[書評]『TOEIC L&Rテストは「出題者の意図」がわかると1カ月で180点伸びる!』

ヨス

こんにちは! 発音マニアのヨスです。

英語の資格といえば日本では「TOEIC(トーイック)」が有名ですよね。

そんなTOEICの点数ですが、じっさいに伸びていますか?

じつは、英語力がアップしていても、ネイティブスピーカーと普通に話ができていても点数が伸びない人もいます

それはなぜでしょうか? TOEICで点数を取るコツがわかっていないからです。

そんな人にオススメの書籍『TOEIC L&Rテストは「出題者の意図」がわかると1カ月で180点伸びる!』を読んだので、感想をまとめます。

結論から言うと反則レベルのすごい本で、「点数が伸びないわけがない」と感じました。

筆者のモモセ直子先生とは?

著者のモモセ直子先生ですが、バンクーバー(カナダ)在住の英語の先生です。

しかも、ただの英語の先生ではありません。TOEICに特化した英語の先生として有名で2冊の著書があります。

モモセ直子先生
モモセ直子先生

13年間もの間「TOEIC専門校(バンクーバー)」でTOEICの対策を教えていて、カナダに渡る前は日本で12年間英語の先生をしていました。

完全に英語の先生としてエキスパートですね。

そんなモモセ先生ですが、じつはわたしの言語オタク仲間でもあります。

英語、言語に対する情熱がすごくて、お会いすると言語についての話が止まりません(笑)。

『TOEIC L&Rテストは「出題者の意図」がわかると1カ月で180点伸びる!』について

では今回紹介する、モモセ先生の新著『TOEIC L&Rテストは「出題者の意図」がわかると1カ月で180点伸びる!』について紹介しましょう。

『TOEIC L&Rテストは「出題者の意図」がわかると1カ月で180点伸びる!』
『TOEIC L&Rテストは「出題者の意図」がわかると1カ月で180点伸びる!』

実際のところ、「モモセ先生の本だから」という気持ちで購入したのですが、内容がスゴすぎてビックリしました。

本書では、具体的にTOEICの問題が載っているんですよ。その解き方をフツーに教えていると思うじゃないですか?

それが違うんです。

完全に「出題者側」の思考で解説されています。

出題者側の視点とは?

  • なぜこの問題が出されているのか?
  • 出題者はこの問題で「何の理解度」をはかっているのか?
  • なぜ選択肢にこの単語を入れているのか?

こんなことにフォーカスしつくした書籍です。

モモセ先生はTOEICをパズルを解くかのように分析し、その解き方を生徒さんに教え、TOEICの点数を1か月で180点も伸ばせるそうです。

『TOEIC L&Rテストは「出題者の意図」がわかると1カ月で180点伸びる!』で書かれている一例

たとえば、一番最初の項目にある問題はこちらです。

Ms. Wilson's ------- idea about a new curriculum resulted in her nomination for the award.

(A) progress
(B) progressing
(C) progression
(D) progressive

4つの単語のなかから空欄に入る語を選ぶ問題ですね。

テストに慣れていないわたしは素直に問題を読んで、答えの選択肢を1つ1つ見ていました

これではTOEICという試験では時間が足りなくなるのです(笑)。

モモセ先生はこの問題の場合は20秒以内に答えなければならないと言っています。

ヨス

そんなことできるの?

……と思いますよね。それが出題者の意図をくみとれば可能なのです。

まず確認するのは回答の4つの語です。すべて「同じ言葉」の接尾辞が違うだけなので、つまりどの品詞を選ぶべきか……という問題です。

そして空欄の前を見ましょう。「Ms. Wilson's」が所有を表す表現であるため、後ろは必ず名詞になります。

でも早とちりして「progression」を選ばずに、後ろの語を確認します。後ろには「idea」という名詞が来ていますよね?

そして、ここで出題者の意図がわかるのです。

この問題は「名詞に前に置いてもいい品詞がなにか知っていますか?」が問われているということ!

ちなみに、答えは形容詞です。

さらにはそれぞれの答えが、なにをひっかけようとしているのかも書かれています。

たとえば「progressing」は、「Wilson's」の「's」を「is」の省略だと勘違いさせるためだとか。

ヨス

出題者の意図がわかればそれに合ったものを選ぶだけですね!

ただし、上の例にある4つの選択肢が、それぞれ「なんの品詞か?」はわかるようにしておく必要があります。語源を覚えるのがオススメですよ。

言語はルールのもとに成り立っている

この考え方は人によっては「邪道」のように映るかもしれません。

なぜなら、マスターすれば確実に点数が上がるからです。

ただ、先ほどの例を見ても「名詞の前は必ず形容詞である」というルールを知っていれば、英語を書くときでも話すときでも役に立つことは想像できます。

モモセ先生はとくに文法の基礎(ルール)の大切さをいつも言っていますが、それはルールを知れば言語はマスターできるからです。

そして、TOEICは資格だということも忘れてはいけません。

求められる得点を取得するのがゴールですよね? そのゴールをもっとも近くしてくれるのが、TOEICについて研究しつくされた本書なのです。

というわけで、『TOEIC L&Rテストは「出題者の意図」がわかると1カ月で180点伸びる!』を紹介しました。

ここまでTOEICの出題側の思考で書かれた書籍はないと思います。

まさに書籍のタイトルのとおりの内容ですので、TOEICでぜったいにスコアを伸ばしたい、伸ばせないと困る人は必見ですよ!

最後に

オオカミ

なんか、この記事すごく気に入ったんだけどほかにオススメある?

ウサギ

だったら、「英語勉強法のカテゴリ」を要チェックだね♪

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執筆者: ヨス
アメリカ留学で言語に興味を持ち日本語教師に。その後、自分が「音声学」に猛烈に惹かれることに気づく。一般的には学ばない「日本語の音声」を学ぶことで英語の発音を習得し、独自の英語の発音習得メソッドを持つ。「ヨッセンス」という月間に100万回以上読まれている人気ブログも運営するプロブロガー。>>ヨスについて詳しくはこちら

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