「ほしいものリスト」を公開するアメリカ人のギフト事情について

タカコ

執筆者

WEBライター。2013年にアメリカに渡る。現在はアメリカ人の夫と子ども2人でテキサスに在住。

今回はアメリカのギフトについてです。

ギフトというのは、結婚祝い、出産祝いなどの特別なプレゼントのことです。

日本ではお金を渡すのがふつうですが、アメリカではなにをギフトとして渡すのでしょうか?

そのなかでももっとも合理的といえる「ほしいものを公開する」という文化について紹介します。

「ほしいもの」を公開するアメリカ人のギフト事情

さて、アメリカ人は合理的だな……と思うギフト事情に、「ほしいものを知らせる(公開する)」という方法があります。

これは出産祝いや結婚祝いでもです。

日本人なら「ほしいものを知らせるなんて厚かましい!!」と思ってしまいそうですが、

実際のところ、もらう側は、ほしいものをもらえてうれしいし、あげる側は、本人が必要としているものを渡せてうれしい

タカコ

合理的なんですね。無駄がないです。

ほしいものを知らせておけば、前述の消耗品のブランドでも迷うことはありません。

どうやってほしいものを知らせるの?

そこで、「ほしいものを知らせる」方法ですが、

出産祝いの場合は、赤ちゃんグッズを扱うお店のウェブサイトで登録し、そのお店で取り扱う商品の中から自分がほしいものを選び、リストを作ります。

もちろんギフトをもらう側が登録します。

アメリカ全土で展開されているような大手のお店なら、たいてい登録できるシステムを持っています。

Amazonの「ほしい物リスト(Wish List)」は有名ですね。

Amazonの「ほしい物リスト」
Amazonの「ほしい物リスト」

ほかにも出産祝いなら、「べビーザらス(Babies "R" Us)」が有名ですね。

「ほしいものリスト」はネット上で作る
最近では「ほしいものリスト」はネット上で作る
タカコ

「ほしいものリスト」はお店にとっても、大きなビジネスですから!

ほしいものを登録することの利点

お店のウェブページで登録すると、その人がほしいものが見られるページへの「アクセスコード(URL)」が得られます。

そのコードをパーティーの主催者に知らせます。

それをベビーシャワー(出産祝いのパーティー)の招待状などに載せておくんです。

それだけで、自分は何がほしいのかを招待客に知らせることになり、招待客はそのリストからギフトを選んで渡すことができるのです。

ギフトいろいろ
ギフトいろいろ

オンラインショッピングのシステムと連結しているので、そのまま購入も可能です。

タカコ

オンラインショッピングが広く浸透しているアメリカならではですが、合理的ですねー。

また誰かがそのギフトを購入すると、別の人は同じものは買えない仕組みになっていて、重複することもありません。

パーティーには行けなくても、ギフトは渡したい」という人もいるので、配送してもらえばそれでギフトは完了です。

ただ、ギフトをもらう側が気をつけないといけないことは、値段の安いものから高いものまで、幅広く選んでおくこと。

タカコ

付き合いの深さによって、あげる側のギフトにかける値段が違うのも、実際当然ですから。

ギフトはリストから選ばないといけないの?

「ほしいものリスト」があると聞くと、「その中から選ばなくちゃならないの?」と思いますよね。

ほしいものが公開されていても、そのリストの中からギフトを選ばなくてもかまいません

何かあげたいものがあれば、それをあげればいいんです。

タカコ

ギフトは何でもいいんです。

心を込めて選んだものであれば、なんだって喜ばれるはずです。

まとめ

さて今回は「ほしいものを公開する」というアメリカのギフト事情について紹介しました。

日本の「お金を渡す文化」も究極に合理的ではありますが、少し味気ないという感じもします。

その点「ほしいものリスト」から贈る人が選ぶというのは、モノを送ります。

今後、もしかしたら日本でも広がっていく新しい「贈り物のカタチ」になるかもしれませんね。

海外留学で英語で学ぼう!

カナダ留学コンパス

なんか、この記事すごく気に入ったんだけどほかにオススメある?

だったら、「英語圏で生活のカテゴリ」を要チェックだね♪

英語が苦手なあの人に教えてあげよう♪
ABOUT US
アバター画像
タカコ
アメリカ人の夫との結婚を機に渡米。現在は二児の母として英語に囲まれた環境の中で生活。日本語教育に携わっていたため言語への視点が鋭く、元・英会話教師の夫とのやりとりから生まれる記事が秀逸。
こちらも合わせていかがですか?