【語源で単語暗記(5)】「コラボ」で覚える「com」「labor」「ate」

サト

こんにちは、英語の勉強マニアのサトです。

前回は「ディスる」という言葉から「dis」「re」「spect」の3つの語源を紹介しました。

今回は「コラボ」の語源になった英語の「collaborate」から「com」「labor」「ate」という3つの語源を紹介します。

語源については、いろいろな説がありますが、この記事ではわかりやすいものを優先しています。また、覚えやすさを重視しているので、解釈は「英語びより」独自のものになっていることがあります。

「コラボ」の語源とは?

日本語の「コラボ」には「共同作業」という意味でよく使われていますよね。

たとえば、ディズニーが企業とコラボして商品を出す……みたいな感じで。

では、「コラボ」の語源を見てみましょう。

「コラボ」の由来

日本語の「コラボ」はどんな言葉が由来でしょうか?

じつは英語の「collaborate」が語源になります。

「collaborate」の意味

「collaborate」の意味は、Oxfordが英語学習者用に作った辞書によると、次のとおりです。

to work together with somebody in order to produce or achieve something

Oxford Learner's Dictionariesより引用しました。

日本にすると、「何かを生み出したり達成したりするために、誰かと協力する」という意味になります。

サト

日本語の「コラボ」と同じで、意味のズレもなさそうですね!

「collaborate」の成り立ち

「collaborate」を分解すると3つの部分に分けられますが、まずは2つに分けて理解することにしましょう。

1「collabor(共に労働)」+「ate(する)」

まず、こちらの2つに分けてみましょう。

2つに分解

  • collabor
  • ate

最後にくっつく「ate」は「する」という意味を持つ接尾辞です。

語源「ate」の意味
する

「する」という意味を持つというよりも「動詞だよ」という目印だと思ってもかまいません。

「ate」の語源の意味は「する(動詞化)」
「ate」の語源の意味は「する(動詞化)」

ほかの例を見てみると次のようなものがありますよ。

「ate」で終わる単語

  • educate(教育する)
  • communicate(やりとりする)
  • stimulate(刺激する)
  • calculate(計算する)
  • escalate(段階的に増大する)

ちなみに、「-ate」で終わる単語を名詞にするときは「education」のようになります。

名詞にする場合

educate(教育する)
education(教育)

サト

「ate」の「 e 」が「ion」に変化するだけですね。

2「com(共に)」+「labor(労働)」

続いて、「collabor」はさらに2つに分解されるので、結果的に「collaborate」は次の3つに分解されます。

com(共に)labor(労働)ate(する)

comllaborate

共に労働する

協力する、コラボする

「col」は接頭辞である「com」が変化した形で「共に」という意味です。

「com」の語源の意味は「共に」
「com」の語源の意味は「共に」

上のイラストのように「 co 」が人の顔、「 m 」が体になっていて、「いっしょにいる」ようなイメージで覚えてください。

そして「labor」は、通常の英単語にある「labor」と同じで「労働」という意味になります。

「laber」の語源の意味は「労働」
「laber」の語源の意味は「労働」

つまり、「com」と「labor」で「共に労働」という意味。

そこに接尾辞「ate」がくっつくことで「共に労働する」という意味になったわけです。

接頭辞「com」からはじまる英単語

では、接頭辞「com」からはじまる英単語を紹介していきましょう。

先述しましたが、「collaborate」の「col」は「com」が変化した形です。

「com」は後ろに続くアルファベットによってスペルが次のように変化するのです。

「com」の変化

  • com
  • co
  • con
  • col

どれも「co」で始まっていますし、何より「共に」という意味は同じです。

サト

「co」+「LMN(アルファベットの順)」、で覚えやすくなると思います。

「com」の語源の意味は「共に」
「com」の語源の意味は「共に」

このように、見た目が似ている語源は、形が変化したケースが多いです。

サト

慣れてくると、つづりから意味を推測できる英単語も増えてくるはずです。

以下で取り上げる英単語は、Oxfordが英語学習者用に作成した英単語のリストに載っているものです(一部除く)。

ここでは、「com(共に)」からはじまる次の4つの英単語を取り上げます。

company(会社)

まずは、「com」で始まる「company」です。

「仲間」や「会社」という意味があるのですが、どんな経緯があったのか見てみましょう。

com(共に)pany(パンを分け合う)

company

共に食事をする

仲間、会社

共に食事をする」から「仲間」や、「仲間」の集まりである「会社」という意味になったんですね。

ちなみに、「company」の「pany」は、もとをたどるとラテン語の「panis」に行き着きます。これが「パン」の語源になったんだそうですよ!

サト

調べれば調べるほど、おもしろいことがわかってきます!

cooperate(協力する)

そして、「com」の「 m 」が消えてしまった「co」で始まる単語「cooperate(協力する)」を取り上げてみましょう。

com(共に)operate(働く)

comoperate

共に働く

協力する

共に働く」ことから「協力する」という意味になっているんですね。

ちなみに、「コラボ」のもとになった「collaborate」も「協力する」という意味でした。

「collaborate」と「cooperate」はほぼ同じ意味で、多くの場合で入れ替え可能です。

語源で覚えるとつづりも間違えにくい

少し余談です。

「cooperate」の名詞は「cooperation」なのですが、よく似た単語に「corporation(大企業)」があります。

どれぐらい似ているか、並べてみましょう。

スペルの似た単語

  • cooperation(協力する)
  • corporation(大企業)
サト

めちゃくちゃ似てますよね……。

でも、「co(共に)」+「operation(働くこと)」と覚えると、一気に間違えにくくなります!

「operation」は「オペレーション」という日本語にもなっていますし。

つづりを間違えにくくなるのは、語源で英単語を覚えるメリットのひとつです。

collapse(崩れる)

次に、「com」が変化した「col」で始まる「collapse」です。

「com」の後ろに「 l 」がくる場合、「 m 」「 l 」に変化します。

「collapse」は「崩れる」「崩壊する」といった意味ですが、どうしてこうなったのかを語源で見てみましょう。

com(共に)lapse(すべる)

comllapse

一緒にすべる

崩れる、崩壊する

一緒にすべる」というところから「崩れる」「崩壊する」という意味が生まれています。

「すべる」と「崩れる」が結びつきにくいときは、「地すべり(土や石がすべって崩れる)」を想像してくださいね。

confirm(確認する)

最後は、「com」の「 m 」が「 n 」に変化した「con」で始まる「confirm」です。

「確認する」という意味ですが、例によってバラバラにしてみましょう。

com(共に)firm(強くする)

confirm

共に強く(確かなものに)する

確認する

共に強くする(確かなものに)する」ことから、「確認する」という意味が出てきんですね。

サト

確かに、「確認する」には他の誰かが必要なので、納得です。

「labor」が入っている英単語

では、次に「labor」が入っている英単語に移りましょう。

「labor」の意味は、「労働」でしたね。

「labor」の語源の意味は「労働」
「labor」の語源の意味は「労働」

ここでは、「labor」が入っている英単語として、次の3つを取り上げます。

labor(労働)

まずは、「labor(労働)」です。これは分解できません……。

先ほどの「co」などと違って、「labor」単独で英単語として成立していますね。

laboratory(研究所)

2つ目は、「laboratory」です。

「研究所」や「実験室」という意味ですが、分解して見てみましょう。

labor(労働)atory(〜と関係のある)

laboratory

労働と関係のある

研究所、実験室

労働と関係がある」ところから「研究所」「実験室」という意味になっています。

ちなみに「laboratory」は、日本語の「ラボ」のもとになっている英単語でもあります!

elaborate(詳しく説明する)

最後にご紹介するのは、「elaborate」です。真ん中に「labor」が入っていますね。

サト

こういうのを発見するとめっちゃテンション上がります!

……それはさておき、「elaborate」は「詳しく説明する」とか「念入りに作る」という意味です。分解してみましょう。

ex(外に)labor(労働)ate(する)

exlaborate

仕事をして外に(結果を)出す

詳しく説明する、念入りに作る

仕事をして、結果を出す」には、「詳しく説明する」ことや「念入りに作る」ことが必要です。

サト

「外に向かって」+「労働」から結びつけるには少し想像力が必要ですが、一度覚えれば忘れられなくなりますよ!

ちなみに「 e 」は「外に」という「ex」と同じです。

「ex」について詳しくは、次の記事をご覧ください。

この記事では、「collaborate」の「col」や「labor」の意味と、それを利用して覚えられる英単語をご紹介しました。

まとめると、次のとおりです。

この記事のまとめ

  1. 「collaborate」の「col(com)」は「共に」の意味
  2. 「collaborate」の「labor」は「労働」の意味
  3. 「collaborate」の「ate」は「する」の意味

この記事を読んで、英語を楽しく学習するヒントが少しでも得られていたら、ものすごくうれしいです。

サト

英語学習、がんばってくださいね!

「語源」の勉強には、イラスト付きのこの書籍をオススメですよー!

オオカミ

なんか、この記事すごく気に入ったんだけどほかにオススメある?

ウサギ

だったら、「語源で覚えるのカテゴリ」を要チェックだね♪

執筆者:
受験英語が大好きで、独学でTOEIC 955点をマーク。現在はインドネシアに移住し、言語の専門家である日本語教師として生計を立てている。英語よりも「英語の勉強」に興味が強く、最近ではオンライン英会話や電子書籍を試すことにハマっている。>>サトについて詳しくはこちら
こちらもフォローしてね!!
Banner instagram account 01
Banner line account 01
英語が苦手なあの人に教えてあげよう♪
この記事の「URL」「タイトル」をコピー
こちらも合わせていかがですか?