[語源]「-cide(殺人)」のつく英単語

タカコ

こんにちは、アメリカ在住ライターのタカコです。

先日、テレビのニュースで「homicide」という言葉を聞いたのですが、これは「殺人」を意味します。

殺意の有無にかかわらず「homicide」は使われるのですが、今回は、この言葉と似たような形を持つ「-cide」の単語をいくつか紹介します。

単語の成り立ち、語源から覚えると、英単語をマスターしやすくなりますよ!

「homicide」の語源

冒頭で前述しましたが、「homicide」は、「殺人」を指す言葉です。

「homicide」は、ラテン語の「人間」を指す「homo」+「cide」が語源です。現代人類のことを「ホモサピエンス」といいますが、その「homo」と同じですね。

「-cide」は、「……殺し(殺す人)」の意味を持つ、名詞語尾です。

  • homo …… 人間
  • -cide …… 殺し(殺す人)

ということで、「homicide」が「殺人」の意味になるのがわかると思います。

いくつかある「-cide」の単語

さて、ほかにも「-cide」の形を持つ単語がいくつかあります。

  • pesticide
  • herbicide
  • suicide
  • infanticide

などです。

「pesticide」って何?

まず、「pesticide」です。

「pesticide」は、害虫などを退治する殺虫剤や駆除剤を指します。

「pest」は害虫や害獣のことです。

  • pest …… 害虫
  • -cide …… 殺し(殺す人)

その言葉に「-cide」がひっついて、「pesticide=殺虫剤」です。

例えば、日本だと、家をシロアリに食われたりしますが、そんな場合の殺虫剤を、英語で「pesticide」といいます。

ほとんどの人から嫌われている、ゴキブリに使うスプレーもそうですね。

似た言葉に「insecticide」という言葉もあります。

「昆虫」を意味する「insect」に「-cide」がひっついているので、「殺虫剤(防虫剤)」の意味です。

「herbicide」って何?

herbicide」は、「除草剤」を指します。

「herb」は、バジルやローズマリー、ミントなどをいう「ハーブ」と同じです。

ほかにも、(シャクヤクや小麦など)茎の部分が木質ではなく、花が咲いたあと根以外が枯れる植物を言ったり、根と区別して「草葉」のことも言ったりするのだそうです。

そんな「herb」+「-cide(殺し)」なので、「除草剤」という言葉にも納得ですね。

  • herb …… ハーブ
  • -cide …… 殺し(殺す人)

「suicide」って何?

次は「suicide」ですが、これは「自殺」です。

語源はラテン語で、「one's own(自分自身)」という意味の言葉に「-cide(殺し)」がひっついています。

  • sui …… 自分自身(ラテン語)
  • -cide …… 殺し(殺す人)

よって「suicide」は、「自分を殺すこと」から「自殺」を意味します。

これが起こってしまうのは悲しいことなのですが、言葉の構造としては納得です。

「infanticide」って何?

最後に「infanticide」ですが、「infant」は、「乳児」や「幼児」を指します。

その「infant」に「-cide(殺し)」がひっついて、「乳児(幼児)殺し」という意味になります。

  • infant …… 乳児・幼児
  • -cide …… 殺し(殺す人)

日本でも、時々ニュースになっていますよね。

いろんな動機がありますが、生まれて間もない赤ちゃんが亡くなっている悲しい事件が。

私にもまだ幼い娘がいるので、そんなニュースを聞くと、特に心が痛みます。

追記: matricide(母親殺し)という単語も

はつ さんからこんなツイートが。

どうやら「matricide(母親殺し)」という単語があるそうです。

普通は使わないのですが、養蜂界隈では普通に出てくる単語だということ。

  • māter …… 母親(ラテン語)
  • -cide …… 殺し(殺す人)

という語源です。

女王蜂が卵を産まなくなると、働き蜂(娘たち)が新しい女王蜂を作って古い女王蜂を殺すか巣から追い出すんだそうです。

それを普通に「matricide」という単語で言うんだそうですね。

今回は「-cide」を語尾に持つ言葉の紹介でした。「殺人」や「自殺」など、暗い言葉が多かったので、書いていて少しどんよりした気分になってしまいました。まとめます。

pesticide
pest(害虫)+ cide(殺す人)= pesticide(殺虫剤)
herbicide
herb(ハーブ)+ cide(殺す人)= herbicide(除草剤)
suicide
sui(ラテン語で「自分自身」)+ cide(殺す人)= suicide(自殺)
infanticide
infant(乳児・幼児)+ cide(殺す人)= infanticide(乳幼児殺し)

「-cide」に限らず、英語には同じ語尾や語頭の言葉が多いです。

言葉を1つ1つおぼえるのは大変ですが、語源や構造が同じだと、関連付けられておぼえやすいですね。

一度聞いたら忘れない、「むかで」と「かかし」を指す英単語の記事も合わせてどうぞ。

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執筆者: タカコ
日本語教師養成講座修了。英語が苦手だったにもかかわらず、夫となるアメリカ人との結婚を機に渡米。現在は一児の母として英語に囲まれた環境の中で英語を習得中。日本語教育に携わった経験から言語を深く掘り下げる探究心がすさまじく、身近な英語の知識を初心者にもわかりやすく書くよう心掛けている。

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