英語の目的格とは?意味・役割と主に使われる2つの場合

目的格ってなに?
サッシ

執筆者

WEBライター。旅をしながらブログを書いて生活。塾で英語を約20年教えた経験あり。早稲田大学 教育学部卒業。→ サッシについてはこちら

日本語でも文の基本は「誰が・何を・どうする」だと聞いたことがありますよね?

英語でもやはり「何を」は必要で、そのときに使う形を目的格と呼びます。

今回は英語の「目的格」について、意味・役割や主に使われる2つの場合など、わかりやすく紹介しますね。

英語の「目的格」とは?

まずは目的格とは何かをハッキリさせましょう。

英語の目的格とは、ずばり「目的語の役割をするときの形」です。

たとえば、代名詞である「me(私に・私を)」を使った以下の例文をご覧ください。

You call me.
(キミがボクに電話する)

この場合の「me」は「電話する」という意味の述語動詞である「call」の目的語になっています。

このように目的語の役割として文中で機能するときの形を目的格と言います。

「私」を表す代名詞は目的格の「me」のほかに、主格の「 I 」や、所有格の「my」などもあります。

ですが、それらを使って以下のように言うことはできません。

代名詞の間違った使い方

  • You call I.
  • You call my.

目的語の位置で使える形は目的格だけなんですよ。

英語の目的格とはこのような意味・役割だと覚えておいてください。

目的格はどんな品詞で使われるかについては次の章で紹介していきますね。

ちなみに英語で「目的格」を「object」と言います。

英語で「目的格」が使われる2つの場合

「目的格」の意味・役割がわかったところで、実際の使われ方を見てみましょう。

英語で「目的格」という言葉がよく出てくる場面が2つあります。

ずばり以下の2つですよ!

英語で主格が使われる2つの場合

  1. 代名詞
  2. 関係代名詞

代名詞

まず「目的格」という言葉がよく出てくる場面の1つは代名詞です。

代名詞とは「私・あなた・彼女・それら」などのことですね。

これら代名詞は、状況に合わせて形を変えて使うのが特徴です。

たとえば、一人称の「私」を表す代名詞は格の違いによって以下のように変化しますよ。

格の種類単語(意味)
主格I(私は)
所有格my(私の)
目的格me(私を)
所有代名詞mine(私のもの)
一人称の「私」を表す代名詞

形が似てはいるけれど、すべて違う単語として扱っています。

「彼を」ならば「he」ではなく「him」になるし、「彼女を」ならば目的格は「she」ではなく「her」となりますよ。

このように「〜を」や「〜に」のときに使う形が目的格だと覚えておいてください。

関係代名詞

そして、英語で目的格が使われるもうひとつのシチュエーションは関係代名詞です。

たとえば、以下の英文の「whom」は目的格の関係代名詞として使われています。

I don't know the man whom you saw yesterday.
(あんたが昨日会った人を、あたしは知らないよ)

後半の「you saw yesterday」に注目してください。

この部分だけを訳すと「あなたが昨日会った」だけなので「誰に」という目的語が欠けていますよね?

このように目的語が欠けた不完全が文を続けるときに使うのが目的格の関係代名詞なんですよ。

目的語がない状態とは?
目的語がない状態とは?

単語としては「who・whom・which・that」が目的格の関係代名詞として使えます。

なお目的格の代名詞は「object pronouns」、目的格の関係代名詞は「object relative pronouns」と言います!

目的格と目的語の違い

使われ方もわかったところで、あらためて目的格と目的語の違いをハッキリさせておきますね。

名前が似ているのでまぎらわしいですが、目的格と目的語は同じものではありません。

以下のような違いがありますよ。

目的格代名詞(関係代名詞を含む)が目的語として使われるときの形
目的語動作の対象(〜を・〜に)
目的格と目的語の違い

目的格はあくまでも代名詞が変化するひとつの形です。

「私」を例に出してみます。主語として使われる「主格」ならば「 I 」ですが、目的語として使われる「目的格」なら「me」となります。

たとえば、以下の文の「him」は「彼(he)」の目的格としての形ですよ。

I know him.
(彼を知ってるよ)

それに対して目的語は、動作の対象となる言葉のことです。

文の構成を主語・述語・目的語のように分けたときの骨組みのひとつと考えてもいいですね。

つまり、目的語の位置には必ずしも目的格がくるとはかぎりません

たとえば、以下の2つの文をご覧ください。

「目的語」であり「目的格」である例

I know him.
(私は彼を知っている)

「目的語」だけど「目的格」ではない例

I know Tom.
(私はトムを知っている)

このように目的語の位置に人名や一般的な名詞がくるときもありますが、それを指して目的格とは言えません

ざっくりと目的語は「〜を」や「〜に」にあたるところと思っておくといいですよ。

目的格は「I・my・me・mine」の「me」のところだと覚えるのもオススメです!

まとめ

今回は「目的格」がどういうものかについて紹介しました。

目的格のまとめ

  • 目的格とは「目的語の役割をするときの形」
  • 代名詞の「me・him・her」などのこと
  • 関係代名詞の目的格は「who・whom・which・that」
海外留学で英語で学ぼう!

カナダ留学コンパス

なんか、この記事すごく気に入ったんだけどほかにオススメある?

だったら、「その他の文法のカテゴリ」を要チェックだね♪

英語が苦手なあの人に教えてあげよう♪
ABOUT US
中村サッシ
サッシ
塾講師として英語・国語の指導を約20年してきた経験のある「英語の文法オタク」。早稲田大学 教育学部卒。小学生の時から英語を学んでいた経験もあり。「毎日が生まれたて」という月間に100万回以上読まれる人気ブログも運営。>>サッシについて詳しくはこちら
こちらも合わせていかがですか?