TOEIC対策におすすめの問題集は?公式本・「非公式」本から厳選

TOEICのオススメ問題集はどれ?
サト

執筆者

TOEIC980点。ELSA認定アンバサダー。インドネシアで日本語学校を運営している日本語教師。話せる言語は英語のほかにインドネシア語、中国語。→ サトについてはこちら

TOEICの問題集は数が多すぎて、選ぶのに苦労していませんか。

この記事では、おすすめのTOEICの問題集を紹介します。

結論から言うと、公式問題集があれば十分ですが、バラエティ豊かな「非公式」の問題集も魅力的です。

特にこちらは最新の問題集になるので絶対にやっておくべき!

2023年10月発刊の最新版!

詳しくは、続きをお読みください。

この記事の「TOEIC」は、「TOEIC L&R」を指しています。リスニングや文法、リーディングの問題を延々と解いていく試験ですね。

TOEIC対策に欠かせない「公式」の問題集

TOEIC対策のために問題集を買うなら、何と言っても「TOEIC公式問題集」がおすすめです。

「非公式」の問題集にも、クオリティの高いものは数え切れないほどあります。

それでも、いくらがんばっても「公式」には勝てません。

公式の問題集は、「中の人」が作っているからです。

たとえば、『公式TOEIC® Listening & Reading 問題集』の特徴は次のとおり。

問題はすべて米国のテスト開発機関であるETSが、本番のテストとまったく同じプロセスで制作。

IIBC(TOEICを運営する団体)公式サイト

「ETS」は、TOEICやTOEFLなどを開発している機関です。

言い換えると、公式問題集には、本番と全く同じクオリティの問題が収録されているわけです。

これを活用しない手はありません!

では、公式の本から、次の2つを紹介していきます。

2のタイトルには「問題集」とは書かれていませんが、問題が多数収録されているため、「問題集」として扱います。

これだけで十分!『公式TOEIC® Listening & Reading 問題集』

まず紹介するのは『公式TOEIC® Listening & Reading 問題集』です。

2023年10月発刊の最新版!

この問題集の特徴は、次のとおり。

『公式TOEIC® Listening & Reading 問題集』の特徴

  • 本番と同じ形式の問題が2回分収録されている
  • 正答数をスコアに換算できる
  • どの問題にも丁寧な解説がついている

本番と同じプロセスで作られた問題が、本番と同じ形式で収録されているわけですね。

TOEIC模試として、これに勝てるものはないでしょう。

TOEIC対策に1冊だけ本をおすすすめするとしたら、何の迷いもなくこの本を選びます。

ふだんは英語の運用力を高めるための練習(多読多聴など)をして、たまに公式の問題集に取り組む。

これが王道だと思いますし、わたしも実践しています。

TOEICのスコアは、あくまで英語りょくの証明ですからね。

TOEICで980点を取っていても、海外で誰かに英語で話しかけて「英語で話してください」と言われたら意味がないわけです……(実話)

目標スコア別の『公式TOEIC® Listening & Reading 500+/650+/800+』

目標スコア別に対策をしたい場合も、ピッタリの公式問題集があります。

次の3つです。

『公式TOEIC® Listening & Reading 500+』

TOEICで500点以上をめざす人にオススメなのは『公式TOEIC® Listening & Reading 500+』です。

500点以上をめざす人向け

『公式TOEIC® Listening & Reading 650+』

TOEICで650点以上をめざす人に向けて作られた『公式TOEIC® Listening & Reading 650+』です。

650点以上をめざす人向け

『公式TOEIC® Listening & Reading 800+』

TOEICで800点以上をめざす人を対象に作られているのが『公式TOEIC® Listening & Reading 800+』です。

800点を目標にする人向け

『公式TOEIC® Listening & Reading』シリーズの公式の動画もあるので紹介します。

動画の内容をひとことで要約すると、「それぞれのレベルにピッタリの問題が厳選されている」ということになります。

そのほか、個人的に気になる特徴は次のとおり。

タイトル気になる特徴
『公式TOEIC® L&R 500+』別冊『文法ドリル&音ドリル』つき
『公式TOEIC® L&R 650+』公式教材の中で最多の462問を収録
『公式TOEIC® L&R 800+』難易度の高い220の語句を収録した別冊『単語集』つき
気になる特徴

タイトルの「Listening & Reading」は「L&R」と略しています。

特に『500+』と『800+』の別冊が魅力的なので、これだけのために買おうと思ってしまいそう。

目標スコアに向けて、重点的な対策をしたいならおすすめです!

TOEIC対策におすすめの「非公式」問題集

TOEICは、公式以外の問題集が数え切れないぐらいあります。

書店に行くたびに、その数に圧倒される……!

公式以外のものを、この記事では便宜べんぎ上「非公式」としています。

個人的には公式問題集だけで十分だと思っています。

ただし公式問題集は数が少ない分、細かいニーズに対応していない場合もあります。

たとえば990点をターゲットにした公式問題集は、今のところ出ていません。

また、公式問題集は電子版がないものがほとんどです。

なので、「非公式」の問題集が活躍する場も(当然ですが)あります!

以下、「非公式」の問題集について、次の順に解説します。

「非公式」のTOEIC問題集の選び方

「非公式」のTOEICの問題集は、ものすごい数が出ていて選ぶのが大変です。

なので、質のいい本を効率よく探し当てたいところ。

そのために、わたしが重視しているのは次のポイントです。

「非公式」のTOEIC問題集を選ぶポイント

  1. 紙の書籍の有無
  2. 出版社の実績
  3. 著者の実績

順に解説します。

紙の書籍の有無

「非公式」のTOEIC問題集の選び方の1つ目のポイントは、紙の書籍があるかどうか。

電子版しかない本と、紙の書籍がある本とでは、間違いなく後者を選びます。

電子版だけの本も含めると、数が多すぎて選ぶ手間がとんでもないことに……。

Kindleの自主出版も増えているので、なおさらです。

自主出版だと、クオリティの高いものとそうでないものとが入り乱れている状況なので……(個人の感想です)。

その点、紙の書籍が出ていると、ある程度クオリティが保証されるので、それだけで絞り込みがラクになります。

教材選びは大切だし、楽しい作業なのですが、目的は英語りょくアップのはず!

教材はさっさと選んで、英語学習に使う時間を増やすのがおすすめです。

出版社の実績

「非公式」のTOEIC問題集の選び方の2つ目のポイントは、出版社の実績です。

たとえばアルクの本は間違いないでしょう。

語学雑誌や語学本で50年以上の経験がありますからね。

アルクの本には学生時代からお世話になっており、個人的には「アルクさん」と呼んで崇拝すうはいしています。

著者の実績

「非公式」のTOEIC問題集の選び方の3つ目のポイントは、著者の実績です。

ご自身がTOEICで高得点を取っているのはもちろん、英語教育の経験もあれば言うことなし!

たとえば『完全保存版 できる人の英語勉強法』などの著者である安河内やすこうち氏の本なら、何の心配もなく選べます。

同氏はTOEICで満点を取っているだけでなく、20年以上も英語教育に携わっていますから!

英語学習の方法として、多読している点にも(勝手に)共感しています。

おすすめの「非公式」TOEIC問題集

さきほど紹介したポイントを念頭に、「非公式」のTOEIC模試と、目標スコア別の問題集を選びました。

両方、紙でも電子版でも手に入ります。

それぞれ紹介していきます。

『TOEIC® L&Rテスト 究極の模試600問+』

「非公式」のTOEIC模試でおすすめなのは、アルクから出ている『TOEIC® L&Rテスト 究極の模試600問+』です。

公式じゃないものではダントツでオススメ!

わたしは以前、アルクから出ていたTOEIC模試を試しました。

そのときも正答数からスコアが換算できてすごいなあと思っていたのですが、この『TOEIC® L&Rテスト 究極の模試600問+』はさらにパワーアップしています。

次のような特徴がありますからね。

『TOEIC® L&Rテスト 究極の模試600問+』の特徴

  • 1問ごとに解説動画あり
  • 自動採点サイトあり
  • 精度が上がったスコア換算表あり

「非公式」のTOEIC模試では、ダントツでおすすめの1冊です。

『TOEIC L&Rテスト レベル別問題集』シリーズ

「非公式」の目標スコア別の問題集では、安河内やすこうち氏の著書がおすすめです。

その名も、『TOEIC L&Rテスト レベル別問題集』シリーズ。このシリーズの特徴は、次のとおりです。

『TOEIC L&Rテスト レベル別問題集』シリーズの特徴

  • 目標スコアが5つに分かれている(公式は3つ)
  • 目標スコアの最高が990点になっている(公式は800点)
  • 10分x24回に分かれていて、続けやすい構成になっている

シリーズのタイトルをぜんぶ並べると、次のとおりになります。

No.タイトル
1『TOEIC L&Rテスト レベル別問題集 470点突破』
2『TOEIC L&R テスト レベル別問題集 600点突破』
3『TOEIC L&Rテスト レベル別問題集 730点突破』
4『TOEIC L&Rテスト レベル別問題集 860点突破』
5『TOEIC L&Rテスト レベル別問題集 990点制覇』
『TOEIC L&Rテスト レベル別問題集』シリーズ

「公式」は目標スコアが3つでしたが、安河内やすこうち氏の問題集は5つに分かれているんですね!

公式にはない「990点」(満点)が目標スコアになっているものもあります。

また、5冊とも、1回の学習時間が10分(全24回)と続けやすい構成になっているのもポイント。

「かゆいところに手が届く」問題集と言えるでしょう。

470点突破をめざす問題集

600点突破をめざす問題集

730点突破をめざす問題集

860点突破をめざす問題集

990点(満点)突破をめざす問題集

よくある質問

TOEICの問題集について、よくある質問をまとめました。

TOEICの過去問は手に入らないの?

韓国で出版されている過去問集をAmazonなどで買うことはできますが、この記事で紹介した公式問題集があれば十分です。

ご参考までに、Amazonのリンクを貼っておきます。音声はダウンロードできますが、解説などは韓国語である点にご注意ください。
ETS TOEIC 定期試験既出問題集 1000 Vol.3 Listening
ETS TOEIC 定期試験既出問題集 1000 Vol.3 Reading

『公式TOEIC® Listening & Reading 問題集』の最新版は?

こちらが『公式TOEIC® Listening & Reading 問題集』の最新版です。

2023年10月発刊の最新版!

まとめ

この記事では、おすすめのTOEICの問題集を紹介しました。

ダントツでおすすめなのは、公式の問題集でした(次のとおり)。

特に、こちらの問題集は毎年更新されているので絶対に問いておきたいです。

2023年10月発刊の最新版!

もちろん非公式の問題集が活躍するケースもあります。

非公式の問題集を選ぶ際は、次のようなポイントを意識するのがおすすめです。

「非公式」のTOEIC問題集を選ぶポイント

  1. 紙の書籍の有無
  2. 出版社の実績
  3. 著者の実績

このポイントをクリアした問題集は、次のとおりでしたね。

この記事が、TOEICの問題集を選ぶガイドになり、最終的には英語りょくの向上につながれば幸いです!

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サト
インドネシアで日本語学校を運営している日本語教師。独学でTOEIC980点をマークした秘密が受験英語が好きだったという特異体質。オンライン英会話や電子書籍を試すことにハマっている。>>サトについて詳しくはこちら
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