英語の勉強をはじめようと思っても、どこから手を付けていいやら……。
そんなときにオススメなのが、英語学習のエキスパートたちが魂を込めて書いた「書籍」です。
ネットで無料の情報がいくらでも手に入る現在に、書籍は古いメディアのように思われるかもしれません。
でもよく考えてください。
筆者が何年もかけて得てきた「英語学習のコツ」を、たったの1,000円ちょっとで学べるなんてすごくないですか?
今回は、英語学習にオススメの書籍を6つのジャンルに分けて紹介します。
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英語学習にオススメの書籍を紹介する前に、わたしがずっと愛用している超オススメサービスを紹介します。
それは、Amazonの読み放題サービス「Kindle Unlimited」です。
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では、話をもとに戻しまして、英語学習に特にオススメできる書籍を、ジャンルに分けてご紹介しますね!
6つのジャンル
【一般向け】「英語学習法」を学べるオススメ書籍
まずは、「一般向けの英語学習法」でオススメの書籍を紹介します。
英語の習得にぜったいに必要な英語の4技能(「聞く」「読む」「話す」「書く」)の鍛え方がわかるものばかりをピックアップしました。
『英語はもっと科学的に学習しよう』
まずは『英語はもっと科学的に学習しよう』という本です。
この本の最大の特徴は、「第二言語習得」の研究結果に基づいた英語学習方法を取り扱っている点。
「第二言語習得」というのは、人間がどのように第二言語(外国語など)を習得するのか、そのプロセスを研究している分野です。
なので、誰にでも効果がある学習法がわかるということですね。
今までいろいろな方法で英語を学習してきたけど、効果が出なかったという場合に、特にオススメです。
『英語はもっと科学的に学習しよう』の書評もどうぞ。
『もう学校も先生もいらない!? SNSで外国語をマスターする《冒険家メソッド》』
次にご紹介するのは『もう学校も先生もいらない!? SNSで外国語をマスターする《冒険家メソッド》』です。
この本では、SNSを最大限活用して、英語を含む外国語をマスターする「冒険家メソッド」が紹介されています。
コロナ以前に出た本ですが、コロナ以降はますます注目のメソッドと言えます。
なにせ、教室ではなく「SNS」が学習の場になるわけですから。
「インターネット、特にSNSを活用して英語を学習したい」という場合に、オススメできる1冊です。
『もう学校も先生もいらない!? SNSで外国語をマスターする《冒険家メソッド》』の書評もご覧ください。
『完全保存版 できる人の英語勉強法』
3冊目は、『完全保存版 できる人の英語勉強法』です。
著者は、東進ハイスクール(予備校)などで講師を務めていらっしゃる安河内哲也氏。
20年以上、英語の講師として活躍される中で培ったノウハウや知識がギュッと詰まっています。
著者は予備校の先生ですが、学校英語の対策本ではありません。
「本当に使える英語」を身につけるための本です。
「いくら英語を学習しても使えるようにならない」という経験をお持ちなら、オススメです。
『超コーチング式英会話上達法~「学習が続かない」をついに解決!』
そして、『超コーチング式英会話上達法~「学習が続かない」をついに解決!』です。
本書では学習方法が提案されているのですが、最大の特徴は、自分が自分のコーチになる方法がわかる点。
自分が自分のコーチになることで、英語学習が格段に続けやすくなります。
英語学習がなかなか継続できないという場合に、特にオススメです。
詳細は[書評]『超コーチング式英会話上達法~「学習が続かない」をついに解決! 』をご覧ください。
【お子さん向け】「英語学習法」を学べるオススメ書籍
ここまで、一般向けの学習法に関する本を見てきました。
今度はお子さん向けの学習法に関する本をご紹介します。
『ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語』
まずは、『ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語』です。
この本を読むと、お子さんの年齢に合わせた英語学習法がわかります。
しかも、「第二言語習得(誰にでも効果がある外国語の学習方法を研究している分野)」に基づいた学習方法なので信頼性が高いというわけです。
お子さん向けの学習法に関する本の中では、今のところベストの1冊です。
甥っ子が「英語に興味を持ち始めた」と聞いて、すぐにこの本をプレゼントしました!
『ほんとうに頭がよくなる 世界最高の子ども英語』の書評もご覧ください。
『親子で楽しめる 絵本で英語を始める本』
2冊目は、『親子で楽しめる 絵本で英語を始める本』です。
「英語の絵本の読み聞かせ」と聞くと、「ハードルが高そう」と思うかもしれませんね(参考:英語絵本の読み聞かせのメリット・デメリット)。
でも、この本を読むことで、無理なく英語の絵本を読んで聞かせる方法を知ることができますよ。
「英語に自信がないんだけど……」という親御さんでも大丈夫です。
「親子で英語力を上げていきたい」というニーズにピッタリな1冊です。
『がんばりすぎない! おうち英語』
次にご紹介するのは、『がんばりすぎない! おうち英語』です。
この本には、「小学生のうちからお子さんが英語好きになる方法」が書かれています。
しかも、タイトルの通り、無理なく自宅で学習する方法が提案されているのです。
塾に週に何回か通うのもいいけど、自宅でがんばりすぎることなく、お子さんを英語好きにしたい。
そんな要望にバッチリ応えてくれる1冊です。
『がんばりすぎない! おうち英語』の書評もご覧ください。
『イラストで直感的にわかる 小学英語ワークブック』
4冊目は、『イラストで直感的にわかる 小学英語ワークブック』です。
この本では、品詞の種類や使い方を、キャラクターで楽しく学べるという特徴があります。
たとえば、名詞は「火」、形容詞は「木」……という覚え方なのですが、きちんとした理由があります。
火(名詞)に木(形容詞)を加えると、燃え盛って火が大きくなりますよね?
なので、「名詞は形容詞で説明できる」というのが感覚的に理解できるんです。
この本で学ぶと、小学校から中学校に上がって、文法などを本格的に習い始めても、スムーズに移行することができます。
詳しくは、[書評]『イラストで直感的にわかる 小学英語ワークブック』にまとめてあります。各キャラクターのイラストもご覧になれますよ!
『1回読んだら忘れない中学英語』
続いてご紹介するのは、『1回読んだら忘れない中学英語』です。
こちらは、「文法を勉強している」という感覚なしに文法を学習できる本ですよ。
その理由は、文法の特徴をイラストでわかりやすく解説してくれているから。
たとえば、「現在形」の解説には「がんこな石」のキャラクターが使われています。
これは、「現在形」に「固定されている」というイメージがあるからです。
「文法書のニオイがしない文法書」とも言える画期的な1冊です。
さらに詳しいことは、[書評]『1回読んだら忘れない中学英語』にまとめてあります。「がんこな石」のキャラクターのイラストもありますよ!
「英単語」を覚えるのにオススメの書籍
次に、英単語を覚えるのにオススメの書籍をご紹介します。
どれも、ただの「単語帳」ではありません!
『世界一わかりやすい英単語の授業』
まずは、『世界一わかりやすい英単語の授業』です。
この本は、読むと自然に英単語が覚えられる夢のような本です。
その秘密のひとつが、語源を活用していること。
例えば「ped」には「足」という意味があり、「pedicure」(ペディキュア)や「pedestrian」(歩行者)といった単語が覚えられます。
単語帳を見てもなかなか覚えられない、という場合にオススメですよ。
[書評] 『世界一わかりやすい英単語の授業』にさらに詳しくあります。
『ネイティブ感覚 基本動詞使い分けブック』
次に、『ネイティブ感覚 基本動詞使い分けブック』です。
この本を読めば、意味が似ている動詞の使い分けがバッチリわかりますよ。
たとえば、「look at」「see」「watch」など、「見る」という動詞の違いをしっかり説明してくれています。
ネイティブスピーカーが著者なので、信頼性も高く、オススメですよ。
英語の動詞を正しく使い分けられるようになりたいのなら、読んでおきたい1冊です。
さらに詳しくは、[書評]『ネイティブ感覚 基本動詞使い分けブック』をご参照ください。
『DUO 3.0』
それから、「単語帳」と言えば『DUO 3.0』も外せません。
この本は有名な単語帳なので知っている人も多いかもしれませんね。
最小限の努力で約1,500の英単語(と約1,000の熟語)が身につくようなっていますから!
というのも、この単語帳では、一度例文に出てきた単語は、他の例文には一切出てこないのです。
「ダブり」がないとも言えますね。
ちなみに、例文の数は560。
560の例文を暗記すれば、もれなく1,500の英単語と1,000の熟語も覚えられるということです。
『DUO 3.0』についてはこちらに詳しくまとめてあります。
『ジェイソン式英語トレーニング 覚えない英英単語400』
お笑い芸人としても有名な厚切りジェイソン氏の著書『ジェイソン式英語トレーニング 覚えない英英単語400』です。
同氏は独学で日本語能力試験の1級に合格した、語学の達人でもあります。
「英語は英語で考えるべし」という持論をお持ちで、この本でも、英単語がシンプルな英語で説明されています。
英語を英語で考える習慣を身につけるための、第一歩としてオススメですよ。
この本について詳しくは、[書評]『ジェイソン式英語トレーニング 覚えない英英単語400』にまとめてあります。
『英単語の語源図鑑』
『英単語の語源図鑑』も、英単語を覚えるのにめちゃくちゃ役に立つ本です。
この本は英語の「語源」と「イラスト」を活用して、覚えやすさにとことんこだわっているんですよ。
どんな感じの本か気になるなら、[書評] 『英単語の語源図鑑』をご覧ください。
個人的に、単語帳としては一番オススメの一冊です!
「スピーキング」にオススメの書籍
次のジャンルは、「スピーキング」です。
スピーキングを学ぶときにぜひとも読んでおきたい書籍を紹介します。
『難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!』
まずは、『難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!』です。
この本を読むと、英語学習のコツや裏技がわかります。
ほかとは違う「斬新な英語学習本」をお求めなら、目を通すだけの価値はあります。
オンライン英会話やスピーキングテストの活用法も提案されていて、効率よくスピーキング力を鍛えるには最適です。
「裏技」の内容など、詳しくは[書評]『難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください! 』をご覧ください。
『36歳からオンライン英会話をはじめたら英語で仕事ができるようになりました』
次にご紹介するのは、『36歳からオンライン英会話をはじめたら英語で仕事ができるようになりました』です。
この本を読むとオンライン英会話をとことん活用する方法がわかります。
また、タイトルからもわかるとおり、「英語の学習を始めるのに、遅すぎることはないかも」と勇気づけられる1冊です。
オンライン英会話を使い倒したいと思っているなら、読んで損はありません。
本書については、[書評]『36歳からオンライン英会話をはじめたら英語で仕事ができるようになりました』に詳しく書いてあります。
『海外ドラマで面白いほど英語が話せる超勉強法』
そして、『海外ドラマで面白いほど英語が話せる超勉強法』です。
タイトルからも分かるとおり、この本を読むと、海外ドラマを活用した英語学習法がわかります。
ドラマで楽しく学習を続ける方法を知りたい場合に、オススメの一冊です。
この本については、[書評]『海外ドラマで面白いほど英語が話せる超勉強法』で紹介しているのでどうぞ。
「リスニング」にオススメの書籍
次のジャンルは、「リスニング」を向上させるためにオススメの本です。
「リスニング」にオススメの書籍
『5つの音声変化がわかれば英語はみるみる聞き取れる』
『5つの音声変化がわかれば英語はみるみる聞き取れる』という本を紹介します。
例えば「better」が「ベター」ではなく「ベラー」に聞こえることってありますよね。
これも実は音声変化のひとつで、規則があるんですよ。
『5つの音声変化がわかれば英語はみるみる聞き取れる』では、このような音声変化を大きく5つに分けて、体系的に学べます。
音声つきの練習問題もありますよ
英語をいくら聞いても聞き取れるようにならない、という悩みにピッタリの本です。
興味があれば[書評]『5つの音声変化がわかれば英語はみるみる聞き取れる』で詳しく紹介しています。
『「英語耳」独習法』
『「英語耳」独習法』という本も、リスニング力アップにオススメの1冊です。
タイトルにもある「英語耳」は、著者によると次のとおり。
「英語耳」とは?
英語を学習しているなら、一度は目標にしたことのある能力ばかりではないでしょうか。
本書を読むと、この「英語耳」を最短で身につける方法がわかります。
『「英語耳」独習法』の書評はこちらです。
厳密には本書に含まれるのはリスニング力だけではありません。ただ、本書の副題が「これだけでネイティブの英会話を楽に自然に聞き取れる」とあるので、「リスニングにオススメの書籍」として紹介しています。
「リーディング」にオススメの書籍
続いて、リーディングにオススメの書籍を紹介します。
「リーディング」にオススメの書籍
『英語ニュースの教科書』
『英語ニュースの教科書』は、その名の通り、英語のニュースを読む前に読んでおきたい1冊です。
本書には次のような特徴がありますよ。
本書の特徴
詳しいことは[書評]『英語ニュースの教科書』にまとめてあります。
「TOEIC対策」にオススメの書籍
最後のジャンルは、TOEIC対策としてオススメの書籍です。
TOEICのスコアを伸ばしたいと思っている人は、やみくもに勉強するのではなく、コツを知っておくことが大切ですよ。
『英語がニガテで高校時代に「E判定」だったボクが超有名大学へ進学しカリスマ英語講師になってTOEIC(R) L&Rテストで満点を89回もとった 超効率! 英語勉強法』
TOEIC対策にオススメの本1冊目はこちら。
『英語がニガテで高校時代に「E判定」だったボクが超有名大学へ進学しカリスマ英語講師になってTOEIC(R) L&Rテストで満点を89回もとった 超効率! 英語勉強法』という本です。
タイトルが長すぎるのですが、その分タイトルが全てを物語ってくれています。
いわば「TOEICの地図」とも言える本で、具体的な学習方法はもちろん、受験当日の注意点(トイレに行けるのは何時までかなど)も細かく教えてくれます。
本気でTOEICの点数を上げたいなら、ぜひ手に取っていただきたい1冊です。
この本のすごいところは[書評]『英語がニガテで高校時代に「E判定」だったボクが超有名大学へ進学しカリスマ英語講師になってTOEIC(R) L&Rテストで満点を89回もとった 超効率! 英語勉強法』に書いてあります。
『TOEIC L&Rテストは「出題者の意図」がわかると1カ月で180点伸びる!』
次は、『TOEIC L&Rテストは「出題者の意図」がわかると1カ月で180点伸びる!』です。
従来のTOEIC対策本は、問題を解く側に立って解説が書かれていますよね。あたりまえですが。
ところが、この本では出題者側の立場でTOEICの問題を解説しているのです。
本書では、次のようなことがわかります。
本書でわかること
従来のTOEIC本で学習しても、なかなかスコアが伸びないなら、この本で視点を変えてみるのもいいかもしれません。
問題例なども含め、さらに詳しく[書評]『TOEIC L&Rテストは「出題者の意図」がわかると1カ月で180点伸びる!』に書いています。
まとめ
この記事では、英語学習の書籍で特にオススメできるものを、ジャンルに分けてご紹介しました。
合いそうな本が1冊でも見つかっていれば、書いたものとしてもうれしい限りです。
また、気になる本が、Kindle Unlimitedの無料体験で読めるかもしれません。ぜひチェックしてみてくださいね。
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これからもいい本を探し続けて、ご紹介していきます!