英語には「数えられる名詞」と「数えられない名詞」があります。
数えられない名詞というのは「水」とか「空気」とか「塩」とかで、「 s 」を付けて複数形にできないものですよね。
今回は、そんな数えられない名詞を数えられるようにする方法についてまとめます。
数えられない名詞ってなに?
以前の記事でくわしく紹介していますが、英語の「名詞」には、大きくわけて2つの名詞があります。
- 数えられる名詞
- 数えられない名詞
この2つです。
たとえば「apple(リンゴ)」は数えられますが、「water(水)」は数えられませんよね?
「え? どういうこと?」と思った方はぜひこちらの記事をどうぞ。
参考: 「可算名詞」と「不可算名詞」の違いは? イメージが大事という話
「数えられないもの」を数える方法
「不可算名詞」には複数形はありませんが「piece(1切れ)」や「slice(1切れ・1スライス)」という可算名詞と組み合わせることによって、数や量、大きさなどを表すことは可能です。
わかりやすい例で「大さじ2杯の塩」と言いたいときを考えてみてください。
「塩」は数えられませんが、器である「大さじ(tablespoon)」の数なら、数えられますよね?
器であるこのスプーンの数は数えられるので、「大さじ2杯」は、「tablespoon(大さじ)」という単語を使ってこんなふうに言えます。
2 tablespoons
形のない「塩」ですが、「tablespoon(大さじ)」に入れることで、大さじの数を数えることができますよね。
あとは「〜の」を表す「of〜」をくっつけて……
2 tablespoons of salt
というふうに表現します。
「salt(塩)」が複数形にならない代わりに、器である「tablespoon」が複数形になってくれるんですね!
不可算名詞を数えるために使える単語例
上では「tablespoon(大さじ)」という単語を紹介しましたが、ほかにも「不可算名詞(数えられない名詞)」を数えるために使える言葉はいろいろとあります。
簡単にまとめてみますね。
piece(大きなものの一部) |
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bunch(束) |
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pinch(指でつまんだ状態) |
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slice(スライス) |
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tablespoon(大さじ) |
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cup(カップ) |
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glass(ガラスコップ) |
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galon(ガロン: 単位) |
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bucket(バケツ) |
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見ての通り、いろんな言い方ができますね!
まとめ
さて、今回は数えられない名詞を数えられるようにする方法をまとめました。
「a piece of 〜」という表現はよく聞くと思いますが、ほかにもいろいろあるので、調べてみると面白いです!