今回は英語の名詞の種類について紹介します。
ひとことで「名詞」とは言ってもいろんな種類があるんですよね。
ここでは名詞を2チーム・5種類に分類して1つ1つ紹介していくので、ぜひ名詞についての理解を深めてください。
英語の名詞は2チーム・5種類がある!
では、英語の名詞の種類を紹介していきますが、まず英語の名詞はズバリ「2チーム・5種類」あります!
どういう「分け方」なのかについてまずは紹介します。
まずは「可算名詞 / 不可算名詞」に分かれる
名詞は、まず大きく2つのチームに分かれています。
名詞の2つのチーム
- 可算名詞
- 不可算名詞
具体的に「1個、2個、3個……」のように数えられる名詞を「可算名詞(数えられる名詞)」と言います。
それに対して、数えられない名詞を「不可算名詞」と呼びます。
可算名詞と不可算名詞の違いについて詳しくは下記を。
名詞はさらに5種類に分類できる
それをさらに分けると、以下の5種類の名詞が存在します。
5種類の名詞
- 普通名詞
- 集合名詞
- 固有名詞
- 物質名詞
- 抽象名詞
先ほどの「可算名詞 / 不可算名詞」と合わせてまとめると、以下のような分類になりますよ。
可算名詞 | 普通名詞 |
---|---|
集合名詞 | |
不可算名詞 | 固有名詞 |
物質名詞 | |
抽象名詞 |
では、以下で1つ1つくわしく紹介していきますね!
可算名詞(Countable Noun)
まずは2大チームの一つである「可算名詞」のお話です。
英語では、具体的に「1個、2個、3個……」のように数えられる名詞を「可算名詞」と言います。
可算名詞とは?
数えられる名詞
例えば、「dog(犬)」なら「1匹、2匹、3匹……」、「boy(少年)」も「1人、2人、3人……」と数えられますよね?
可算名詞チームには以下の2種類の名詞が所属していますよ。
それぞれ、順番に説明していきますね。
普通名詞(Common Noun)
「普通名詞」は字の通り、普通のものを指す名詞で、具体的には「一般的な人・モノの名前」のことです。
普通名詞とは?
一般的な人・モノの名前
この世に存在する99%以上の名詞が普通名詞。
例えば「girl(女の子)」や「cat(ネコ)」や「desk(机)」なんかが「普通名詞」に当たります。
この世の名詞の99%以上が「普通名詞」ですよ!
では、ここでめちゃくちゃ大事なポイントをお伝えしますね。
英語の名詞の代表とも言える「普通名詞」を使う場合、以下の2つのポイントが絶対に関わってきます!
- 「特定」か「不特定」か?
「a / an / the」のどれかを付ける - 「単数」か「複数」か?
複数ならば語尾に「s」を付ける
例えば、「目の前に100個あるニンジンから1つだけ取ってほしい」シチュエーションで説明しますね。
どのニンジンにするか決めていて、「そのニンジン取って(=特定)」と言いたいときは「the carrot」です。
Can you pass me the carrot ?
(そのニンジンを取ってちょうだい)
逆に、「どれでもいいから取って」の場合なら「a carrot」となります。
Can you pass me a carrot ?
( [どれでもいいから]ニンジンを1個取ってちょうだい)
さらに、1個じゃなくて「何個かニンジンを取って」というときは「some carrots」というように、語尾に「 s 」を付けて複数形にします。
Can you pass me some carrots?(何個かニンジンを取ってちょうだい)
これは日本語には無いルールなので、感覚的にちょっと捉えにくいですよね~。
英語の名詞を使うときは絶対に外せないポイントなので、ちょっとずつ慣れていきましょうね!
英語の複数形については下記に詳しく書いています。
集合名詞(Collective Noun)
「集合名詞」は、「何人か(何個か)が集まって一つになっている名詞」のことです。
例えば「family(家族)」という言葉が集合名詞です。
ほら、「family(家族)」って4人や5人で「一つの家族」になりますよね?
集合名詞を「単数」と捉えるか「複数」と捉えるかは、状況によって変わるがポイントです。
集合名詞とは?
集合した塊を表す名詞
場合によって単数になったり複数になる。
以下のように家族を「全体」と見る場合は、「単数」という扱いです。
My family is large.
(うちは大家族です。)
一方、以下のように家族の「1人1人のメンバー」に注目する場合は、「複数」になります。
My family are all well.
(うちの家族は、みんな元気です)
ちょっと難しいニュアンスですが、ここでの「family」は、「家族1人1人のメンバー」を指していますよね?
「家族」以外にも、以下のような集合名詞がありますよ。
集合名詞の例
- team(チーム)
- audience(観客・聴衆)
- nation(国家)
- people(人々)
- police(警察)
「people」や「police」は必ず複数形の扱いです。
以上が、「可算名詞」チームの紹介です。
英語では、数えられるもの(=可算名詞)は、「特定か不特定か」と「単数か複数か」がポイントだと覚えておいてくださいね。
不可算名詞(Uncountable Noun)
続いては、「不可算名詞」を紹介していきますね。
先ほどの「可算名詞」に対して、具体的に「1個、2個、3個……」のように数えられないものを「不可算名詞」と呼びます。
不可算名詞とは?
1個、2個、3個と数えられない名詞
例えば「空気」や「水」などをイメージすると分かりやすいですよ。
「たくさんの空気」なら言えるけれど、「空気を3個」って絶対に言えないですよね?
「数じゃなくて量」で表すものが「不可算名詞」です。
不可算名詞チームには以下の3種類の名詞が所属していますよ。
それぞれ、順番に紹介していきますね。
固有名詞(Proper Noun)
「固有名詞」は、「世界にそれだけしかないもの」を指す名詞です。
固有名詞とは?
世界に1つだけしかないものを指す名詞
頭文字が「大文字」になるという特徴がある。
最も分かりやすいのは「Ken(ケン)」とか「John(ジョン)」とかの「人の名前」です。
同姓同名の人がいても、その人自体は1人ですから!
固有名詞は、頭文字が大文字になることが普通です。
他にも、以下のような「地名」や「サービス・ブランド名」なども固有名詞ですよ。
固有名詞の例
- Japan(日本)
- Wikipedia(ウィキペディア)
- iPhone(アイフォン)
- Chanel(シャネル)
特殊な場合を除いて、固有名詞は単数扱いです。たとえばこちらの例。
I think iPhone is so cool.
(アイフォンって超かっこいいと思うよ)
上の例ですが普通名詞なら複数形で「iPhones are」と言いそうなところですが、固有名詞なら単数形なんですね!
ほかにも「曜日の名前」、「月の名前(『January』など)」も固有名詞になります。
物質名詞(Material Noun)
「物質名詞」は、「気体・液体・固体などの材料や材質」を表す名詞です。
物質名詞とは?
気体・液体・固体などの材料や材質を表す名詞
数えるときに「容器」でカウントする。
「空気」や「水」などが代表例ですね。
以下のように、金属なども含まれますよ。
物質名詞の例
- air(空気)
- water(水)
- sugar(砂糖)
- wood(木材)
- iron(鉄)
- gold(金)
物質名詞は数えるときは「容器」でカウントすることが多いのが特徴です。
例えば、「お茶」ってカップに入った状態で飲みますよね?
だから、お茶は「a cup of tea(カップ一杯のお茶)」のように数えます。
物質名詞を数える方法については下記記事を!
抽象名詞(Abstract Noun)
そして、最後に紹介するのが「抽象名詞」です。
「目に見えない状態や出来事」を指す名詞たちですね。
抽象名詞とは?
目に見えない状態や出来事を指す名詞
例えば「life(人生)」や「music(音楽)」などが当たります。人生も音楽も、目には見えないし触れないですよね?
他にも、以下のようなものが「抽象名詞」ですよ。
抽象名詞の例
- love(愛)
- kindness(親切)
- news(ニュース)
- information(情報)
- luck(運)
以下のように、抽象名詞は基本的に「単数」の扱いになります。
Life is beautiful.
(人生は美しい)
まとめ
さて、今回は名詞の種類について紹介しました。
特に、5種類の名称などを覚える必要はありませんが、概念として知っておくと、単語を使うときに役に立ちますよ。
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