先日、日付の聞き間違いをしてしまいました。
在米5年目で、今まで英語については数多くの失敗をしてきましたが、日付の聞き間違いはあまり経験がなく……ちょっとショックでした。
今回は、できるだけ日付や番号の聞き間違いを避けるために、注意する発音の仕方や、自分でできることについてまとめました。
目次
「出産予定日」を聞き間違っていた体験
アメリカの出産祝いという記事でも書きましたが、私は近々出産を控えています。
実は、その大事な出産予定日(英語では「due date」、以下「予定日」と表記します)を聞き間違えていたのです。
予定日は、もちろん「予定」であって、その日に赤ちゃんが生まれてくるとは限りません。ですが、いろいろ準備するにあたって、大きな「目安」になります。
そんな大事な日付ですが、私の通う病院では、口頭で教えてくれただけでした。あくまで「目安の日付」だからでしょうか。
初回の診察で聞いたその日付は、自分が事前にインターネットで調べた日付よりも10日ほど遅いものでした。
具体的に言うと、自分で調べた日付は◯月6日(sixth)でしたが、病院では「◯月18日(eiteenth)」と言われました。
あれれ?? 思ってたよりだいぶ先だなぁ??
疑いつつも聞き返しただけ
最初から「何かおかしい」という気持ちは持ってたので、以降、予定日を聞く機会があるたびに、
When is my due date?
(予定日はいつですか?)
○(月)18th.
(◯月18日です)
18th?
(18日ですか?)
Yes, 18th.
(はい、18日です)
Okay.
(わかりました)
……という会話を3回ほどしました。
疑いつつも、私のしたことは、聞き返しただけだったんです。
3回聞いて3回とも「18日」と言われた(理解した)ので、「はぁ、やっぱり18日なのかな……」と思っていました。
ところが、出産が迫り、友人との話の中で、「やっぱりおかしい、遅すぎる」ということになり、夫に電話で確認してもらうと、
(記録では)最初から「8日」だって言ってるよ?
え?!
ずっとおかしいと思っていたので、その点はすっきりしたのですが、何カ月もあった妊娠期間中、ずっと勘違いしていたことがとてもショックでした。
また、間違った日付で準備してしまっていたこともあり、慌てて訂正する羽目になりました。
聞き間違え続けて数カ月……
私は、ずーーっと予定日を間違えていたわけですが、少し疑問も残ります。
「おかしいと思いながら3回聞き返して、(私も先生も)3回ともわからないことって、あるの?」と。
考えてみると、前述した会話が3回もこのような形で成立していたことになるんです。
When is my due date?
(予定日はいつですか?)
○(月)8th.
(◯月8日です)
18th?
(18日ですか?
※「8日」を「18日」と聞き取る)
Yes, 8th.
(はい、8日です
※「18日」を「8日」と聞き取る)
Okay.
(わかりました
※「8日」を「18日」と聞き取る)
変です……。
でも、証拠が書類に残っているわけでもないので、いまさらその疑問を追及しても仕方がありません。
※今回のことは、妊娠期間40週で予定日になるということを知らなかったという、私の知識のなさも、長く勘違いをしていた原因の1つです。
番号を聞き間違いをしないためにできることとは?
そこで、これから聞き間違いをしない、されないためのコツを夫に聞いてみました。
ねぇねぇ、これから聞き間違いをしないために、どう気をつけたらいいかな?
自分が聞き間違いをしないためには、大事なことは都度聞き返して確認することだね。英語に慣れていないうちは、特にそうしないと。
だね(「慣れていないうち」って……5年以上住んでいるのに)。
日付とか時間、番号とかは、間違っていても会話の中で間違っていることに気づきにくいからね。
今回のことで激しく納得だよ。
聞き間違いをされないために気をつけることとは?
でも、聞き返しても、(今回みたいに)それが聞き間違えられてたら、間違っていることに気づかないよ。
そうだね。
聞き間違えられないような言い方ってあるのかな?
今回は、「eighth」と「eighteenth」は、日付を表す「th」部分というよりも、前半の番号の部分の聞き間違いが原因だよね?
うん。
「eight」と「eighteen」の違いを明確にする必要があったんだ。番号の場合、「eighty」もあるね。
うん、そうだね。(さすがに「◯月80日」とは思わないけどね)
「eight」と「eighteen」と「eighty」の発音の違い
「eight」と「eighteen」と「eighty」の違いだけど……
うんうん!
「eight」の「t」は、「トゥ」と「t」の音だけを意識して短く発音するんだ(子音なので)。日本人は「ト(to)」の「o」の音まで出してしまいがちだけど。
ふむふむ。
「eighteen(18)」を発音するときのコツですが、夫の説明をまとめてみると……
- 「eighteen」の「teen」を発音するときは、ちょっと上を見るような、おでこのあたりから音を出す感覚
- 前半の「eigh」の部分よりも「teen」を少し強めに言う
- 「teen」は上向きのイントネーションなので、ちょっとあごを上に浮かすような感じで言う
今度は「eighty(80)」の発音をするときのコツをまとめると……
- 「eighty」の「ty」は、逆にあごを引く感じ
- イントネーションは下向き
- 音は「ty(ティ)」なんだけど、「d(ディ)」の音に近い音で言う(参考: フラップTとは?)
日付の場合も、番号を意識して発音する
日付の場合は語尾に「th」を付けるわけだけど、日本語には「th」の音がないから、少し難しいかな……。
「th」の音は、口を軽く開いて上前歯と下前歯の間に舌を入れ、空気を漏らすようにして出します。
「eighth」の場合は、「eight」「t」の「トゥ」の音の代わりに「th」にする。「eighteenth」は、イントネーションを上向きにしたまま「th」の音を付け足す。でも、「teen」の部分が強く言う方が、「eighth」との違いがわかりやすいね。
日付でも、番号を意識して、少し強めに発音すればいいんだね。
番号だけを強調して聞き返す方法
それから、日付でも、番号だけを強調して聞き返す方法もあるよ。「18(日)」の場合、「You mean, "1(one), 8(eight)"?」とか。
あぁ! それは日本語でもするよ!!
日本語でも、「4日(よっか)」と「8日(ようか)」とか、「11日(じゅういちにち)」と「17日(じゅうしちにち)」とか発音がややこしいので、数字だけ聞き返すこともありますよね。
「4(よん)」なのか、「8(はち)」なのか。「11(じゅういち)」なのか、「17(じゅうなな)なのか。
つまり、「18日かどうか」を確認するときには、こんなふうに聞けばよかったんですね。
1(one), 8(eight)?
(いち、はち?)
アメリカでははっきり聞くことが大事
それから、これはアメリカではすごく大事なことなんだけど、何かがおかしいと思ったら、聞き返すだけじゃなく、それをちゃんと聞くこと。
聞き返すだけじゃだめってこと?
そう。タカコは、自分でインターネットで予定日を調べたときに、「何かおかしい」って思っていたし、友達のと会話でも「やっぱりおかしい」て思ってた。でしょ?
うん。
そうなんですね。うやむやにせず、なぜおかしいと思っているのか話すべきでした。
たとえば、「自分で調べたら、もうちょっと早かったんだけど、ほんとに18日ですか?」とか「友達がちょっとおかしいんじゃない?って言うんだけど、ほんとに18日ですか?」とか。
でも、そんな言い方したら、先生に失礼じゃないの?
そんなこと、気にしなくていいんだ。単に日付だけ聞き返しても、タカコが「なぜ」聞き返しているのかなんて、先生にはわからないからね。単に聞き取れなかったと思うだけで、データもよく見ず適当に返事することだってあるよ。
え! そんなことあるの!?
そんなもんだよ。先生なんて忙しいんだから。「こっちの話なんて、あまり注意して聞いていない」って思って話した方がいいよ。
えぇ……そんなぁ……(がっくり)。
アメリカじゃ、自分が思っていることをちゃんと話すってことが大事なんだ。
でも、18日が間違っているっていう自信なんてなかったし……。(※妊娠期間40週で予定日になるということを知らなかった)
そんなのは気にしない。仮にこっちが間違っていても、向こうは気にしないよ。
特に、女性は男性と違って「直感」が働くから、今度から「何かおかしい」と思ったことは、何でもちゃんと聞くことだね。もっと自分の感覚を信じた方がいいよ。ハハハ。
何の話なんだか……。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、私の無知が勘違いの期間を余計に長くしてしまったわけですが、日々の会話の中で、聞き間違いはよくあります。
聞き間違いをしないためにできること、それは、あたりまえですが、間違えてはいけないことは都度確認することです。
それも、ただオウム返しに聞き返すだけではなく、自分の言葉を使って聞きましょう。時には、理由もつけて。
海外旅行をする場合も、日付や時間、番号がとても大事になってきます。
「少しくどいかな?」と思っても、あとからトラブルになる可能性を考えると、事前にできることはしておきたいですね。