2019年の12月に2週間ほどカンボジアの首都プノンペンに行ってきました。
今回はカンボジアでの英語がどのくらい通じるのか?という英語事情について詳しく紹介しますね。
結論としては「カンボジア旅行は英語が話せれば問題なし」でしたよ!
カンボジアの母国語・公用語について
はじめに、基礎知識としてカンボジアの公用語や英語教育をサクッと見てみましょう。
カンボジアの母国語・公用語は「クメール語」
まず、カンボジアでは英語は公用語ではありません。
公用語・母国語は「クメール語(Khmer)」という言語です。
文字もアルファベットではなく独自の文字「クメール文字」を使うので、英語とはまったく違いますよ!
いわゆるカンボジア語と言えばこのクメール語・クメール文字を指します。
カンボジア人は英語を習うの?
カンボジアの英語の教育については、日本と同じように学校で「外国語」として科目に入っており、英語・フランス語から選べる仕組みです。
ただ、中学校の就学率がそれほど高くないこともあり、国民の誰もが英語を読み書きできるようになっているとは言い難いのが現状です。
まぁ、かなり就学率の高い日本でもみんなが英語を話せるようになっているとは言えないのですが(笑)
それでも観光業で仕事のために英語を身につける人も多いため、都市部・観光地では英語教育は盛んになっています。
フィリピンやシンガポールほどではないですが、首都プノンペンや世界遺産(アンコール・ワット)のあるシェムリアップでは英語留学を受け入れている語学学校もありますよ!
ちなみにカンボジアを英語で言うと「Cambodia」です。けっこうそのまんまですね(笑)
カンボジアでどのくらい英語が通じるの?
カンボジアの英語事情がわかったところで、実際にどれくらい英語が通じるのかを見てみましょう。
ちなみに首都プノンペンの町中はクメール語と併せて英語表記の看板があふれかえっていますよ!
プノンペンやシェムリアップといった有名どころでは目的地を探すのに困ることはありません。
では、お店・シーン別に「どれくらい英語が通じるのか?」を紹介していきますね。
カンボジアの空港通じる
まずは旅の玄関「空港」です。
カンボジアの空港では、何の問題もなく英語が通じます。
税関・保安検査場の職員さんなどはもちろん、空港内にあるお店の店員さんも全員がペラペラではないにせよ、ふつうに英語でコミュニケーションOKです。
ANAのカウンターもあるので、ANAなら日本語も話せちゃいます(笑)
カンボジアのタクシー・トゥクトゥク高確率で通じる
お次は「タクシー・トゥクトゥク」をみてみましょう。
空港を出たらタクシーかトゥクトゥクで移動すると思いますが、どちらのドライバーもかなりの高確率で英語が通じます。
しいて言えばタクシーの運転手さんのほうがトゥクトゥクの運転手さんより話せる率が高かったです。
僕もカンボジア人の運転手さんと「妹が住んでいるので、この前はじめて日本の大阪に行ってきた!」とかいろいろ英語で雑談しながら移動できました。
トゥクトゥクは個人差が大きいですね。でも、英語の単語のやり取りはまず間違いなく通じると思っておいてOKですよ!
カンボジアのホテル通じる
続いてはカンボジアの「ホテル」です。
ホテルは空港と同じくらい安定感がありますね。特にフロント係さんは欧米人と変わらないテンポで会話できる場合が多いです。
ただ、総じてカンボジア人の英語の発音はなかなか独特でした。
僕は泊まった2つ星ホテルでフロント係さんに「日本語で4月って何て発音・スペルか教えてほしい」と言われたのですが、クメール語訛り(?)が強いのでしばらく「April」という単語を聞き取れませんでしたよ。
カンボジアのカフェ・レストランお店による
どんどん行きましょう。お次は「カフェ・レストラン」です。
カフェ・レストランについては、ハッキリ言って「何系の人の経営か」「どんな客層のお店か」によります。
オシャレ系のお店なら英語が問題なく通じる
まず、欧米人に人気のあるオシャレ系なお店は何の問題もなく英語でのやり取りです。
プノンペンなら何箇所かスタバもありますが、もちろん店員さんは英語ペラッペラです。
中国系・カンボジア系の店は英語が通じないところも
それに対して中国系やカンボジア系のお店は英語があまり通じないところもありました。
例えば僕がプノンペンでよく行っていた24時間営業のカフェだと、英語が苦手な店員さんが「(英語が得意な)わたしのお姉さんに代わるから、ちょっと待ってて」とカタコトな英語で伝えてくれたりしましたよ。
でもトゥクトゥクの運転手さんと同じく、カフェ・レストランの店員さんなら単語くらいは問題なく通じると思って大丈夫です。
カンボジアの市場・屋台あまり通じない
ラストはカンボジアの「市場・屋台」です。
やはりもっともローカル色が濃いところだけあって、まったく通じないということは少ないけれど「英語があまり通じない率」はもっとも高いですね。
お店のメニューも英語表記がないところもしばしばありました。
そもそも値段の表記もドルではなくカンボジア通貨の「リエル (Riel) 」のみで書かれていることも多いので……なかなか苦戦しました(笑)
僕がカンボジアに行った2019年の時点では、1ドル = 4,000リエルでしたよ!
まとめ
今回はカンボジアの英語事情を紹介しました。
まとめ
- カンボジアは英語が公用語ではない
- 現地の人同士の会話はクメール語
- 旅先で訪れるお店ならだいたい英語は通じると思ってOK!
旅行で行く場合はほとんど英語が通じるので安心して行って大丈夫ですよ。