英語で「お土産」を渡すときに何て言うの? 文化の違いも知っておこう!

はつ

こんにちは、人生の半分をオーストラリアで過ごしている はつ です。

海外に渡って初めて会うホストファミリー。海外出張に赴いて初めて会うビジネスパートナー。果たしてお土産を渡す際に何と言ったら良いのでしょう?

実は私も初めてオーストラリアに来たとき、お土産に関してはいろいろと驚いた経験や肩透かしを食らったことが幾度となくありました。

今回は日英語間でのお土産の意味の違い、そして実際にどんな英語のフレーズを言ったら良いかについてご紹介します。

前提となる「お土産」ということばの意味

よくよく考えてみると、日本語の「土産」という言葉ですが、「土」と「産」という漢字を合わせて「みやげ」と読むのは不思議ですよね。

日本語教師的にも気になります。そこで語源を調べてみると、

「土産」は元来、「どさん」または「とさん」と読む漢語で、「土地の産物(≒特産)」を意味する[2]。現代中国語でも同じ意味である。

土産 - Wikipediaより引用しました。

なるほど。もともとは「どさん」だったんですね〜。

よく見て選び、人に差し上げる品物を「見上げ(みあげ)」といったことから、「見上げ」が転じて「みやげ」になったとする説。 「屯倉(みやけ)」からの品物の意味で、「みやげ」になったとする説。 その他、「都笥(みやこけ)」「宮倉(みやけ)」「家笥(みやけ)」などの意味からといった説がある。

語源由来辞典より引用しました。

人様に差し上げるからよく見て選ぶ、そこから「みあげ」となる説が説得力がありますね。

今度は大辞林を引いてみると……

1. 旅行先や外出先から家などを持って帰るその土地の産物。つと。
2. 人を訪問する際持っていく贈り物。手みやげ。

とあります。1はわかるのですが、2の場合は、どこかに行ったからお土産を持って行く、という意味からは乖離(かいり)してしまっていますね。

そうなるとその土地特産という縛りもなくなってしまいます。

「お土産」って英語でなに?

さて、日本語での意味をおさえましたが、英語で「お土産」にあたる「souvenir」の意味はどうでしょうか?

オックスフォード辞書で「souvenir」を見てみると……

A thing that is kept as a reminder of a person, place, or event.

つまり……

人、場所、もしくは出来事の思い出の品

……という意味合いが強いですね。

日本語の「お土産」の2番目にある、手土産という意味合いはそっくりそのまま抜けています

英語では「手土産」は「プレゼント」

例えば友人宅に夕食に招かれたときには、お礼と感謝も兼ねてワインを持っていったりしますが、それは「souvenir」とは呼びません

ワインをお土産に持っていくことも
ワインをお土産(→プレゼント)に持っていくことも

「souvenir」ではなく「present」とか「gift」の方が合っています。この2つの単語の違いはこちらです。

  • present …… 一般的な贈り物
  • gift …… 改まった機会での贈り物

「お土産」という単語の、日英の辞書の意味の違いからも見てとれるように、「お土産」の概念が日本とオーストラリアでは異なっていますね。

旅行先の名産品を配るという「風習」がない

そもそもなのですが、どこか旅行に行ってそこの名産品を買って来て友達や職場へのお土産にする、という習慣が基本的にありません

プレゼント用の手提げ袋
プレゼント用の手提げ袋

親しい親類に対してお土産を買うことはありますが、仕事場へのお土産を買って帰るケースは日本に比べて圧倒的に少ないです。

オーストラリアの場合、お土産にあたるものといえば、強いて言えばお土産話とスマホで撮った山ほどの写真でしょうか。

仲良しの同僚が海外旅行から帰ってきた際、お昼休みに「旅行の写真を見せてあげる」と申し出てくれた時には「ちょっと待って、まずコーヒーを淹れるから」と時間をかけてシッカリと話を聞く準備をしてから臨みます

日本から海外に渡りお土産を渡すシチュエーション

今度は、日本から海外に渡ったときに渡すお土産について考えてみます。

お土産は「贈り物」
お土産は「贈り物」

たとえば、ホームステイが決まってオーストラリアに1週間滞在するとします。

日本人なら「お世話になるのだから、行ったらすぐにお土産を渡さないと」と思いがちですが、オーストラリアには、訪問していきなりお土産を渡す習慣がありません

なので渡すなら、そのイベントの終盤に渡します。例えば……

  • ホームステイならその最後の日
  • ディナーに呼ばれたら、その帰り際(ワインなど飲食できるものの場合は最初に渡す)

というのが通例です。

はつ

……ですが!

私はあえて最初にお土産を渡してアイス・ブレーカー(会話のキッカケ)にするのをオススメします。

例えば日本の伝統工芸品なら、それにまつわる歴史や使い方を説明することで会話が弾みますよ。

気になる「お土産を渡す際」に言う英語

日本ならお土産を渡す際に……

  • コレはつまらないものですが、どうぞお納め下さい
  • お口に合うか分かりませんが、どうぞおひとつ召し上がって下さい

……といった、お決まりのフレーズがありますよね。

英語にはそういった言い回しはありません。

オーストラリアでは、季節のイベント的なプレゼントを渡す時、たとえば誕生日、バレンタインデー、クリスマスにはそれぞれのフレーズを使います。

イベントのときのフレーズ例
誕生日 Happy birthday !
バレンタインデー Happy Valentine’s day !
クリスマス Merry Christmas !
※ 親類が集まってのディナーでプレゼントを渡す際には言うが、子供にはサンタさんから、ということで直接言わない(クリスマスイブにクリスマスツリーの下に置いておく)
誰かに贈るカード
誰かに贈るカード

じゃあ、それ以外の状況でプレゼントを渡すときに何て言ったらよいか?

ここでプレゼントを渡す時に言えるカンタン、かつ万能なフレーズをご紹介しましょう!

そのフレーズとは……

Thank you very much for 〜

です! 例えばホームステイをしたなら……

Thank you very much for having me as a part of the family.
(家族の一員として私を迎え入れてくれてありがとう)

ディナーに招待してもらったなら……

Thank you very much for inviting me to the dinner.
(ディナーに呼んでくれてありがとう)

実はですが、教科書で教わる英語「Thank you very much」は日常的にはそれほど使われません。

でも、真摯な感謝を伝えるのにバッチリなフレーズなので、こういうシチュエーションではかえって効果的です。

ここぞとばかりにガンガン使いましょう。

ちょっとした小物を渡したいとき

大層な贈り物ではなく、ほんのちょっとしたものを渡したいときに使うフレーズはこちら。

Here’s a little something for you.
(これ、ちょっとしたものですが)

例えばキーホルダーや、こよりの付いた五円玉(ウケが良いです)といった類いのものを渡すときに使えます。

「Something」とは贈るものを指しています。あえて「何か」という表現でオーケーなので、何を贈るのでもこのフレーズが使えます。

「Can I open it?」と言われてひるんではいけない

オーストラリアでプレゼントを渡した際、よく言われるのが

Oh, you shouldn’t have. (そんなことしなくても良いのに)

というフレーズ。

謙遜していますが、ちゃんとプレゼントは受け取ってくれるので大丈夫。ただ、それに続いてのフレーズが……

Can I open it ?(プレゼントを開けても良い?)

だったとしても、ひるんではいけません

日本の場合、お土産をもらったらその場で開けるのは失礼ですが、こちらではプレゼントをもらったその場でプレゼントを開けてみて、より一層感謝を伝えるという習慣があります。

なので「Can I open it ?」と言われた際は……

  • Please.(どうぞ)
  • Sure.(もちろん)

……と言うようにしましょう。

なお、包み紙を乱暴にビリビリと破いて開いてもギョッとした表情にならないようにしましょうね。

これは大人から子供まで当たり前にやります(笑)。

いかがでしたか? 日本とオーストラリアのお土産に関する習慣と常識はずいぶんと違うと思います。

おさらいですが、日本からのお土産を渡す際には次のフレーズを覚えておきましょう。

  • お土産を渡すとき …… Thank you very much for 〜
  • ちょっとしたものを渡すとき …… Here’s a little something for you.
  • 「Can I open it ?」と言われたら …… にこやかに「Please」か「Sure」

もし英語が上手く言えなくても、プレゼントを渡したならきっとこちらの心はくんでくれます

そんな心のコミュニケーションも大切にしてゆきたいものですね。

最後に

オオカミ

なんか、この記事すごく気に入ったんだけどほかにオススメある?

ウサギ

だったら、「英語のフレーズのカテゴリ」を要チェックだね♪

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執筆者: はつ
人生の半分をオーストラリアで過ごした経験からネイティブレベルで英語を操る。現在はメルボルンで言語の専門家である日本語教師として生計を立てる。2013年に世界から「グーグル認定教師」として50名のひとりに選出された教育のプロ。>>はつ について詳しくはこちら

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