[書評]『英語ニュースの教科書』は英語ニュース入門書の決定版!

『英語ニュースの教科書』の書評
サト

執筆者

TOEIC990点(満点)。ELSA認定アンバサダー。インドネシアで日本語学校を運営している日本語教師。話せる言語は英語のほかにインドネシア語、中国語。→ サトについてはこちら

英語が上達してくると、英語学習用に作られた教材だけでなく、「生の英語に触れたい」と思うかもしれません。

英語のニュースも「生の英語」に含まれますが、初めはなかなかハードルが高いですよね。

今回、英語ニュースの入門書として、全力でオススメできる本を見つけました。

この記事では、『英語ニュースの教科書』という本をご紹介します。

著者の木村 恭子氏について

ではまず、『英語ニュースの教科書』の著者である木村恭子(きょうこ)氏をご紹介しましょう。

木村氏は日本経済新聞(日経新聞)社の編集委員でいらっしゃいます。

それだけではなく、次のような英語のコンテンツを担当されているんですよ。

木村氏担当の英語コンテンツ

  • 日経新聞(夕刊)の時事英語コーナー「Step up English」
  • BSテレ東「日経ニュースプラス9」(番組)のコーナー「FTで知る世界の核心」

「FT」というのは、「フィナンシャル・タイムズ(イギリスの新聞)」のことで、本書には次のような説明があります。

FTはグローバルビジネスを取り巻く経済社会の動きを網羅し、世界のCEOやCFO、COOなど「C(Chief)のつくリーダー」、政府指導層、金融関係者の必読紙ともいわれています。

木村恭子著『英語ニュースの教科書』(2021年 InteLingo)

いろいろな分野のリーダーの必読書なんですね。

木村氏は、その内容をテレビで解説されている方なので、『英語ニュースの教科書』を書くにはまさに適任でしょう。

次の動画で、木村氏自ら本書の紹介をしてらっしゃいますので、よろしければご覧ください。

本書『英語ニュースの教科書』の特徴

では、本書『英語ニュースの教科書』とはどんな本なのでしょうか。

ここではわたしが感じた本書の特徴をご紹介しますね。

次の3点です。

本書の特徴

  1. 英語ニュースのルールがわかる
  2. 英語ニュースを段階的に読む練習ができる
  3. 「日経LissN」というサービスの体験ができる

「日経LissN(リッスン)」については、後で詳しくご説明しますね。

では、順に詳しく見ていきましょう。

英語ニュースのルールがわかる

まず、英語ニュースのルールがわかる点。

たとえば、英語ニュースのタイトルには、次のようなルールがあるんですよ。

タイトルのルール例

  • 冠詞は省略される
  • 過去でも見出しは現在形
  • 国の首都で政府を表す

本書では、タイトルに関するルールが全部で7つ紹介されています。

20年以上前、わたしが大学の授業で習った内容も数多く含まれていました。

わたしが大学のときは紙のニュース雑誌が題材でしたが、ネットが登場している今もルールは変わらないんやなあと思いました。

英語ニュースを読む練習ができる

前項でご紹介したルールはいわば「理論」です。

「実践」の場がないと、活用もできません。

本書では、実際に英語ニュースを読む練習もあります

ニュースの収録本数が少ない理由

本書に収録されているニュースはぜ全部で20本。

この数字だけ見ると「少ない」と感じるかもしれませんが、まったくそんなことはありません。

実際にわたしは、本を読み終わってからニュースの収録本数を知ったのですが、「え? これだけ読んで、ニュースは20本しかなかったの?」と思うぐらいの読みごたえを感じました。

それには、次のような理由があるんです。

読みごたえがある理由

  • まず日本語でニュースを読んでから、英語を読む
  • ニュースの背景について詳しい解説がある

1本1本に日本語のニュースや解説があるので、読みごたえをものすごく感じたわけですね。

推測力も鍛えられる

なぜ先に日本語で書かれたニュースを読むのでしょうか?

その理由は、英語のニュース内にわからない単語などがあっても、推測しやすくなるからなんです。

実際、本書ではまず日本語のニュースを読んだあと、次のように、推測する練習があるんですよ。

木村恭子著『英語ニュースの教科書』(2021年 InteLingo)
木村恭子著『英語ニュースの教科書』(2021年 InteLingo)

上の例にある、英語の「1operations」に対応する日本語の「1」の部分は空欄になっていて、ここを推測するわけですね。

英語と日本語を見比べながら推測するので、ハードル低めです。

ちなみにわたし自身、英語ニュースに知らない単語があっても、いちいち辞書を引かず、できるだけ推測しています。

本書のおかげで、推測力がアップしたと思ってます♪

「日経LissN」というサービスが体験できる

最後に、「日経LissN(リッスン)」というサービスが体験できる点。

そもそも、日経LissNって何……?

……というご質問、ごもっともです。

「日経LissN」は、かんたんにいうと、読みやすいニュースで英語を学べるサブスクです。

「読みやすい」というのが「日経LissN」の一番の特徴で、これは日本語の記事をできるだけ意訳せず、忠実に英訳しているから。

前項で引用した箇所も「日経LissN」の記事でした。

もう一度見てみましょう。

木村恭子著『英語ニュースの教科書』(2021年 InteLingo)
木村恭子著『英語ニュースの教科書』(2021年 InteLingo)

英語と日本語を見比べると、ものすごく忠実に訳していることがわかります。

厳密には、日本語を英語に、それも自然な英語にしているとのこと。

本来、日本語と英語はかなり大きな違いがあるので、これはもはや職人芸レベルです!

本書には、ニュースが20本収録されていて、うち5本が日経LissNの記事です。

ぜひ手にとって、読みやすさを実感してみてください。

無料で読む方法も、次項でご紹介しますので!

本書を【無料】で読む方法?!

こんな素晴らしい本ですが、今なら無料で読む方法があります。

それは、Kindle Unlimitedの無料体験です。

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スマホやPCのアプリでも読めますし。

ただし、読み放題対象は入れ替わりが激しいので、気になるなら早めに読んでおきましょう。

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まとめ

この記事では、『英語ニュースの教科書』という本をご紹介しました。

本書は次の特徴があり、英語ニュースを読む前にオススメの1冊です。

本書の特徴

  1. 英語ニュースのルールがわかる
  2. 英語ニュースを段階的に読む練習ができる
  3. 「日経LissN」というサービスの体験ができる

ぜひKindle Unlimitedの無料体験を利用して読んでみてくださいね!

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英語の勉強にオススメの書籍はほかにもいろいろあります。

次の記事にわかりやすくまとめたので、ぜひご参考に!!

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だったら、「英語勉強の書籍のカテゴリ」を要チェックだね♪

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サト
英語びより編集長。独学でTOEIC980点をマーク(2023年9月)。インドネシアで日本語学校を運営している。>>サトについて詳しくはこちら
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