。
シリーズで300万部を突破しているのだとか! ものすごい実績ですね。
関係ないのですが、アルクさんは語学一筋40年だとか。上では呼び捨てしてしまいましたが、普段は「さん」づけで呼んでます。
「キクタン TOEIC」を選んだ理由
前回、TOEIC模試を受けた際、正答率は90%以上だったのですが、「わからない単語の推測に時間がかかっている」と思い、ちゃんと英単語を覚えようと決意しました。
そして、こんな条件で本を検索。
調べた条件
- 私は海外在住なので「Kindle版」
- Kindleの読み放題を契約しているので、できれば「読み放題対象」
当初は、「Kindle Unlimited(読み放題)」対象の『改訂版キクタン』でもいいかなあ、と思ったのですが、やはりTOEICに特化しているもので学習したほうが効果的だろうと思い直しました。
その結果、有料の『聞いて覚える英単語キクタンTOEIC(R)Test Score 990』を購入することを決意。
これが大正解でした。
「キクタン TOEIC」の構成
では、具体的に「キクタン」の構成について紹介します。
1回あたり16語。これが70回分あり、70日かけて覚える前提で作られています。
キクタン TOEICの構成
16語 × 70回 = 1,120語
全部で1,000語強の単語が収録されているということですね。
本には単語とその意味はもちろん、フレーズや例文もあり。
肝心の音声の方は、ノリノリの音楽とともに、たとえばこんな音声が流れてきます。
流れてくる音声の例
brochure パンフレット brochure
ここに工夫がありまして、こんな順番に音声で発音されるんです。
音声の順番
- アメリカ英語で発音
- 日本語
- イギリス英語の発音
カタカナ書きすると、こんな感じ。
カタカナ書きしたら
ブローシュア パンフレット ブローシャ
当初は何も知らずに聞いていたので、「2回目の発音、やる気なさげやな」とか思っていたのですが、とんでもない勘違いでした……。
さらに、各単語の例文についても音声があります。毎日16個単語があるので、例文も16。この例文も発音にこだわっています。
例文の発音
また、単語だけではなく、最後の9回分はイディオムを取り扱っています。
発音と言い、イディオムと言い、「できるだけ多くのことを学んでほしい」というアルクさんの思いが体現されている気がします。
「キクタンTOEIC」を使った学習方法
では、そんなキクタンを使ってどのように学習したかについて紹介します。
スマホアプリ「ALCO」で音声を聞きまくる
基本的に「ながら学習」でした。「ALCO」というアプリをダウンロードすればスマホで音声が聞けるのです!
まずは、「ALCO」というアプリをダウンロードし、そのアプリからキクタンの音声もダウンロード。
すると、(当然ですが)スマホで音声が聞けるのです! 音声というのは、さっきの「brochure パンフレット brochure」とか、例文の音声ですね。
車に乗っている間とか、家事をしながらとか、何ならトイレに座ってる間も音声を流し続けました。
わからない単語が出てきた時点で、本を開いてスペリングなどを確認。
そのせいか、無理なく続けられました。それも、毎日ですよ!
「ながら学習」とはいえ、自分でもびっくりです。ここまでがんばらないで毎日続けられたことは、ほぼありません。
ちなみにこの音声、Voicyというサイトでちょっとだけ聞くことができます。百聞は一見にしかず、とも言いますので、一度お試しください。
覚えられない単語はKindleの「単語帳」機能で!
そして、覚えられない単語はどうしたかというと……。
Kindleの機能である「単語帳」を使いました。
長押しして、単語を反転させると……
自動的に単語帳に登録されるんです!
便利すぎる……。
1つだけならまだしも、1,000個以上もある単語のうち、「どれを覚えてて、どれを覚えてないか」を確認するのにパラパラめくってたら大変です(電子書籍ならなおさら)。
登録した単語をたまに見返して復習しました。
好みもあると思いますが、個人的には紙の本よりも効率いいんじゃないかと思います。残念ながら、この機能はKindleアプリにはなく、Kindle端末でのみ使えるようです。
キクタンの効果
こうやって学習を進めていくと、模試を受けたときに意味がわからなかった単語もバンバン出てきました。
これは運命の出会い、というより必然の出会い。よく出る単語を選んでいるだけのことはあります。
実は読み放題対象の『改訂版キクタン』も試してみたのですが、この「必然の出会い」はほぼなかったんじゃないかと思います。まあ、そんなに長い間試したわけではなかったんですが。
また、オンライン英会話でもちょくちょく使える単語が増えて、成長を実感できました。
TOEIC模試のスコアもアップ! しかし……
そんなわけで、一通り単語を覚えてから市販の模試を受けてみました。
問題を解き、即採点したところ、見事に(ちょっとですが)正答率アップを達成しました!
2017年2月 | 2018年2月 | 今回(2018年3月) | |
---|---|---|---|
Part1 | 5/6 | 6/6 | 6/6 |
Part2 | 25/25 | 25/25 | 24/25 |
Part3 | 37/39 | 35/39 | 36/39 |
Part4 | 29/30 | 29/30 | 28/30 |
Listening | 96/100 | 95/100 | 94/100 |
Part5 | 27/30 | 27/30 | 29/30 |
Part6 | 12/16 | 14/16 | 15/16 |
Part7 | 45/54 | 48/54 | 53/54 |
Reading | 84/100 | 89/100 | 97/100 |
計 | 180/200 | 184/200 | 191/200 |
全問正解とはいきませんでしたが、前回よりも点数が上がったのが何より。特にPart7は1問間違えただけで、前回とは雲泥の差です。
スコアが出せた
ちなみにもうひとつの模試では、なんと990点満点のスコアが出せるようになっていました。
そんなわけで、今まで受けた試験のスコアをまとめてみます。
2017年2月 | 2018年2月 | 2018年3月 | |
---|---|---|---|
Listening | 485 | 475 | 465 |
Reading | 445 | 475 | 495 |
計 | 930 | 950 | 960 |
順調に伸びてきてます! 今回、Readingは、なんと満点。4問間違えていたのですが、TOEICは答えを間違えても減点されないので、こんなことが起こるんですね。
もちろん模試なのですが、計算方法を監修されたのは、東京外国語大学大学院の教授の先生なんだとか! 信頼性、ハンパないです。
まとめ
今回は『聞いて覚える英単語キクタンTOEIC(R)Test Score 990』をご紹介しました。
ながら学習で自分でも驚くぐらい継続できて、大満足です。
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