TOEICに持っていくべき物は公式サイトにも載っていますが、それだけではわからないことも多くあります。
公式サイトは、必要最小限の持ち物だけを載せていますからね。
実際に受験してはじめて「これは持っていったほうがいいな」と気づくものもあります。
この記事では、TOEIC受験の経験を活かして作ったTOEICの持ち物チェックリストをシェアし、持ち物について解説します。
この記事の「TOEIC」は「TOEIC Listening&Reading」を指します。リスニングや文法、読解などの問題を延々と解いていく試験です。
TOEICの持ち物チェックリスト
TOEICの持ち物チェックリストは、次のとおりです。
- 必要な持ち物
- あると便利な持ち物
この持ち物リストは、次のボタンからご自身のGoogleスプレッドシートにコピーできます。
シートにはチェックボックスもありますし、編集も可能です。
ぜひご活用ください!
次に持ち物の詳細を解説します。
TOEICの持ち物について解説
ここでは、TOEICの持ち物を、次の2つに分けて解説します。
必要な持ち物から見ていきましょう。
必要な持ち物
必要な持ち物は、次のとおりです。
必要な持ち物
順に解説していきます。
受験票
まず、TOEICの試験当日に持っていくべきものは受験票です。
受験票は、試験日の約2週間前に発送されることになっています。
厳密には、受験票は絶対に必要というわけではありません。公式サイトには、次のとおり書いてあります(太字はサトによる)。
受験票が届かない場合でも、受験は可能です。
受験に必要な情報は、受験票発送後に、TOEIC申込サイト内の「受験票情報詳細」にてご確認いただけます。
受験番号・試験会場(会場名・所在地)・注意事項をご確認いただき、試験当日、指定の会場へご来場ください。
IIBC(TOEICの運営団体)公式サイト
受験票を紛失しても、証明写真と本人確認書類があれば受験はできるようですね。
でも、受験票がないと確認の手間が増えるので必ず持っていきましょう。
証明写真1枚
TOEIC受験の際に必要なもの2つ目は、次の規定を満たす証明写真です(太字はサトによる)。
IIBC(TOEICを運営する団体) 公式サイト
- サイズは縦4cm×横3cm
- 6ヶ月以内に撮影
- フチなし
- 正面を向いたご本人の顔がはっきり確認できる(顔に影がないもの)
- ご本人のみが写っている
- 上半身無帽で、頭部全体が写っている
- 人物の後ろは何も写っておらず白または薄い色
照明写真は、カラーでもモノクロでもOKです。
証明写真は裏面に氏名と受験番号を記入の上、受験票の「証明写真貼付欄」に貼っておきましょう。
わたしは受験票に貼った証明写真とは別に、もう1枚を予備として持っていきました。
受験票をなくしたとしても、証明写真と本人確認書類があれば受験できるので!
本人確認書類(写真つき)
TOEICの試験当日に持っていくべきもの3つ目は本人確認書類です。
受付の際に本人確認書類(原本)の提示が求められます。
使える本人確認書類は、次のとおり。
IIBC(TOEICを運営する団体) 公式サイト
- 運転免許証
- 学生証/学生手帳/生徒手帳(デジタル学生証も可)
- パスポート(パスポートは海外発行も可)
- マイナンバーカード(個人番号カード)
- 住民基本台帳カード
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 仮運転免許証
- 運転経歴証明書
- 障害者手帳(身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳)
パスポート以外は、日本国内で発行されたものである必要があります。
また、有効期限内であることを確認しておきましょう。
シャープペンシルまたは鉛筆(HB)
HBのシャープペンシルか鉛筆もお忘れなく。
マークシート式の試験ではシャープペンシルが使えない場合もありますが、TOEICでは問題なく使えます。
個人的には、鉛筆よりシャープペンシルのほうが好きです。
芯の太さが変わらず、ずっと同じペースでマークできるので。
わたしは芯が太め(1.3mm)のシャープペンシルを使っています。
広く使われている0.5mmのシャープペンシルと並べてみると、次の画像のとおり。
見た目でもかなりの差があるのがわかります。
わたしが一番気に入っているのは、コクヨ製のシャープペンシルです(次の写真)。
芯が太いだけでなく、持ちやすいし、マークシートを塗るのに最適なんですよね。
マークシートに一番おすすめのシャーペン
ただ、付属の芯は2B。公式サイトでは「HB」と明記されています。
「2Bでも大丈夫」という情報もネット上にはあるのですが、なんか怖い……(ビビり)。
次の画像のシャープペンシル(ぺんてる製)に付属の芯はHBだったので、こちらも買いました。
2本あると予備になるのでオススメです。
試験中に筆記用具を落とした場合、手を挙げて試験官の方に拾ってもらう必要がありますからね……。
落とすと、時間のロスになりますから!
TOEIC本番は、コクヨのシャープペンシル+ぺんてるの芯(HB)という組み合わせで、時間内に全部マークできました!
ちなみに、1.3mmのシャープペンシルや替芯は、文房具店などには置いていないかもしれません。
Amazonでは2,000円以上買い物するか、Amazonプライムの無料体験で送料が無料になります。
賢く利用しましょう。
消しゴム
消しゴムも、忘れないようにしましょう。
買った消しゴムが消しやすいかどうか、事前に確認しておくといいですね。
わたしの場合、シャープペンシルの後ろについているものが消しやすく、それを本番でも使いました。
いちおう、予備の消しゴムも持っていきました(出番はありませんでしたが)。
腕時計
時間を確認できるよう、腕時計も持って会場に向かいましょう。
わたしがTOEICを受けた会場には、時計はありませんでした。
さらに注意しないといけないのは、純粋な腕時計しか認められていない点。
たとえば、次のものは使えません。
時計として使えないもの
スマートウォッチやスマホはカンニング防止のために禁止されているのはわかります。
でも、置き時計もダメなんですね……。
純粋な腕時計なんて持ってない……という場合は、1つ買っておいてもいいのではないでしょうか。
わたしもTOEICのためだけに腕時計を買いました。
Amazonなら画像のCASIOの腕時計が、1,000円以下で買えましたよ!
ただし、この腕時計だけ買うとAmazonでは送料がかかってしまいます。
筆記用具などと合わせて2,000円以上買い物するか、Amazonプライムの無料体験を利用することで、送料無料になります!
あると便利な持ち物
TOEICの受験のときに、あると便利な持ち物は次のとおりです。
あると便利な持ち物
公式サイトの持ち物のページには「マスク」以外は載っておらず、持って行っても使えるかどうか判断が難しいところですよね。
実際にTOEICを受験した経験や、公式サイトを徹底的に調べた結果をもとに解説していきます。
スマホ
スマホは、待ち時間にTOEIC対策のアプリなどを使いたい場合などに重宝します。
「待ち時間」は、次のとおりです。
時間 | 待ち時間 |
---|---|
午前受験 | 9:25〜9:55 |
午後受験 | 14:05~14:35 |
ちなみに、「待ち時間」は公式サイトでは「受付時間」となっています。
受付を済ませたあと、試験の説明が始まるまでは、スマホなどを見ても問題ありません。
なので便宜上「待ち時間」としています。
ワイヤレスイヤホン
ワイヤレスイヤホンは、次のシーンで役立ちます。
ワイヤレスイヤホンが役立つシーン(待ち時間)
ワイヤレスイヤホンがあれば、待ち時間の過ごし方に選択肢が増えます!
参考書
TOEIC対策に使ってきた参考書も、待ち時間に見返したいのであれば持って行きましょう。
本番までの努力を思い出して、気持ちが落ち着くかもしれません。
飲み物
水分補給に飲み物もあると安心ですね。
公式サイトによると、次のとおり、水分を取ることは認められています。
水分補給については、試験中も含め、終日可能です。
IIBC(TOEICを運営する団体) 公式サイト
ただし、TOEICでは途中でトイレに行った場合も、試験時間の延長は認められないので、ご注意ください。
わたしはトイレが近いので、水分補給なしでがんばりました……。
TOEICの試験時間は2時間です。トイレに行かずに済むかどうか知るには、公式問題集でTOEICのシミュレーションをするなどの方法があります。
ちなみに軽食を持って行っても、教室はもちろん、ロビーなどでも食べられません。飴やガムなども含めて禁止されているのでご注意ください。
ジャケットなど
会場が寒すぎる場合に備えて、温度調節ができるジャケットなどもあると便利です。
わたしは試験が始まる前からジャケットを羽織っていましたが、だんだん暑くなって途中で脱ぎました。
脱いだジャケットですが、カバンの上に置いておけばオッケーです。わたしも、なにも言われませんでしたよ。
カバンは試験官の指示で、椅子の下に置いていました。
マスク
TOEIC受験会場では、マスクの着用は任意です。
公式サイトにも次のようにあります(太字はサトによる)。
2023年4月1日以降、試験会場内でのマスク着用は任意となります。
IIBC(TOEICの運営団体)公式サイト
※ただし、花粉症などのアレルギー・喘息などの症状により飛沫が発生する可能性のある方については、マスク着用にご協力ください。マスクを着用されている場合、本人確認時は試験官の指示に従いマスクを外していただきます。
※試験会場によっては、マスクの着用のお願いや、入場時に検温をおこない、体調確認をさせていただく場合がございます。
会場によってはマスク着用を「お願い」されるケースもあるかもしれないので、わたしは念のため持っていっています。
マスクをするなら、予備も持っておくといいでしょう。
ポケットティッシュ
ポケットティッシュは、事前に試験官に申し出れば、試験中も使えます。
何らかの事情で必要なら、持っていきましょう。
よくある質問
TOEICの持ち物について、よくある質問をまとめました。
まとめ
この記事では、TOEICの持ち物チェックリストをシェアし、持ち物について解説しました。
チェックリストは、次のとおりでしたね。
- 必要な持ち物
- あると便利な持ち物
リストは、次のボタンからご自身のGoogleスプレッドシートにコピー・編集できます。ご活用ください。
忘れ物やトラブルなく、本番で実力を発揮できますように!