英文法を学んでいると「SVOC」という用語がよく出てきます(参考: 5文型について)。
この「 V 」とは動詞なのでしょうか? それとも述語なのでしょうか?
今回は「 V 」における品詞や「 V 」だけの文、「 V 」を省略した文など、「SVOC」の「V」について完全ガイドをお届けします。
「SVOC」の「 V 」は動詞なの? 述語なの?
さっそく「SVOC」の「 V 」とは何かを見ていきましょう。
「 V 」は動詞なのか述語なのか、「 V 」には動詞以外も置けるのかを紹介していきますね!
動詞 / 述語としての「 V 」
まず「 V 」の正体をハッキリさせましょう。
結論としては、どちらかと言えば「SVOC」の「 V 」は「述語」だと考えてください。
文法の話のときの「 V 」は英単語の「verb(動詞)」のことなのですが、大きく分けて以下の2つの意味があるんです。
verbの2つの意味
- 品詞としての「verb」
- 文構造としての「verb」
品詞としての「verb」
1つ目は品詞としての「verb」です。
品詞には次のような10種類があります。
品詞名 | 英語での名前 | 辞書に載っている略 |
---|---|---|
1名詞 | noun | 【名】【 n. 】 |
2代名詞 | pronoun | 【代】【 pron. 】 |
3動詞 | verb | 【動】【 v. 】 |
4形容詞 | adjective | 【形】【 adj. 】 |
5副詞 | adverb | 【副】【 adv. 】 |
6助動詞 | auxiliary verb | 【助動】【 aux. 】 |
7前置詞 | preposition | 【前】【 prep. 】 |
8冠詞 | article | 【冠】【 art. 】 |
9接続詞 | conjunction | 【接】【 con. 】 |
10間投詞 | interjection | 【間】【 int. 】 |
この10種類ある品詞の1つである「動詞」という場合の意味ですね。
文構造としての「 V 」
もう1つが文構造としての「verb」です。
たとえば以下の英文をご覧ください。
I like sushi.
(お寿司好きなんだ)
この文は次の3つのパーツで成り立っています。
3つのパーツ
I like sushi.
主語をどうするのか、どういう状態なのかを説明する部分として「 V 」は存在していますよね?
この場合は私がスシを「好き」ということですね!
このように機能するので、文法で「SVOC」の話をするときは「 V 」は動詞というより「述語」と考えたほうが理解しやすいですよ。
文構造上での「V」とは?
「動詞」というより、「述語」として捉えるほうが理解しやすい。
>
ただし英語では「主語以外はぜんぶ述語」という考え方もあるので、その場合は「 V 」も「 O 」も「 C 」もひっくるめて述語という捉え方をします。
さらに詳しくは、英語の「述語」についてをご覧ください。
「 V 」に置けるのは動詞だけ?
では「 V 」に置ける品詞もハッキリさせておきましょう。
「 V 」は「 S(主語)に対する「述語」だとわかりました。
すると以下のような疑問も出てきますよね?
「SVOC」の「 V 」の位置には動詞以外の品詞も置けるの?
それについては答えは「No」。
「 V 」に置ける品詞は動詞だけです。
名詞・助動詞・前置詞など他の品詞は決して単品で「 V 」の位置に置くことはできません。
いわゆるbe動詞と一般動詞だけが「 V 」になることができると考えてくださいね。
述語として機能する動詞なので「 V 」に置かれた動詞を「述語動詞」とも呼びますよ!
「 V 」だけの文・「 V 」のない文
「 V 」とは何かがわかったところで、さらに使い方を見てみましょう。
「 V 」だけの文や「 V 」の省略について紹介していきますね。
「 V 」だけで英語の文は成り立つの?
まず「 V 」だけの文についてです。
「 V 」だけでも英語の文は成り立つのかと言うと……答えは「Yes」。
実は「 V 」だけの英文も日常的に使われるんです。
たとえば以下のような場合ですね。
Go !
(行け〜!)
そう、いわゆる命令文です。
「 S(主語)」を省略していきなり「 V(述語)」から始めるのが命令文なんですよ。
もちろん「Stop it !(やめなさい!)」や「Open the window !(窓を開けろ!)」のように動詞の後にさらに言葉を続ける場合もあります。
「 V 」は省略できる?
「 S 」を省略して「 V 」から始めると命令文になることがわかりました。
では、逆に「 V 」を省略できるのでしょうか?
「 V 」は省略できない
それについては以下のように考えてください。
「 V 」は省略できる?
基本的に「 V 」なしでは英文は成立しない。
そう……「 V 」は省略不可です!!
【例外】「 V 」が省略できる場合
どんなルールにも例外はあります。
「 V 」が省略できる例外としては次のような場合がありますよ。
挨拶 | Good morning.(おはよう) |
---|---|
呼びかけ | John!(ジョン!) |
感嘆文 | Oh my god!(なんてこった!) |
とはいえ、基本的にはVは省略できません。
命令文を除いて、英語の文では「 S 」と「 V 」は必ず使うと思っておいてくださいね。
むしろ「SVOC」の中で「 V 」はもっとも重要な存在ですよ!
まとめ
最後に「述語」についてまとめます。
まとめ
- 「SVOC」のときの「 V 」は「述語」
- 「 V 」に置けるのは動詞だけ
- 「 V 」を省略したら英文は成立しない!
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