今回はECCオンラインレッスンを受講したので、その感想をまとめました。
>>とりあえずECCオンラインレッスンの公式サイトを見てみる。
目次
ECCオンラインレッスンの特徴
まず、ECCオンラインレッスン(以下「ECC」)の特徴をご紹介します。
ECCの特徴
ECCオンラインレッスンのコース・料金
では、ECCオンラインレッスンのコース・料金です。
先生がフィリピン人か、ネイティブスピーカー(またはバイリンガルの日本人)かで、料金が大きく変わってきます。
特徴的なのは、「受けただけプラン」。
月2回から英会話のレッスンを受けることができ、3回目以降は受講した分だけお金を払うと。
オンライン英会話の「エイゴル」と似てますね!
もっと受講したい! という方は、「1日1回プラン」など、定額で毎日レッスンが受けられるプランもあります。
ライフスタイルに合わせて英語学習ができますね。
フィリピン人の先生のときの料金
先生がフィリピン人の場合の料金プランです。
プラン名 | 回数/月 | 月会費(税込) | 費用 / 1回(25分) |
---|---|---|---|
受けただけプラン | 2回〜31回 | 970円〜19,530円 | 485円〜630円 |
1日1回プラン | 最大31回 | 8,700円 | 280円〜 |
1日2回プラン | 最大62回 | 13,390円 | 215円〜 |
ネイティブ/日本人バイリンガルの先生のときの料金
そして、先生が「ネイティブスピーカー」もしくは「日本人(バイリンガル)」の場合の料金です。
プラン名 | 回数/月 | 月会費(税込) | 費用 / 1回(25分) |
---|---|---|---|
月3回プラン | 3回〜8回 | 12,300円〜32,800円 | 4,100円 |
月8回プラン | 8回〜13回 | 31,040円〜51,540円 | 3,880円〜3,965円 |
人件費が高い国の先生なので料金が一気に跳ね上がります。
ECCオンラインレッスンの評価
では「ECCオンラインレッスン」を個人的に評価しますね。
利用の流れ | ★★★★★ |
---|---|
サイトの見やすさ | ★★★★☆ |
無料体験レッスン | ★★★★☆ |
レッスンの料金 | ★★★★☆ |
受講可能な時間帯 | ★★★☆☆ |
予約締め切り時間 | ★★★★★ |
キャンセル締め切り時間 | ★★★★★ |
講師検索機能 | ★★★★☆ |
講師 | ★★★★★ |
受講環境 | ★★★★★ |
コース・教材 | ★★★★★ |
料金プラン | ★★★★☆ |
レッスン後のフォロー | ★★★★☆ |
利用の流れ: ★★★★★
利用の流れは、一般的なオンライン英会話スクールと同じく、無料登録→無料体験→(気に入ったら)有料会員登録。
無料登録の際に入力する情報も少なく、気軽に登録できました。ちなみに、入力した情報は下記の通りです。
利用の流れ
サイトの見やすさ: ★★★★☆
ECCオンラインのサイトは、スマホに対応しています。
スマホサイトにしては若干文字が小さい気がしますが、もちろん読めないほどではありません。
無料体験レッスン: ★★★★☆
無料体験レッスンは、2回まで受講できます。
他のスクールも、だいたい同じですね。
特徴的だなと思ったのは、2点です。
無料体験レッスンの特徴
特にレベル診断はポイント高いですね。
カウンセリングは残念ながらありませんでしたが、少なくともこの診断を受ければ、どのレベルの教材でレッスンを受ければいいかはわかりますから。
ちなみに、診断方法はTOEICのようなリスニングテストでした。
わたしは1回目のレッスンを予約する時点では、この診断があることに気づかなかったのですが……。
会員メニューの一番下の方にあるので、目立たないんですよね。
これから体験レッスンを受講される方、要チェックです!
レッスンの料金: ★★★★☆
ECCは(わたしの中では)超有名な英会話スクール。
そのせいか、他のスクールと比べて若干高めやなあ、という印象です。
フィリピン人の先生のレッスンを毎日受けると比較的安く済みますが、それでも月9,000円弱。
5,000円〜6,000円台のスクールが多い中、なかなか強気です。
「質にこだわっています」と言われればそうなのかもしれませんが……。個人的には、他のスクールと比べて、そこまでの差があるとは思えませんでした。
本当にそこまでの価値があるのか、いろいろなスクールを比較してみることをオススメします。
受講可能な時間帯: ★★★☆☆
受講可能な時間帯は、先生によって異なります。
フィリピン人の先生だと10:00〜24:00。会社勤めしていると、出勤前に受講、というのはなかなか難しそうです。
ネイティブスピーカー、または日本人のバイリンガルの先生だと、下の表の通り。
曜日 | 時間帯 |
---|---|
日 | 10:00〜23:00 |
月 | 10:00〜24:00 |
火 | 06:00〜26:00 |
水 | 06:00〜26:00 |
木 | 06:00〜26:00 |
金 | 06:00〜25:00 |
土 | 10:00〜23:00 |
曜日によっては6:00から26:00まで受講できます。正直、ちょっとわかりにくいです……。
予約締め切り時間: ★★★★★
予約はサイトから行うのですが、なんと、レッスン開始の5分前まで予約可能!
急に空き時間ができた、なんていう場合にも英語の学習ができるということですね。
キャンセル締め切り時間: ★★★★★
キャンセルは、 レッスン開始の30分前まで可能です。
ログイン後に出てくる「受講予定一覧」からキャンセルできます。
講師検索機能: ★★★★☆
レッスンを予約する際の講師検索画面は、こんな感じ。
予約にあたり、先生を探す際の検索条件は、以下の通りです。検索はWebで行います。
先生検索条件
フリーワード検索はないものの、ここまでは標準的だと思います。ただ、問題がひとつ。
検索条件に合う先生の一覧が出てきた後、先生のプロフィールを見たい場合は、いちいち「講師一覧」ページに飛んで、検索し直さなければなりません。
プロフィールは詳しく書いてあるし、先生が実際に英語で話す姿も動画で見られるので、力を入れてはいるんですが、アクセスがしにくい……。
Kimini英会話などのように、検索結果からすぐ先生のプロフィールが見られるようになるといいんですけどね。
ちなみに「講師紹介」ページにも検索機能があるのですが、検索条件がレッスンを予約する場合と微妙に違っています。
講師紹介ページでの検索
フリーワードとか、予約の際に使えると便利だと思うのですが……。
先生: ★★★★★
上記「受講可能な時間帯」でも書きましたが、先生は、「フィリピン人の先生」「ネイティブスピーカー、または日本人のバイリンガルの先生」が在籍しています。人数は下記の通り。
フィリピン人の先生 | 英会話 …… 153名 こども英会話 …… 104名 |
---|---|
ネイティブスピーカー ・日本人の先生 | 英会話 …… 43名 こども英会話 …… 39名 |
英会話もこども英会話も担当されている先生がちらほらいらっしゃいましたが、少なくとも153名 + 43名で200名ほどはいるということですね。
わたしはフィリピン人の先生のレッスンを受けたのですが、文法や発音について「あれ?」と思うことがありました。
コミュニケーションにはまったく支障ないレベルなので、個人的には気にしていません。
ECCオンラインの採用基準に「文法や発音が正しく、人間力が高い」というものがあったので、前半部分はクエスチョンマークがつくのは確か。
ただ、「辞書と書いてあることが違うんですけど」などというと、すぐに認めて謝ってきました。なので、人間力が高いというのは間違いなさそうです。
受講環境: ★★★★★
ECCオンラインのレッスンには、Skypeは使いません。基本的には、ブラウザを利用します。
先生の顔、教材に、チャットボックスが同時に見られる優れもの。
ただ、iOSのみ、アプリのダウンロードが必要です。
アプリだと、先生の顔、教材、チャットボックスを同時に表示することはできず。画面の切り替えが必要になります。
コース・教材: ★★★★★
教材のタイトル数は不明ですが、1,000以上のトピックがあるとのこと。
それだけあれば大概のことはカバーできると想像します。
また、教材費は受講費に含まれていて、予習中やレッスン受講中は追加料金無しで教材を見ることができます。
……が、それ以外のタイミング(復習など)で教材を見たい場合は、970円/月が別途必要になるんです!
復習も、外国語の学習には不可欠なので、ここは改善してほしいところです。
とはいえ、1,000以上のトピックを揃えているので、評価は★5つにしました。
料金プラン: ★★★★★
冒頭でも書きましたが、ECCは料金プランが豊富です。
定額で毎日受講できるプランもあれば、受講回数に応じて支払うプランもあり、ライフスタイルや需要に合わせて受講できます!
レッスン後のフォロー: ★★★★☆
レッスン後のフォローは、特にありませんでした。
他社だと、レッスンレポートなんかを送ってくれるところがあり、復習に役立てることができるのですが……。
まあ、レッスン中の画面やチャット履歴を保存することはできるので、復習にはさほど困りません。
ECCオンラインレッスンの良い点・悪い点
私が実際に受けてみて、ECCオンラインの良い点、悪い点をまとめてみました。
ECCオンラインレッスンの良い点
では、ECCの良いところを2点ご紹介します。
少しずつ難しくなっていき、小さな達成感を積み重ねられる!
1回目のレッスンの流れは、こんな感じでした。
レッスンの流れ
- 書いてあるものを読む
- 何も見ないで言ってみる
- 他の言葉(指定あり)に置き換えてみる
- 自分の言いたいことを言ってみる
少しずつ難しくなっていき、少しずつ自分の言いたいことにシフトしていっているのがおわかりいただけるかと思います。
月並みな言い方ですが、階段を一段ずつ上っていく感覚。
無理なく英語学習が進められそうやな、と思いました。
予習教材が充実している!
ECCでは、レッスンを受講する前に予習が可能です。
予習は必須ではありませんが、予習をしておいたほうが、当然学びが深まります。
こちらは言葉の意味の確認。
文法解説もありました。
その他、音声を聞いて入力する練習など、予習もかなり充実しているな、という印象でした。
受講30分前にならないと予習できないので、そこはもう少し柔軟にしてもいいのではないかという気もしますが。
ECCオンラインレッスンの悪い点
ECCオンラインレッスンの残念な点です。
先生の文法や発音が怪しい?
まず、先生の文法や発音の正確さに「ん?」と思うところがありました。
1人目の先生のレッスン中のことです。
教材にある「What other season do you like?」という文を、
What other seasons do you like?
……と、先生はseasonを複数形にして読んでいらっしゃったのです。
テキストが間違っているのかもしれないし、純粋に気になったので聞いてみたら
あ、すみません、間違えました。
とのことでした。大した間違いではないですが。
こちらは2人目の先生なのですが、アクセントを聞いて「あれ? 」と思うことがありました。
気になった部分
- literature → literature
- eligible → eligible
わたしは左の赤字部分にアクセントがあると思っていたのですが、先生のアクセントは右の赤字部分でした。
その場では自信がなかったので質問もしなかったのですが、あとで調べたらやはり左が正しかったです。
文法にしてもアクセントにしても、コミュニケーションにはまったく支障は出ないと思います。
先生の採用基準に「文法や発音が正しく、人間力が高い」とあるので、ちょっと気になっただけです。
まあ、でも母語じゃないので仕方ないのかもしれませんね。わたしも個人的にはそこまでの正確さを求めているわけでもないし。
また、1人目の先生が素直に間違いを認めて謝ってくるあたり、さすが人間性も重視して採用しているだけのことはあるな、と思いました。
「文法も発音も完璧な先生に教わりたい! 」という方は、ネイティブスピーカーの先生の指導を受けるという手もありますし。
アプリだと先生の顔を見ながら受講できない
2点目は、アプリで受講する場合、表示できる情報に制限がある点です。
ブラウザだと先生の顔、教材、チャットボックスを同時に表示でき、すばらしいです。
ところが、アプリだと表示されているのは1つだけ。
たとえば先生の顔を見ているときに教材を見たいという場合は、画面下のボタンで画面を切り替え、教材のみの画面にしなければなりません。
「レッスン内容に迷うことがないのは、先生の表情とテキストの内容が一緒にわかるから」と公式サイトに書いているので、なんとかしてほしいところです。
まとめ
というわけで、ECCオンラインレッスンは、こんな方にオススメです。
こんな方にオススメ
確かに高めではあるのですが、2回までなら無料で体験できます。
まずは試してみてから、お金を払う価値があるかどうか、判断するのも1つの手だと思います。