TOEIC対策をしたいけど、本もアプリも数が多すぎて、「どうすればいいのかわからない」なんて思ってませんか?
わたしもかつて同じことを思っていました。TOEICで990点をマークしたこともあるのですが、勉強方法は自己流でしたし。
たまたま見つけた問題集をなんとなく何回も解いていただけで、「地図もなくふらふらと歩いていたら、目的地にたどり着けた」感じです。
でも、今回、TOEICの「地図」とも呼べる攻略本を見つけました。
この記事では、TOEIC攻略本の決定版とも言える『英語がニガテで高校時代に「E判定」だったボクが超有名大学へ進学しカリスマ英語講師になってTOEIC(R) L&Rテストで満点を89回もとった 超効率!英語勉強法』(以下『超効率!英語勉強法』をご紹介します。
タイトルは長すぎですが、めちゃくちゃいい本です!
目次
『超効率!英語勉強法』の著者 森田鉄也 氏について
では、まず『超効率!英語勉強法』の著者をご紹介します。
著者は、森田鉄也氏。
経歴は、本のタイトルを見れば一目瞭然ですが、高校時代、英語は苦手というか超苦手だったそうです。
それが今や、TOEIC®L&Rで満点を連発。
それだけではなく、TOEICの指導も行い、3万人もの受講生のスコアアップを実現したんだそうです。
3万人ですよ、3万人!!
実際に点を取れるだけでなく、指導法も確立されているということですよね。ここは重要な点です。
たとえば英語が話せるからと言って、その人が先生として学生に指導し、学生が話せるようになるとはかぎりません。
少し違う例を出すと、野球でも名選手がいいコーチになれるかどうかはわからないのと同じことです。
その点、森田氏はTOEICで点も取れて、教える方でも実績を残されているわけです。期待度が上がりますね。
『超効率!英語勉強法』の特徴
では『超効率!英語勉強法』の特徴をご紹介しましょう。次の2点です。
本書の特徴
- ただのテクニック本ではなく、学習計画の立て方やオススメの教材なども紹介している
- TOEIC自体も徹底的に分析し、どうすれば点が取れるかというノウハウをシェアしている
かんたんに言うと、周り(学習計画の立て方など)を固めた上で、TOEICそのものも攻めているということですね。
モレが無い、だからこそ「地図」と呼ぶのにふさわしい本だと思っています。
では、1と2について、もう少し詳しく見ていきましょう。また、1点だけ残念な点があるので、そちらもご紹介します。
学習計画の立て方やオススメの教材なども紹介している
わたしがこの本を手に取る前は「ただのテクニック本なのでは……」と思っていました。
Amazonのレビューにも、この本のテクニックを疑問視する声がありましたし。
でも実際に読んでみると、Amazonの「批判レビュー」は、この本のほんの一部を切り取って批判しているだけだとわかりました。
本書にはテクニックも含めた「攻略法」も書いてあるのですが、それ以外にも、例えば次のようなことがわかります。
本書でわかること1
- レベル別の勉強内容とスケジュール(実例)
- 習慣化の方法
- やる気が続かない原因と対策
- 教材を選ぶポイントとオススメの教材
- 当日の過ごし方
- TOEICに対する心構え
こうして見ると、ものすごく真面目な本ですよね。
計画的で継続的な学習を前提にしていることがわかります。
また、この本自体には問題例が少ない(そういう本なので……)のですが、教材の選び方や、オススメの教材は載っています。
そして、当日の過ごし方も「何時何分まではトイレに行ける」とか、「席を替えてもらえる」とか、細かい情報が満載なんです。
さらには、TOEICに対する心構えまで。
周りから固めている感がありますね。
もちろん、TOEIC自体の攻略法も詳しく解説してくれています。次項で見てみましょう。
「どうすれば点が取れるか」というノウハウをシェアしている
1のように周りを固めた上で、本書では、次のようなことも取り上げられています。
本書でわかること2
- 各Partのパターンとは?
- リスニングで聞きとれる単語と聞き取れない単語の違いは?
- リーディングセクションで戦略的に捨てる問題パターンとは?
- リーディングセクションの攻略テクニックとは?
- リーディングセクションの時間配分は?
真面目に学習するのは当然として、どう効率よくスコアを伸ばすか。
それがわかるのが、この『超効率!英語勉強法』というわけですね。
個人的には、「捨てる問題パターン」が衝撃的でした。
わたしはとにかく、限られた時間でいかに全問解くかを考えていたので……。
でもTOEICは、全問正解を目指す試験ではありません。
目的が全問正解ではなく「スコアアップ」だとしたら、捨てる問題は捨てて他の問題に時間を使うのも立派な戦略です。
【残念な点】リスニングの例題の音声がない
この本、TOEICの攻略法を漏れなく取り扱っているのですが、ひとつ残念な点があります。
それは、リスニングの例題の音声がない点。
リスニング問題の解き方を例題とともに詳しく説明してくれているのですが、音声教材がついていません。
リスニングの文を聞くのではなく、読んで解くので「あまり効果が実感できないなぁ」というのが正直な感想です。
まあ、ここは別の教材でカバーしましょう。大切なのは、この本にある問題を解くことではなく、解き方を身につけることなので!
まとめ
この記事では、TOEIC攻略本の決定版とも言える『英語がニガテで高校時代に「E判定」だったボクが超有名大学へ進学しカリスマ英語講師になってTOEIC(R) L&Rテストで満点を89回もとった 超効率!英語勉強法』をご紹介しました。
冒頭でも書きましたが、わたしはTOEIC対策本を選ぶとき、さほど吟味したわけではありませんでした。
こんな本が当時あったとしたら、もっと近道ができただろうなぁと思います。
なにせ、自身が満点を何度も取り、しかも3万人の指導歴がある方が著者なので。
英語の勉強にオススメの書籍はほかにもいろいろあります。
次の記事にわかりやすくまとめたので、ぜひご参考に!!