今回は英語と日本語を比較した内容です。日本語のほうが「断定を避けたあいまいな表現」が多用されるということについて。
日本語は「あいまい」を好む言語
日本人が英語を話すときについつい使ってしまう言葉があります。
たとえばこういうものです。
例
maybe(たぶん)
日本語は基本的に「断定を避ける言語」です。99%間違いないことでも「たぶん」をつけることが好まれます。
例
I think(思います)
これも日本人は使用率が高いでしょうね。
Let's go shopping tomorrow !
(明日、いっしょに買い物に行こうよ!)
Yeah, maybe I think I can.
(うん、たぶん行けると思う)
こんな感じで答えてしまいますが、この場合「たぶん」は「maybe」の字面通りに解釈されるでしょうね。
つまり、「50%ぐらいの確率で行ける」と思われそう。
……でも、そんなつもりで言っていませんよね? 多くの場合、確実に行くつもりでも「たぶん」って言いませんか?
日本は断定を避けることを好む文化
実は日本は文化的に断定を避けることが好まれるんです。
たとえ確定したことであってもあいまいに言うんですよ。「察してもらう」ことを前提としたコミュニケーションですよね。
日本語の「たぶん」って確率にめっちゃ幅があるんですね。0% ~ 100%の幅があるんですよ(笑)。
大げさに言うとこんな言い回しです。
例
たぶん味的にはヨーグルトとかみたいな感じに近いかなと思います。
どんだけ自信がないんや!と日本人でも思う例ですが(笑)。
なんとこんなに「モヤッとした言葉」をつかっています。
例
まずはすべて断定で言うのに慣れる
もちろん英語のネイティブもぼかす表現は使いますが、日本人ほどではありません。
というわけで、英語で話すときはなるべく断定で言うように気をつけましょう! そのぐらい意識しないとついついぼかしたくなってきますので!
英会話って、極端に「すべて断定で言う!」ぐらいやった方がうまくいくんです。
断定に慣れてから、ネイティブが使う「ぼかす表現」を追加して行く方法がおすすめです。
まとめ
さて、今回は英語で話すときはなるべく断定で言うことを意識しようという話でした。
わたしもよく「and so on」とか「maybe」を連発しまくっていたのを思い出します。
言語って慣れですので、使わないことに慣れると自然にできるようになりますよ。