今回はオンライン英会話スクールのネイティブキャンプに登録する方法を紹介します。
実際に登録して、レッスンを受けるまでの流れを時系列で紹介しますね!
目次
Native Campに会員登録
Native Campは一週間もの間、無制限でレッスンが試せます。
これは太っ腹すぎる!
というわけで、早速会員登録をすべく、ネイティブキャンプのサイトにアクセスしてみました。
私が登録したときは「2月末まで」の1週間の無料トライアルと書いていました。たぶんいつもやっていると思いますが。
メールアドレス・パスワードを入力
1ステップ目はメールアドレスとパスワードの入力です。
ニックネーム・生年月日・性別の入力
そして、ニックネーム・生年月日・性別です。
特にニックネームのない人は名前で良いでしょう。
名前が「ヨシタケ」のように4文字ある場合は「ヨシ」みたいに2文字にした方が発音しやすいかもしれませんね。
なるほど。かんたん、かんたん。……と思いきや。
クレジットカード番号を入力する
あれっ?!
クレジットカード番号がいるの?
なんと、無料体験を始める前からクレジットカード番号が必要なようです。
しかも、何もしなければ自動的に本会員(有料会員)になるという仕組み。ちょっとやだなぁ。
なぜクレジット番号の入力が最初に必要かというと……
同じ人に何度も無料トライアルをさせるわけにもいかないので、クレジットカード情報が必要とのこと。
不正を防ぐための本人確認ということでしょう。
それはわかるけど、せめて
「自動継続」はやめてほしいなあ。
「会員登録」を放置しているとメールが来る
なんとなく会員登録を放置していると、こんなメールが。
うーん。1週間無料でレッスン受け放題はやっぱり魅力的なので、登録を進めることにしました。
アンケートに答えると、晴れて無料会員になることができました。
アプリをダウンロードして「サインイン」
次に、アプリをダウンロードして「サインイン」しましょう。
Native Campアプリをダウンロード
Native Campのアプリはこんなアイコンです。
アプリで会員登録もできるというのはかなり便利ですね!
Native Campアプリを開く
Native Campアプリを開くとこんな画面になります。
私はすでに会員登録手続きをしているので、サインインして始めるをタップします。
まだ会員登録ができてない方は上側の7日間無料トライアルを開始するをどうぞ。
Native Campにログイン
ではNative Campのアプリにログインしましょう。
最初に登録したメールアドレスと、パスワードを入力してくださいね。
カメラ・マイクを有効化する
ログインすると、
というボタンが。レッスンに使うので、2つとも「OK」を選びます。
通知は……個人的に好きではないので、私は遠慮しておきました。
通知があった方が便利というかたは「許可」で。
許可にすると、Native Campからのお知らせがアイコンに「 1 」のように数字で出てわかりやすくなるんだと思います。
SMS認証がある
次に、SMS認証というものがあります。
携帯番号に、4桁のコードがSMSで届くので、それをアプリに入力することで本人確認するとのことですが……。
クレジットカード番号を入力しているのでそれで十分では?
という気も。
もし、SMSが使えない場合は、電話(自動音声通話)での認証が可能とのことなので、ご安心を。
SMS認証が完了すると、いよいよレッスンを試すことができます。
冒頭にも少し書きましたが、Native Campのアプリで、会員登録からレッスンの予約、さらにレッスン受講まですべて対応しています!
他のオンライン英会話では、Skypeの登録が必要なところが多いのですがそれもいらないということですね。これは便利。
Native Campで講師検索
そんなわけで、レッスンを始めるにあたり、まずは先生を探すことに。
講師の検索条件を設定
Native Campでの検索条件は、下記の通りです。
※ TOEICや発音など、各コースで独自に定められた試験を通過した講師に授与されるそうです。コースバッジがある先生を選べば安心、ということですね。
それぞれ「指定なし」という選択肢もできますよ。
検索結果の並び替えもできる
また、下記の条件で、検索結果を並べ替えることもできます。
「予約なしでレッスンが受講可能」というのがNative Campの売りの一つなのですが、登録当日は時間がなかったため、けっきょく週末のレッスンを予約することになりました。すぐにやってみたかったのに残念。
日時で検索をかけると、レッスン回数がほぼ5000回、評価も5段階の4.89という先生がヒット!
ぜひお願いします!
先生の空き時間も一覧で見ることができます。
これはわかりやすいですね!
予約は「コイン」というポイントが必要
月に5,500円でレッスン受け放題の「ネイティブキャンプ」ですが、これはレッスンを予約せずにやる場合です。
レッスンをあらかじめ予約する場合は、「コイン」というポイントが200(240円相当)必要です。
予約したい場合は、追加料金が必要なんですねー。
覚えておきたいのが、iPhoneのアプリを使って、かつクレジットカード決済を選択しておくと、予約料金が1回240円 → 200円になること!
Apple Payなど、アプリ決済の場合は240円のままなので、クレジットで毎回支払うのがお得ですねー。
なお、お支払いは1か月分の予約料金を、月々支払う5,500円と合わせて……というふうになります。
ただ、無料トライアルの場合でも、はじめに1000コインが付与されているので、5回は予約した上でレッスンが受講可能です。
コインはいろいろな方法でゲットできるみたいですね。
友達紹介をすれば一気にコインがもらえるとか、うまく考えられていますねー。
Native Campの教材を選択
話を戻しまして、講師を選んだら、次は教材選択に移ります。
2つの方法から教材から選ぶ
メニューは大きく、「教材から選ぶ」と「コースから選ぶ」の2つに分かれています。
それぞれ下記のような教材があります。
教材から選ぶ
こちらは「教材から選ぶ」から選べるラインナップ。
コースから選ぶ
「コースから選ぶ」から選ぶとこういう項目が出てきます。
この教材の守備範囲の広さにびっくり!
子ども向けのコースまであるとは。誰でもどうぞ! と言われている気がします。
そして、当然迷うことに(笑)。贅沢な悩みではありますけどね。
かんたんコース・教材診断
どうしても決められないという場合、「かんたんコース・教材診断」というページがあります。
3つの質問に答えるだけで、ぴったりの教材を選んでくれるというすぐれもの。
残念ながら、アプリやモバイル版のサイトには、この診断は無いようです。
レッスン予約が完了
というわけで、レッスン予約が完了です。
悩んだ挙句、私は下記を選択しました。
どんな感じだったか、次の項目で順番にご紹介しますね。
Native Campのレッスン
Native Campのレッスンは、ほかのオンライン英会話と少し違うので注意!
まず、アプリを使って、予約レッスンを始める時間になったときにこちらから先生に連絡します。
こちらの「予約済」のところからレッスンをしてもらう先生(予約した先生)をえらび……
先生の画面で、右下にある……
予約レッスンへ進むをタップします。
ここで「レッスン成立」になって……
そのまま進むをタップするとレッスンがはじまります! カメラを使うかどうかもここで選べますね。
というわけで、レッスンの内容がどんなのだったかを紹介します。
1週間無制限に受けられるので合計で6回(1レッスン25分)も受けてきました!
カランコース・レベルチェックテスト
まずは、巷で話題になっている「カランメソッド」を試してみようと思い、選んでみました。
なんでも、カランメソッドを使うと、通常の4倍の速さで英語が習得できるそうです!
しかも。カランメソッドの初回のレベルチェックテストに限り、予約しても、コインはいらないとのこと。
Native Campは太っ腹です。
……が、残念ながら「カランメソッド」は私には合いませんでした。
カランメソッドのレベルチェックテストが……
まず、レベルチェックテストは、講師も私も答えがわかりきっている質問に答えなければなりませんでした。
たとえば、ボールペンか何かを指差して……
これは何ですか?
ボールペンです……
サトさんが今着ているTシャツ、私のですか?
いいえ、これは私のです……(なんでこんな質問に答えなければアカンのや!!)
昔学校の教室で習った「今日は何曜日ですか」的な授業が頭をよぎりました。
みんなわかってるやんっ!
実際のコミュニケーションではなく、練習のためのコミュニケーションって、やっぱりあまりテンション上がりません。
無料で受けといて文句言ってすみません(笑)。海外で現役の日本語教師をしてるので、どうしてもそう思ってしまいました。
カランメソッドのレッスンも……
レベルチェックテストの後で、カランメソッドの授業の体験もあったのですが、これも同じようなものでした。
こちらにNative Campの動画もあります。
ただ、たくさん話すことはできるし、スピード感はあります。
場数を踏むのと、反射神経を鍛えるのにはいいかもしれません。
これは合う、合わないがあるので、無料体験のうちに一度試してみてください。レッスンを無制限に受けられるメリットに、こういうことを気兼ねなく試せることもありますね!
異文化コミュニケーション(2回)
次は、季節ごとのイベントを通じて外国の文化を学び、また自国の文化を説明するという、「異文化コミュニケーション」を選びました。
レベルが3つあり、トピックは下記の通りです(○:あり、×:なし)。
初級 | 中級 | 上級 | |
---|---|---|---|
1.お正月 | ○ | ○ | ○ |
2.シヌログ祭り(フィリピンのお祭り) | ○ | ○ | ○ |
3.節分 | ○ | ○ | ○ |
4.バレンタインデー | ○ | ○ | ○ |
5.プレミアムフライデー | ○ | ○ | ○ |
6.ホワイトデー | ○ | ○ | ○ |
7.卒業式 | ○ | ○ | ○ |
8.ハロウィン | × | ○ | × |
9.クリスマス | × | ○ | × |
同じトピックでも、レベルが違う教材があるというのはおもしろいですね!
同じトピックで初級、中級、上級と受講すると、狭い範囲ではありますが、いろいろ発信できるようになりそうです。ぜんぶ受けてみたいなぁ!
ちなみに私が選んだのは、こちらの2つ。
……でした。
レベルはいずれも中級です。
流れはトピックによって違う
流れはトピックによって微妙に変えているようです。
たとえば、「シヌログ祭り(中級)」のトピックでは下記の流れでレッスンを受けます。
- 単語の学習(選択問題)
- 読解教材音読
- 読解教材の内容確認
- ディスカッション
- 日本の祭りに関する写真説明
ふつうの日本人は「シヌログ祭り」というフィリピンの祭りのことを知らないので、まず単語学習と読解を通じて知識を仕入れられる。
そして、理解を確認した上でディスカッション。
こ……これはすごい! 流れがよく考えられている!!
それに対し、トピック「プレミアムフライデー(中級)」はこんな感じでした。
- 表現、文法の学習(選択問題)
- 「プレミアムフライデー」を講師に説明(使える表現も教材にあり)
- 会話文音読
- 講師に質問(プレミアムフライデーのようなものはフィリピンにもあるのか、など、質問は教材にあり)
- フリートーク
「シヌログ祭り」のときとは違い、日本文化の「プレミアムフライデー」に関しては、ある程度(ニュースなどで)知っているという前提です。
なので、選択問題でウォーミングアップをしたら即説明、という流れでした。
トピックに応じて、ちゃんと流れが考えられているなあ、と思います。上から目線ですが(笑)これは日本語の授業にも生かそう!!
情報の差を生かして組み立てられる「質の高いレッスン」
とにかく、フィリピンのお祭りのことを講師の方に聞いたり、プレミアムフライデーの問題点を説明したりするというのは、ものすごく刺激的でした!
自分が知らないことを知っている人に聞いたり、自分が知っていることを知らない人に伝えたりするというのは、楽しいものです。
と、書いていて思い出したことが。
日本語教育の研修を受けたときに、「夫婦の会話がなくなるのは、持っている情報の差がなくなるからだ」という話を聞きました。
「その情報の差を生かして授業を組み立てるといいよ」という趣旨だったのですが、今回Native Campのレッスンを受けてみて、改めて「なるほどなー」と思いました。
まあ、必ずしも夫婦の会話を例にしなくてもよかったのではないか、という気もしますが(笑)
そして、冒頭から太っ腹、太っ腹と書き続けているのですが、何とNative Campは、教材を公開しています(一部除く)。
レッスンのイメージがわくと思うので、気になる方は一度見てみる価値あり、です。
スピーキング(2回)
次に、「絵を見て詳細を説明したり、絵に関する質問に答えるトレーニングができる」という、「スピーキング」のレッスンを試してみました。
こちらは、82ものトピックがあったのですが、「Instant Food」と「Don’t Litter(ごみを捨てるな)」というトピックを選びました。
両方とも
が、ありました。
たとえば「Instant Food」だと、野菜の載った皿を目の前に、テンションだだ下がりの男の子の絵が。
そして、彼が思い浮かべているのは、ハンバーガーやフライドポテトなどの、いわゆるジャンクフードです。
そんな絵を見ながら、「この子、どうしたんやろね」とか、「インスタントフード食べたらどんな問題がある?」、「外食と、家で料理作って食べるのと、どっちが体にいい?」といった質問に答えていきます。
一般論で片付く質問が多かったような気がします。
もう一方の「Don't Litter」の方は、「汚染から地球を守るにはどうしたらいい?」とか「未来の子どもたちにとって、よりよい世界を作るために、私たちにできることは?」といった、私の手に負えない質問が。
正直に「問題が大きすぎて、わかりません」と答えておきました!
トピックトーク(1回)
最後に試したのは、トピックトーク。
トピック別に自分の意見を伝えるトレーニングを通じて、会話伝達力を養ってくれるそうです。
15個のトピックの中から、「SNS疲れ」というのを選びました。
流れは下記の通りです。
- 絵を見て思いつく単語を言う(インターネットにつながったパソコンと、携帯を見ながらうんざりしている女性の絵)
- 「SNS」「共感する」「不特定多数の人」など、トピックの関連表現で文を作る
- ロールプレイ(SNSを知らない人に、どういうものか説明する……など)
- ディスカッション(すぐにメールなどに返信するか、面識の無い人とSNS上でつながることについてどう思うか、など)
……という感じでした。
講師が「誤用の訂正」を絶妙のタイミングで
ですが、(2)で私が作った短文に対し、講師の方から次々に質問やコメントが入ったため、(3)と(4)には進めませんでした。
でも、これが素晴らしかったんです。コメントは誤用の訂正がメインでした。
しかも、会話の流れをさほど妨げることなく、かと言って「そんなこと言ったっけ?」とならないうちに、という絶妙のタイミングでした。
他には、「投稿する前に、誰が共感してくれるか、誰が喜んでくれるか考えるようにしている」という文を作ると……。
「それって大事ですよね。私の友だちなんて、食べたものとか、行ったところとか、いちいちSNSに投稿しててウンザリ」なんてコメントが。
ここまで丁寧に誤用の訂正をしてもらったスクールははじめてです!
くわしい感想はこちらの記事を
今回は、「Native Camp」へ登録して実際にレッスンを受けるまでをレポートしました。
感想についてはこちらの記事にまとめているのでご参考に!
まとめ
さて、今回はオンライン英会話の「Native Camp」を実際に試してみました。
登録も簡単で、先生の質もいいし、回数無制限というのはやっぱり魅力ですよね。
こういう人にはオススメです!