英語の勉強は「もっと肩の力を抜いていい」という感覚

タカコ

執筆者

WEBライター。2013年にアメリカに渡る。現在はアメリカ人の夫と子ども2人でテキサスに在住。

私はアメリカ人の夫と結婚して、アメリカに住んでいます。

アメリカに来たときは英語の超初心者だったので、英語について夫にいろいろと質問していました。

で、結局は英語の勉強はもっと肩の力を抜いてやればいいという結論にいたったお話です。

状況に応じて違う?

ある日、アメリカ人の夫に「will」と「be goingo to」の違いについて質問しました。

その返事がなんと、「それは状況に応じてだよ」と、身も蓋もない回答でして……。

「状況に応じる」なんて……それがわからないから聞いているのに!

学校では「will」も「be going to」も、どっちも未来のことを話す時に使うと習ったけど、細かい使い分けのルールはわからないです。

夫は、いろいろ例を挙げて説明してくれたけど、いまいちピンと来ません。

そのやり取りから、あることが分かりました。

ネイティブから聞いて違和感があるの?

ということで、そのときの夫とのやりとりを書いてみます。

もし、私のような使い方が曖昧な人が間違って使ったら、ネイティブの人は、やっぱり聞いていて違和感があるものなの?

うーん、でもこういうことが言いたいんだなっていうのはわかる。

なるほど。やっぱり違和感はあるらしいんです。

でも、続けてこんなことを……。

日本人でも、漢字の読み方がわからないときに、ちょっと間違って読んでしまうことってあるんでしょ?そういう感じだよ

なるほど……たしかに、人と話していると、そういうことってあるような。

ん?!

……ってか、そんな小さな違和感??

もっと大きな違和感を与えると思っていました。もしかして、日本人は英語に対してすごく完璧主義なのかも??

学校で習うときの弊害かも?

そこで私は思いました。

きっと日本の学校で英語を習う過程で、教科書に出てくる英語だけが通じて、それ以外は話しても通じないと思い込まされていることを。

学校の英語は厳しい

  • 文頭は大文字じゃないとダメ
  • 文末のピリオドがないとダメ
  • 文の表現も、教科書に出てくるものじゃないとテストでは不正解

今思うと、とても厳しくて窮屈でした。

授業の英語が全然好きになれませんでした。

それが、思いがけずアメリカに住むことになって、「え?そんなテキトーでいいの?」と拍子抜けすることもしばしばです。

実際、「人が話す英語」はもっと流動的でフレキシブルなはずです。

もっと「テキトー」でいい!

語学として学ぶ英語とコミュニケーションとしての英語は全然違うと思います。

でも、学生のときにこのテキトーな部分を知っていたら、もっと英語を楽しんで勉強できたのになと思います。

第二言語を勉強する時って、どうしても使い分けのルールがほしいと思ってしまうものですよね?

今回のルールはもうちょっと研究するとしても、「漢字の読み間違い程度の違和感」だと思うと気がラクになります。

もともと英語は第二言語、そんな小さな間違いにつまずいていたら、1日に何度つまずくかわからないから気にしない、気にしない!

それよりも、間違えながらも、もっと人と話して頭を「英語の感覚」にすること。

そうするうちに使い分けのルールがわかってくるはずですから!

まとめ

当時、夫の使い分けの説明は、残念ながらピンときませんでしが、英語学習に対して大事なことを学べました。

「そんなの漢字の読み間違い程度の違和感」言われたことが一番しっくりきて、改めてもっと肩の力を抜いていいと気づかせてくれましたから。

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タカコ
アメリカ人の夫との結婚を機に渡米。現在は二児の母として英語に囲まれた環境の中で生活。日本語教育に携わっていたため言語への視点が鋭く、元・英会話教師の夫とのやりとりから生まれる記事が秀逸。
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