「be動詞」ってなに?

サッシ

執筆者

WEBライター。旅をしながらブログを書いて生活。塾で英語を約20年教えた経験あり。早稲田大学 教育学部卒業。→ サッシについてはこちら

中学校の英語の授業が始まって、まず出合うのが「be動詞」です。

「be動詞」というと難しそうに聞こえますが、実は例外なくパターンが決まっているんですよ!

今回は、かんたんな例文を使って、be動詞の基本的な使い方から疑問文・否定文の作り方、be動詞の省略形まで紹介します。

「be動詞」の基本知識

まず、そもそも「be動詞」って何でしょうか?

be動詞は、単語を名詞形容詞などの「品詞」で分けた場合の「動詞」に属するものです。

その「動詞」を2種類に分けたときの1つが「be動詞」で、もう1つは「一般動詞」と呼ばれています。

動詞には2種類がある
動詞には2種類がある


動詞
には2種類ある

  • be動詞
  • 一般動詞

「be動詞」の種類

「be動詞」はちょっと特殊な動詞だと思っておいてください。全部でたった3個(+3個: あとで紹介)しか無いんです!

こちらの3つの動詞のことです(使い分けについては後述します♪)。

3つのbe動詞

  • am
  • are
  • is

ちなみに「be動詞」の「be」の読み方は「ビー(bíː)」です。アルファベットの「 B 」と同じ発音ですね。

「be動詞」の意味

動詞の意味というと、例えば「get = 手に入れる」だし「make = 作る」ですよね。

じゃあ、「be動詞」はどんな意味なんでしょうか?

日本語に照らし合わせるならば「be動詞」は「〜の状態である」という意味で、「〜です」という意味だととらえておきましょう。


be動詞の意味

〜です

たとえば、こちらの例文。

「〜です」の例文

  • I am Taro.(私は太郎です
  • You are Hanako.(あなたは花子です
  • It is my pen.(それは私のペンです

「am」も「are」も「is」も全部、「〜です」という意味ですね。

「be動詞」の使い分け・一覧表

そして、「be動詞」の使い方です。

「be動詞」は主語によって対応する単語が変わるのが大きな特徴です。

「be動詞」は主語によって決まる

では、「am」「are」「is」のそれぞれを使った例を見てみますね。

  1. I am Taro.
  2. You are Hanako.
  3. It is my pen.

では、どういうときに、どの「be動詞」を使うのか、こちらの対応一覧表をご覧ください。

主語とbe動詞の対応一覧表
主語 be動詞
私( I ) am
あなた(you) are
私・あなた以外で単数形のものすべて
(she / he / a dog……など)
is
複数形すべて(we / they / dogs……など) are

ちょっとややこしいですが、意味はつかめましたか?

でも大丈夫! 簡単な覚え方は今から紹介しますね!

重要なのは主語が「単数」か「複数」か?

英語では主語が「単数」か「複数」かということが重要になってくるんですね。

まず主語が単数の場合は、主語が「私(I)」なら「am」、「あなた(you)」なら「are」です。

  • I(私)am
  • you(あなた)are

そして、主語が以下のように「私・あなた以外で単数」なら、すべて「is」を使います

私・あなた以外の単数

  • 彼女(she)
  • 彼(he)
  • それ(it)
  • ネコ(cat)
  • 日本(Japan)
  • 「Ken」などの人の名前

ちなみに、「一人称(私)」、「二人称(あなた)」、「三人称(私・あなた以外)」のように呼びます。

「私」「あなた」以外は全部「三人称」
「私」「あなた」以外は全部「三人称」

では、主語が複数の場合はどんな風に使い分ければいいでしょうか?

答えはかんたん! 全部「are」です!

  • 主語が単数形(I・you 以外)
    すべてis
  • 主語が複数形
    すべてare

なんだかワイルドで英語らしいですよね(笑)


「be動詞」の活用形

では、今度は「be動詞」の活用形を見てみましょう。

「過去形」と「原形」が存在します。

「be動詞」の過去形

ここまで「am」「are」「is」の基本的な3つの「be動詞」を紹介しましたが、実は、さらに「be動詞」には「過去形」も存在します。

現在形で使うbe動詞は「am」「are」「is」の3つですが、過去形は以下の2種類になりますよ。

be動詞の過去形

  • was
  • were

どちらも「w」で始まるのが特徴的ですね。

「was」と「were」も、「am」「are」「is」と同様に以下のように主語に合わせて対応します。

主語とbe動詞の対応表(過去形)
主語 be動詞
私( I ) was
あなた(you) were
私・あなた以外で単数形のものすべて
(she / he / a dog……など)
was
複数形すべて(we / they / dogs……など) were

おすすめの覚え方は、「are」が「were」になるというとらえ方です。

こちらに「be動詞」の現在形と過去形をいっしょにまとめました。

主語とbe動詞の対応表(現在形・過去形)
主語 be動詞 be動詞(過去)
私( I ) am was
あなた(you) are were
私・あなた以外で単数形のものすべて
(she / he / a dog……など)
is was
複数形すべて(we / they / dogs……など) are were

ほら、「are」と「were」って発音も似ていますよね?

そして「『are』以外の場合はすべて『was』になる」と思ってもらえれば、あっという間に全パターンを覚えられますよ。

  • 「are」were
  • ほかはすべてwas

「be動詞」の原形?

今まで、「be動詞」という言葉をサラッと何の説明もなく使ってきましたが、こんな疑問を持ちませんか?

「be動詞」の「be」ってなに?!

今まで紹介した、こちらの5つですが、「be」という言葉と関係ありません。

5つのbe動詞

  • am
  • are
  • is
  • was
  • were

ところが、関係あるんです。これら5つの「be動詞」の原形が「be」という「be動詞」なんです!

be動詞の原形
be

たとえば、「助動詞」の後ろの動詞は「原形にしなさい!」というルールがあります。

その動詞部分に「be動詞」が来ているとこのようになるんです。

助動詞の後ろのbe動詞

You are tired.(君は疲れている)

You must be tired.
(君はきっと疲れているよ)

「am」も「are」も「is」も、どれの原形も「be」になるので簡単に覚えられますね!

be動詞の原形が「be」だから、「be動詞」って呼ばれるんですね!

be動詞の原形である「be」に関してはbe動詞の原形「be」についてで詳しく紹介していますのでご参考に♪


「be動詞」の使い方

お次は「be動詞」の基本的な使い方です。

例文を使って、分かりやすく紹介していきますね。

「be動詞」は「SVC」の文型だけで使われる

be動詞は、通称「SVOC」と呼ばれる「英語に存在する5つの文型」の中の「SVC(第二文型)」というパターンのみで使われます。

……って、いきなりこんなこと言われてもわかんないですよね……。噛み砕いて説明します。

「SVC」の型というのは、例えば以下のような文です。

I am happy.
(私は幸せです)

簡単に「SVC」を説明するとこんな感じですね!

SVOCの意味
S
(Subjectの略)
主語
(誰が・何が)
V
(Verbの略)
述語(動詞)
(どうする)
C
(Complementの略)
補語
(主語とイコール関係になるもの)

さきほどの文章を「SVC」に当てはめてみます。

「SVC」に当てはめる

I(S) am(V) happy(C).

「 V(動詞)」の位置に「am」が来ていますよね?

「am」は「be動詞」だから、文の中で「動詞(述語)」が置かれる位置である「 V 」のところで使われるわけです。

つまり、この「SVCの型の『 V 』の位置」というのが、「be動詞」が出現する決まった位置です!

be動詞は「 S 」と「 C 」のイコール関係を作る役割

あと、be動詞は「『 S 』と『 C 』のイコール関係を作る役割」とも考えられますね。

I (am) happy.

この文章では「私は幸せだ」なので、「 I 」=「happy」ですよね?

ちなみに、冒頭で見た「I am Taro.」も「I = Taro」でした。



「be動詞」を使った疑問文や否定文の作り方

ここまで、「〜が……をどうする」のような、いわば「普通の文」での「be動詞」の使い方を見てきました。

いわゆる「普通の文」を「平叙文」や「肯定文」と言います。

では、「~ですか?」のような尋ねる形(疑問文)や、「~ではない」のような否定の形(否定文)はどうやって作ればよいのでしょうか?

次は「be動詞」で「疑問文」や「否定文」を作る方法を紹介しますね。

be動詞を使った「疑問文」の作り方

まず、「~ですか?」と尋ねる形の「疑問文」からです。

be動詞を使った疑問文の作り方は、いたってシンプルですよ。まずは以下の例文をご覧ください。

You are happy.
(あなたは幸せです)

これは、疑問文ではなく、いわゆる「普通の文」です。

この文を疑問文に変化させると、以下のようになります。

Are you happy ?
(あたなは幸せですか?)

違いが分かりましたか?

そう、「you」と「are」の位置を入れ替えただけなんです!

つまり「be動詞」を質問(疑問文)にするときには、文の構成要素で言うと「SV~」の「V」と「S」の位置を交換するだけということになります。

  • You are happy.
  • Are you happy ?

超かんたんですよね。

あ、文の最後に「?(クエスチョン)」を付けるのをお忘れなく!

be動詞を使った「否定文」の作り方

では、続いて「~ではない」の形「否定文」も紹介しますね。

先ほどの「You are happy.」を否定文にすると、以下のようになります。

You are not happy.
(あなたは幸せではない)

ウサギさん、ちょっと怖い感じになりましたが(笑)。

どうですか?たった一つだけ単語が増えたことに気がつきましたか?

そうなんです。「not」という単語が、「be動詞」の後ろに入っただけなんです!

文の構成要素で考えると、「SV~」の「Vの直後に『not』を入れれば否定文」という法則になります。

You are not happy.

疑問文と同じく、否定文の作り方もめちゃくちゃシンプルですよね。


「be動詞」の省略

では、最後に「be動詞」の省略についてお話ししますね。

be動詞は、実際の文の中ではよく「省略形」が使われるんです。

普通の文の場合

まず、普通の文(平叙文・肯定文)の場合から見てみましょう。

例えば「I am happy.(私は幸せです)」という文の場合、「be動詞」は以下のような「省略」の形になります。

I'm happy.

主語の「 I 」とbe動詞の「am」がくっ付いて、1つになっていますね。

「 I 」とbe動詞の間にある「チョン」は、「 '(アポストロフィ)」と呼ばれる省略形を作る記号です。

もし「You are happy.(あなたは幸せです)」を省略形にしたいなら、「You're」になります。

「He is funny.(彼はおもしろい)」なら「He's funny.」になりますね。

  • I amI'm
  • You areYou're
  • He isHe's

ほかの例

ほかの例も見てみましょう。

ほかの例

  • We areWe're
  • They areThey're
  • She isShe's
  • It isIt's

ちなみに、be動詞の過去形「was」「were」は省略できません

基本的に、省略しない方が丁寧なため、謝るときには「I am sorry」と言うことも多いです。


否定文の場合

次に、否定文の場合です。

例えば「She is not happy.(彼女は幸せではない)」という否定文を省略形にすると、以下のようになります。

She isn't happy.

「is」と「not」で「isn't」という短縮形になっていますね。

be動詞ファミリーの中で、「is」以外も「not」とくっ付いて「~n't」の省略形を作ることが出来ます。

以下に箇条書きでまとめたので、ご覧ください。

  • are + notaren't
  • is + notisn't
  • was + notwasn't
  • were + notweren't

「am not」の省略は?

これを見て、「あれ?『am not』の省略形はないの?」と思われませんでしたか?

そうなんです。実は正式に省略する形はありません

でも、口語では「ain't(エイント)」という言葉が使われることがあります。

ただ、これは正式な言葉ではなく、学校では学ばない口語表現です。友達同士では使えますが、日本人の我々が無理して使わなくて大丈夫です。知っていればOK。

この「ain't」ですが、現在では「are not」や「is not」の代わりとしても砕けた言い方として使われることもあります。

私は、大好きなマーヴィン・ゲイ(Marvin Gaye)というミュージシャンの「Ain't No Mountain High Enough」という曲でこの省略形の存在を知りました!

短縮形「You aren't」より「You're not」の方が 主流

先ほど、否定形の短縮は「are」+「not」なら「aren't」というふうに紹介しました。

でも、実はもっと一般的な形があるんです。それが「You're not」という形です。

You aren'tよりもYou're notが主流!!

例えば、「あなたはバカじゃない」という文なら、以下のように表します。

You're not stupid.
(あなたはバカじゃない)

これを「You aren't stupid.」と言っても何も間違ってはいないのですが、「You're not」の方が主流なんですよ。

「You aren't」と「You're not」の違いはというと、「You're not」の方がじゃっかん「not(否定)」を強調しているんですね。

でもネイティブも、その差を意識して使っているのではなく、「You're not」の方がリズムがいいし、「not」が聞き取りやすい(=否定だと伝わりやすい)からだと思います。

ほかの「be動詞」も同じです。

「be動詞」+「not」の省略
I am not I'm not
You are not You're not
She is not She's not
It is not It's not
They are not They're not

ぜひこちらの形で使ってみてくださいね!

ちなみに、「否定疑問文」のときは、「aren't」の形が大活躍です。


まとめ

さて、今回は「be動詞」について基本を詳しく紹介しました。

疑問文、否定文、そして短縮した形まで覚えて、ぜひ使いこなしてくださいね。

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ABOUT US
中村サッシ
サッシ
塾講師として英語・国語の指導を約20年してきた経験のある「英語の文法オタク」。早稲田大学 教育学部卒。小学生の時から英語を学んでいた経験もあり。「毎日が生まれたて」という月間に100万回以上読まれる人気ブログも運営。>>サッシについて詳しくはこちら
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