英語で土曜日は「Saturday」

サッシ

執筆者

WEBライター。旅をしながらブログを書いて生活。塾で英語を約20年教えた経験あり。早稲田大学 教育学部卒業。→ サッシについてはこちら

英語で「土曜日」は「Saturday(サタデイ)」です。

その由来は「サタン」という言葉なんですが、サタンと言っても「悪魔」とは全く関係がないって知っていましたか?

今回は英語で「土曜日」の由来・語源から日本との文化的な違いまで、分かりやすく紹介します!

英語の「土曜日」のスペル・略(省略形)

まず、英語の「土曜日」のスペル・略(省略形)から見てみましょう。

英語の「土曜日」のスペルは「Saturday」です。

「土曜の」を表す「Satur」に「日付」の意味の「day」がくっ付いて、「Saturday」ですね。

短く略して表すときは「Sat.」という省略形になります。

サッシ

省略するときは、他の曜日と同じく、最後に「.(ピリオド)」を付けるのを忘れないでくださいね。

「土曜日(Saturday)の発音・読み方

次に、英語の「土曜日(Saturday)」の発音・読み方です。

「土曜日(Saturday)」は、発音記号では「sˈæṭɚdèɪ」と表します。

読み方は、カタカナで表記すれば「サタデイ」になりますが、発音は「サラデイ」に近いですね。

「Saturday」の「 t 」が母音に挟まれているため、発音が「ら行」のようになります。

参考: 「Flap T(フラップT)」とは?「Shut up」が「シャラップ」に聞こえる理由

ちなみに僕は子どもの頃に先生に「土曜日(Saturday)」を習ったときに、以下のようなゴロ合わせで教えてもらいましたよ。

「一週間はもう去ったでい」

土曜日が週末という意味をうまく使った、覚えやすいゴロ合わせですよねー。

金曜(Friday)」の「金魚の天ぷら、フライでい」と並んでお気に入りのゴロ合わせです(笑)

「土曜日(Saturday)の由来・語源

では、英語の「土曜日(Saturday)」の由来・語源も紹介しますね。

「土曜日(Saturday)」という言葉は、ローマ神話における農耕の神「サターン(Saturn)」が由来です。

「サターン(Saturn)」は、別名「サトゥルヌス(Sāturnus)」とも言いますよ。

農耕の神様に「サターン(Saturn)」に捧げた日なので「day of Saturn(サターンの日)」と呼ばれ始め、そこから「Saturn's day」、つまり現在の「Saturday」に変形していったわけですね。

ちなみに、「サターン」と言っても「悪魔」の意味ではないですよ! 真逆の「農耕の神」です(笑)。さらには「土星」という意味もあります。

土星 = Saturn
土星 = Saturn

「悪魔(魔王)のサターン(サタン)」のスペルは「Satan」で、読み方は「セイタン(séɪtn)」なのでご注意を。以下にまとめます。

2つの「サターン」はべつの単語
土星・農耕の神 Saturn
悪魔 Satan

混同しがちなので、気をつけてくださいね。

日本と英語圏の「土曜日」の違い

続いて、日本と英語圏の「土曜日」の違いにも触れておきますね。

結論から言ってしまえば……どちらも「土星」という意味です!

まず、日本では古代中国思想の「七曜」という考え方に基づいて、惑星の「土星」が土曜日に当てられています。

木曜日の「木星」や金曜日の「金星」も同じ発想なので、イメージしやすいですね。

では、英語圏ではどうでしょうか?

先ほど、英語の「土曜日(Saturday)」はローマ神話における農耕の神「サターン(Saturn)」が語源だと紹介しました。

英語で「土星」も「Saturn(サターン)」なんですが、実は農耕の神「サターン(Saturn)」から名付けられているんです!

サッシ

発想は違っても、日本でも英語圏でも「土星」にたどり着くって面白いですねー。

他には、文化の違いという面では、日本では1992年まで土曜日は通称「半ドン」と呼ばれ、公立学校の生徒は土曜日も午前中は授業がありました。

ちょうど私が小・中学生くらいのときに、毎週の土曜日だったのが「隔週の土曜日」に変わった記憶があります。

もちろん、英語圏では土曜日は完全にお休みです。

平日に5日も通ってるのだから、土日くらい学校から離れたいですよね(笑)

英語の「土曜日(Saturday)」に関わるフレーズ

最後に、英語の「土曜日(Saturday)」に関わるフレーズを紹介しますね。

金曜日の「花金」を表す「TGIF(Thank God It's Friday)」みたいな表現は無いのですが、「サタデー(Saturday)」で連想すると言えば、映画の『サタデー・ナイト・フィーバー(Saturday Night Fever)』が最も有名じゃないでしょうか。


出典: Amazon『サタデー・ナイト・フィーバー スペシャル・コレクターズ・エディション [Blu-ray]』

俳優ジョン・トラボルタ(John Travolta)がブレイクするきっかけとなった、1977年の青春映画です。

毎週土曜日の夜に「ディスコ(disco)」に踊りに行く青年のストーリーで、昔のアメリカの週末の夜の様子がよく伝わります。

アメリカでは土曜日になると、昼間はマーケット、夜はナイトクラブやパーティが頻繁に開催されます。

「パーティー」を「飲み会」とかに置き換えると日本と同じですね。

まとめ

では最後に「Saturday(土曜日)」についてまとめます。

「Saturday」のまとめ
スペル Saturday
省略 Sat.
発音 [ sˈæṭɚdèɪ ] カタカナ表記なら「サタデイ」
由来・語源・意味 ローマ神話の農耕の神様「サターン(Saturn)」。日本でも英語圏でも「土星」の象徴。
備考 「悪魔」の「サタン」とは別!(スペル「Satan」、読み方「セイタン(séɪtn)」)
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中村サッシ
サッシ
塾講師として英語・国語の指導を約20年してきた経験のある「英語の文法オタク」。早稲田大学 教育学部卒。小学生の時から英語を学んでいた経験もあり。「毎日が生まれたて」という月間に100万回以上読まれる人気ブログも運営。>>サッシについて詳しくはこちら
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