英語の動名詞とは? 動名詞だけを目的語に取る動詞の覚え方も紹介

サッシ

こんにちは、英語の文法オタクのサッシ です。

今回は「動名詞」という文法用語について紹介します。

動詞」なのか「名詞」なのかよくわからない名称ですが何なのでしょうか?

ややこしくなる現在分詞・不定詞との使い分けや、「動名詞だけを目的語に取る動詞の覚え方」など、英語の動名詞をわかりやすく紹介します!

英語の動名詞とはどんな意味?

では英語の動名詞がどういうものなのか紹介しますね。

「動詞」と「名詞」という言葉が合体した「動名詞」ですが、英語では「gerund [発音: dʒérənd ]」と言います。

動名詞の形

まずは動名詞の形についてです。

以下の例文をご覧ください。

ウサギ

I love eating carrots.
(ニンジンを食べることが好きなんだ)

この場合の「eating」が動名詞です。

つまり、動名詞といえば「〜 ing」という形と覚えておいてください。

「ing」が付くと名詞に

  • I like eat carrots.
  • I like eating carrots.

文法的に言うと、1つの文に動詞を2回続けて出すことはできないので、「ing」をくっつけることで名詞にします

つまり、動詞が名詞になっているので「動名詞」という名称なんですね。

動名詞の意味=「〜こと」

「eat(食べる)」という動詞が「eating」という動名詞になることでどんな意味になるのでしょうか?

簡単にいうと「食べること」という意味になります。

このように動詞の語尾に「ing」を付けて「〜ing」と変化させることで「〜すること」という名詞の意味に変化させたものを動名詞と呼びます。

動名詞とは?
動詞の語尾に「ing」を付けて「〜ing」と変化させることで「〜すること」という名詞の意味に変化させたもの

日本語の品詞に「動名詞」はない

日本語で「動名詞」ってあまり聞きませんよね?

それもそのはず。実は日本語の品詞には「動名詞」は存在しません

以下のほかの「動詞の変化形」とまとめて「準動詞」と呼ばれていますよ。

準動詞(verbal)

  • 動名詞
  • 不定詞
  • 分詞
サッシ

動詞っぽいやつ」を準動詞と思ってもらえればOKです!

動名詞の使い方・例文

では、動名詞についての基本をお伝えしたところで、今度はさらに動名詞について知っておくことをまとめました。

動名詞だけを目的語に取る動詞について

ここで少し話がそれますが、動名詞と同じ役割をするものに「不定詞」というものがあります。

下記の「to play」というのが不定詞です。

ウサギ

I like to play online games.
(オンラインゲームをするのが好きなんだ)

わかりやすいように「動名詞」と「不定詞」を並べてみますね。

動名詞
I like playing online games.
(オンラインゲームをすることが好きだ)
不定詞
I like to play online games.
(オンラインゲームをすることが好きだ)

to + 動詞の原形」で表す「不定詞(infinitive)」は、動名詞と同じように「〜すること」という名詞の役割をします。

動名詞だけを「取る」動詞

両者はどちらを使ってもあまり変わらない場合もありますが、「この場合は動名詞だけ」「この場合は不定詞だけ」ということがあるんです。

例えば「enjoy(楽しむ)」という動詞のあとには動名詞しか使えません。以下の2つの例文をご覧ください。

「enjoy」の例

  • Let's enjoy to play online games !
  • Let's enjoy playing online games !

お分かりでしょうか?

「enjoy」という動詞の後には「playing」は置けるけれど「to play」は絶対に置けないんです!

Let's enjoy to play playing online games !

では、なぜ「enjoy」のあとには「不定詞(to 〜)」がダメなのかというと、そうなっているからです。

サッシ

これはもう……理屈抜きで覚えるしかありません。

動名詞だけを取る動詞の覚え方

「動名詞を取る動詞を暗記しろ!」と言われても、なかなかしんどいものです。

でも大丈夫! 代表的な「動名詞だけを目的語に取る動詞」を一覧にした有名なゴロ合わせがあるんですよ。

それが「MEGAPHEPS(メガフェプス)」です。以下の9つの単語の頭文字を取ってつないだものですね。

9つの動詞の暗記法

  1. Mind(気にする)
  2. Enjoy(楽しむ)
  3. Give up(あきらめる)
  4. Avoid(避ける)
  5. Put off(延期する)
  6. Help(手伝う)
  7. Escape(逃げる)
  8. Postpone(延期する)
  9. Stop(やめる)

「メガフェプス」ってなんか強そうな呪文のようで、一度聞いたら忘れられないインパクトもあります(笑)。

サッシ

他には「miss(逃す)」「deny(拒否する)」「consider(よく考える)」などがありますよ!

動名詞の意味上の主語

動名詞を使うとき、「主語」にちょっと注意する必要があります。

例えば誰かに「窓を開けてもいい?」と聞く場合、以下の2人が1つの文に混ざっていますよね?

2人が「1つの文」に?

  • 開けていいか気にする人相手(you)
  • 開ける人自分( I )

つまり「気にする」と「開ける」という動作でそれぞれ主語が異なるわけです。

その場合、以下の例文のように動名詞の「意味上の主語」が必要になります。(「my」が意味上の主語)

オオカミ

Would you mind my opening the window?
(窓を開けてもいいですか?)

ウサギ

Sure.
(もちろん!)

動名詞の意味上の主語は「I-my-me-mine」の「my」のように「所有格」にして置いてくださいね!

「アイ・マイ・ミー・マイン」のような人称代名詞はこちらの記事でご確認を。

動名詞を修飾する品詞

動名詞は「名詞」の役割なので、他の品詞で動名詞を修飾することも可能です。

基本的には「副詞」で修飾すると覚えておいてください。(以下の例文の「fastly(早く)」)

オオカミ

Eating meals fastly is a bad for health.
(早食いはカラダに悪いよ〜)

ウサギ

Oops.
(てへっ)

ただ、動名詞が「形容詞」で修飾される場合があります。こちらを見てください(以下の例文の「fast(早く)」)。

オオカミ

Fast typing is need for this job.
(この仕事には早打ちが必要です)

ウサギ

I have no confidence.
(自信ないなぁ……)

たとえば動名詞が名詞的な意味合いが強い場合や、名詞化している場合は「形容詞」で修飾されることもあるんですね。

上の例の「typing」は、動名詞というよりも、「名詞」として流通していますので。

【応用】細かい動名詞の種類

お次に細かい動名詞の種類も紹介しておきますね。

以下の3つのを順番に紹介していきます。

動名詞の種類

  • 否定
  • 過去
  • 受動態

1動名詞の否定

まずは、動名詞を否定にする場合です。

否定の動名詞にしたいときは、動名詞の前に「not」を置いてください

オオカミ

I wanna enjoy not working.
働かないのを楽しみたいんだ)

ウサギ

Oh, yeah.
(そ、そうだね……)

サッシ

「not」の代わりに「never」も使えますよ!

2動名詞の過去

お次は動名詞の過去の場合。

動名詞に過去のニュアンスをつけたいときは「have」の動名詞である「having」を使って、「having + 過去分詞」という形になります。

オオカミ

I regret having eaten too much yesterday.
(昨日食べすぎちゃったことを後悔してるよ……)

ウサギ

Hey, don't worry about it.
(ま、気にすんなよ)

「having + eaten」で「食べたこと」ですね。

3動名詞の受動態

3つ目は動名詞の受動態です。

動名詞に受け身のニュアンスをつけたいなら、「be」の動名詞である「being」を使って「being + 過去分詞」という形で表現できますよ。

オオカミ

I don't like being photographed.
(写真を撮られることが好きじゃないんだ)

ウサギ

oh yeah, me too!
(分かる〜あたしもだ!)

この場合は「photograph(写真を撮る)」という動詞の過去分詞形「photographed」を使って「being + photographed」で「写真を撮られること」という受け身の形になっています。

サッシ

これら「否定」「過去」「受動態」の動名詞はちょっと応用的な内容なので、動名詞に慣れてから使ってみてくださいね。

動名詞と混同されがちな表現

最後に動名詞と混同されがちな表現との違いを比較して紹介します。

動名詞と現在分詞の違い

「〜 ing」といえば、動名詞の他にも「現在分詞(present participle)」という形も存在します。

見た目はどちらも「〜 ing」でまったく同じなのですが、両者はハッキリと別のものだと言えますよ。

なぜなら現在分詞は「形容詞」の役割をするからです!

例えば、以下の例文の「eating」は現在分詞なんです。

オオカミ

Look at that rabbit eating carrots at an incredible speed !
(ものすごい早さでニンジンをかじっているあのウサギを見て!

「eating(食べている)」が「rabbit(ウサギ)」という名詞を修飾しています(=形容詞の役目)よね?

このように「他の名詞を修飾する 〜 ing」の形は現在分詞だと覚えておいてください。

動名詞と現在分詞の違い

  • 動名詞
    動詞が名詞になったもの
  • 現在分詞
    動詞が形容詞になったもの

現在分詞についてさらに詳しく知りたいなら、こちらをどうぞ。

動名詞と不定詞の違い

動名詞と現在分詞は形が同じでしたが、お次は動名詞と「意味」が同じになる「不定詞」について

先ほども紹介しましたが「to + 動詞の原形」で表す「不定詞(infinitive)」は、動名詞と同じように「〜すること」という名詞の役割をします。

2つを比べてみますね。

動名詞
I like playing online games.
(オンラインゲームをすることが好きだ)
不定詞
I like to play online games.
(オンラインゲームをすることが好きだ)

この例文の場合、意味は同じです。

こんなふうにどちらを使ってもあまり変わらない場合も多いですが、「この場合は動名詞だけ」「この場合は不定詞だけ」ということもありますのでご注意くださいね。

さて今回は、動名詞の基本、応用についてまとめて紹介しました。

動名詞のまとめ

  • 動名詞とは、動詞の語尾に「ing」を付けて「〜すること」という名詞の意味に変化させたもの
  • 現在分詞とは見た目は同じでも意味が違う(現在分詞は形容詞の役割)
  • 不定詞を代わりに使える場合も、動名詞じゃないとダメな場合もある
  • 動名詞の意味上の主語に注意
  • 否定や過去や受け身にもできる

ぜひご参考に!

英語の品詞について気になることがあればコチラの記事からどうぞ♪

本物の英語力を留学で身につけませんか?
カナダ留学をオススメする理由

英語を学ぶには海外留学が最も手っ取り早い方法です。留学先はいろんな国がありますがわたしはカナダ留学をオススメしています。

そこで、信頼できるカナダ留学アドバイザー末永真一さん(カナダ在住 15 年)に相談できる窓口を用意しました。ご興味のある方はこちらからご相談を

執筆者: サッシ
小学生の時に帰国子女だった友人のお母さんから3年間英語を習ったおかげで、その後も英語の読み書きは全く苦労しなくなる。塾講師として英語・国語の指導を18年以上してきた経験のある「英語の文法オタク」。「ことば」そのものや「文法」を中心としたテーマを楽しく記事にしています。「毎日が生まれたて」という月間に60万回以上読まれる人気ブログも運営(ライター / ブロガー / カメラマン)。

Twitterで最新情報GET!

良かったらSNSでシェアしてね!
こちらも合わせていかがですか?