こんにちは、インドネシアで現役日本語教師をしているサトです。
わたしは現在、インドネシアにある大学と日本語学校で日本語教師をしています。
この2つがメジャーではあるのですが、じつは日本語教師が活躍できる場はそれだけではありません。
この記事では、日本語教師が働ける場・活躍できる場をまとめます。
目次
職業とボランティアとしての日本語教師がある
まず、知っておいてほしいことがあります。
日本語教師には職業としての日本語教師と、ボランティアとしての日本語教師があります。
それぞれ、働く場が違うので別々に紹介しますね。
職業としての日本語教師の職場
職業としての日本語教師は、主に次のようなところが職場になります。
日本語教師の職場
- 日本語学校
- 大学
- 民間企業
- オンライン
日本語学校、大学の2つは最もメジャーな職場ですが、民間企業でも需要があるんですね。
さらに、今後はオンラインで日本語を教える」という機会も増えてきそうです。
ボランティアとして日本語教師が活躍できる場
一方、ボランティアとしての日本語教師は、次のようなところが活躍の場になります。
ボランティアできる場
- 国際交流協会
- 教育委員会
- 地方公共団体
どれも大きなところばかりですが、残念ながらボランティアとしての募集しかないという現実があります……。
また、ここまで日本国内について書いてきましたが、海外で日本語を教えることもできます。
日本語教師として働ける場所まとめ
では、実際に日本語教師として働ける場所についてまとめます。
まずは、日本国内から。
日本語学校
わたしが「日本語教師の就職先」と聞いたときに、真っ先に思い浮かぶのが日本語学校です。
文化庁の調査(参考: 平成30年度国内の日本語教育の概要)によると、日本語学校は有給で日本語を教えている先生の数が一番多く、約10,000人だそうです。
日本語学校というのは、日本に住んでいる(主に)外国人が日本語を学ぶために通う学校のことですね。
ちなみに日本で日本語を学んでいる人の国籍比率はこちらになります。
ほとんどがアジアの生徒で、日本の大学に進学するために日本語を学んでいる人が多いです。
学校によっては「中国人だけ」のようにその国の学生に特化した日本語学校もありますよ。
大学
大学も、日本語学校ほどではありませんが、就職先としてはポピュラーです。
文化庁の調査を見ると、大学で日本語を教える先生の数は4,500人ほどでした!
大学の先生は給料も高いのですが、ハードルも高いです。
日本語教育などの分野で、修士号を持っていることが最低ラインですからね……。
民間企業
数は少ないのですが、民間企業で活躍されている先生もいらっしゃいます。
文化庁の調査では、250名ぐらいです。
先日も、あの「メルカリ」が日本語教師の求人を出していました。
【業務委託契約・日本語トレーナー】
メルカリでは、現在、日本語トレーナーを探しています#行動中心アプローチ の考えに基づいて作られたメルカリ日本語カリキュラムを使ってレッスンをしてくださる方、ぜひご応募ください😊https://t.co/1SRQZvqi25— マズ@メルカリ (@maz_jlt) November 19, 2019
日本では外国人労働者が増えていくと言われていますが、今後、こういう働き方が増えるといいですね!
オンライン
インターネットで日本語のレッスンをしている先生も、もちろんいらっしゃいます。
Skypeとかを使う、オンライン英会話のノリですね!
文化庁の調査では対象外で、人数はわかりませんでしたが……。
国際交流協会・教育委員会・地方公共団体など
国際交流協会、教育委員会、地方公共団体などで働いている日本語教師もいます。
例えば、地域の国際交流協会も、日本語教師の活躍の場のひとつです。
国際交流協会は、出身国やルーツに関係なく、日本に住むさまざまな人の交流を目的にしている組織ですね。
文化庁の調査を見ると、国際交流協会で活躍している日本語の先生の数が一番多いようです。
なんとその数、11,000人!
しかもです。国際交流協会の先生の93%がボランティアという状況なんですね。
もちろん、教育委員会や地方公共団体でも、ボランティアがメインです。
現状として、国際交流協会などでお金をもらって日本語教育にたずさわっているのは、ほんのひと握りと言えます。
海外
ここまで、日本国内について書いてきましたが、次は海外で活躍する日本語教師についてです。
海外の日本語教育に関しては、国際交流基金という政府系機関が調査を行っています。
その調査によると、海外で活躍する日本語教師の数は約64,000人(2015年時点)だそうですね。
そのうち、日本語ネイティブの先生は約14,300人もいるそうです。
参考までに、教育段階(小学校、中学・高校とか)別の内訳は、次のとおりです。
小学校 | 450人弱 |
---|---|
中学・高校 | 1,600人 |
大学・大学院 | 5,600人強 |
その他(日本語学校など) | 5,800人弱 |
2つ以上の教育段階(高校と大学など) | 850人強 |
合計 | 14,300人強 |
ちなみに、この14,300人の先生のうち、どれぐらいが職業として日本語教育に携わっているか(またはボランティアなのか)はわかりませんでした。
国際交流基金のこの調査は2018年度版も出てるんですが、まだ速報値だけでした。
速報値は、2018年の時点で「ネイティブもそうじゃない人」も含めると日本語教師の数は合計で約77,000人のようですね。
まとめ
さて今回は、日本語教師として活躍できる場所について紹介しました。
日本国内はもちろん、海外にも活躍の場があるというのは魅力的。
ぜひ、今後の進路の参考にしてみてくださいね!
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