「meet」と「see」の違いって? 動作があいまいだと「see」を使います!

タカコ

こんにちは、アメリカ在住ライターのタカコです。

中学の早い段階で習う「see」という英単語。たぶん習った和訳は「見る」ではありませんか?

この「see」は、日常会話でもよく登場する言葉なのですが、「見る」以外の用法もいくつかあるのです。

今回は、同じ意味に使ってしまいがちな「会う」と訳される「meet」と「see」の違いについて、徹底的に書こうと思います。

  1. 「see・look・watch」の違い
  2. 「see」と「watch」の違い
  3. 「meet」と「see」の違い今ココ

「see」と「meet」はどう違う?

こういう使い方を聞いたことがありませんか?

  1. I met my friend last Sunday.
  2. I saw my friend last Sunday.

「see」は、「会う」という意味でもよく使われます。上記の例文でいうと、両方とも「先週の日曜日、友達と会った」というような和訳になります。

どこがどう違うの? と思いませんか?

「meet」は「顔を合わせる」という動作

「meet」は「会う」という意味ですが、「出会う」という意味が強いです。

初めて会った人に「はじめまして」「お会いできてうれしいです」という意味で使う、「Nice to meet you.」というフレーズがありますよね。

「Nice to meet you」は初めて出会ったときに使う挨拶
「Nice to meet you」は初めて出会ったときに使う挨拶

このイメージが強いので、「meet」という言葉は初対面で「会う」ときだけにしか使わないのかな? と思うかもしれません。

でも日常で待ち合わせをするときなどにも使います。

Let's meet there!(じゃあ、そこで待ち合わせしようよ!)

のように。

「meet」は、顔を合わせて「やぁ!」「こんにちは」「はじめまして」とあいさつするような、具体的な動作をいうんです。

「see」は「一緒に時間を過ごす」という動作の「会う」

ところが「see」はというと、友達と会って、「一緒に時間を過ごすこと」をいうんです。

先ほどの例をもう一度出しますね。

  1. I met my friend last Sunday.
  2. I saw my friend last Sunday.

「see」は「meet」とは違い、ただ「顔を合わせる」だけではないんです。

「see」という短いスペルですが、会ってから行われる一連の動作をひっくるめて、「一緒に過ごした時間」のことを「see」で表現します

例えば友達と会って、「やぁ、こんにちは」と顔を合わせたあと、一緒にいる間に、お茶を飲むかもしれないし、買い物に行くかもしれないし、映画を見るかもしれない。

「see」は抽象的な言葉

会っている間に何をしたのか、具体的な動作は「see」だけでは全然わかりません。

動作でいうと、「会う」というよりは、「一緒にいる」という感じですね。

先ほど見た「meet」に比べて、具体的な動きではなく、とてもぼやけた印象だと思いませんか?

そう、「see」という単語は

ぼやけた印象 = 抽象的

なんです。

それがつかめると、日本語では同じ「会う」と訳されがちなこの2つの例文ですが、

  1. I met my friend last Sunday.
  2. I saw my friend last Sunday.

英語で表現している動作は、実は全く違うものだったというのがわかると思います。

「nice to meet you」「nice to see you」の違い

それがイメージできると、こちらの2つの違いもわかるのではないでしょうか?

  • nice to meet you
  • nice to see you

「はじめまして」や「お会いできてうれしいです」の意味で使う「Nice to meet you.」は、出会ったこと自体を「うれしいです」と言っているのです。

また、

It was very nice to see you the other day.(先日はお会いできてよかったです)

などの場合は、具体的な動作の「出会ったこと」だけではなく、それを含めた、その場で過ごした時間に注目し「ご一緒できてよかったです」という意味合いなのです。

友達同士のパーティーなどの集まりで、帰り際に「Good see you.」と言うことが多いですが、それも同じで、「一緒に過ごせてよかったです」といった感じです。

ちなみに、初めて会った人との別れ際には

「(It was) very nice to meet you.

と言うことがありますが、こちらはやはり「出会えたこと」を喜んだ表現です。仕事の場で使うことも多いのではないでしょうか。

お医者さんに診てもらうのも「see」

話は変わりますが、アメリカでは、かかりつけのお医者さん(general doctor)を自分で見つける必要があります。

医療費が高いので、日本ほどすぐにお医者さんに走ることはありませんが、たいていの場合はまず、そのかかりつけのお医者さんに診てもらいます。

その後、必要があれば、そのお医者さんから専門医(special doctor)を紹介してもらったりします。

さて、そのお医者さんに「会う」というときも

I'm going to see my doctor this afternoon.(今日の午後、お医者さんに会います)

のように「see」を使います(かかりつけのお医者さんに会うので、「my doctor」という表現になります)。

この場合の「see」も、「一緒にいる」という意味の抽象的な動作なのです。

クリニックに行って、お医者さんに会って、帰ってくるまでの一連の動作が「see」で表現されていますね。

細かい動作は不確定な「see」

このときの「see」は、あいまいな(=抽象的な)動作なので、その文だけでは具体的な動作はわかりません。

診てもらってから、検査をしたかもしれないとか、いろいろな細かい(具体的な)動作の可能性があります。

でも、わからないままでもいいのです。もし、具体的な動作を話したければ、そこから付け加えて話せばいいのですから。

先ほどの「meet」を使った例文でいうと、

I saw my friend last Sunday. (先週の日曜日、友達と会いました)
We met at the mall first and had some coffee in the cafe.(まずモールで待ち合わせして、カフェでコーヒーを飲みました)
Then we went shopping.(それから買い物に行きました)

などのように。

1文目は、「友達と会った」という、要約的(=抽象的)な内容で、2文目以降は、そのときしたことを話しています。動作が具体的になっていますよね。

2文目で「met(meetの過去形)」が使われているのは、具体的な動作として「会った」ことを表現しているからですね!

抽象的な動作を表す動詞の注意点

抽象的な動作は、時間的にも長く、その間にいくつかの具体的な動作を含む可能性があります。

そのような性質から「see」は、進行形にして「動作が継続している様子」を表現することはできません

「友達と会っているとき」を「when I was seeing my friend」ということはできないのです。

そんなときは「when I was with my friend(友達と一緒にいたとき)」など、具体的な動作の動詞を使いましょう。

いかがでしたか?

実は私もこの記事を書くまで、違いを完全に理解していませんでした。

私の辞書にも「to spend time with somebody; to visit somebody」とあるだけで、動きが抽象的であることまではわからず、言葉通りにしか受け止めていませんでした。

(ネイティブの人は、無意識に理解しています)

いろいろ考えて、やっと具体的な動作との違いにたどり着いたわけですが……

うまくイメージができると、「nice to meet you」と「nice to see you」の違いも、自分の中ですごく納得ができて、最高の気分でした!

「meet」と「see」、何が違うのかわからない方も多いはずです。そんな方々の脱出のヒントになれば幸いです。

さて、抽象的な「see」の用法はまだまだあり、それはまだ別記事で書こうと思います。

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執筆者: タカコ
日本語教師養成講座修了。英語が苦手だったにもかかわらず、夫となるアメリカ人との結婚を機に渡米。現在は一児の母として英語に囲まれた環境の中で英語を習得中。日本語教育に携わった経験から言語を深く掘り下げる探究心がすさまじく、身近な英語の知識を初心者にもわかりやすく書くよう心掛けている。

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