わたしは20歳のときに英語圏の国(カナダ・アメリカ)に半年ほど留学していました。
たった半年にも見えますが、わたしが得たものは人生を変えるほどでした。
今回はわたしが海外留学で得たもの(メリット)についてまとめます。
目次
海外留学して得られるもの
さて、わたしは英語を習得したいと思うなら、時間とお金が許すなら全力で留学をオススメします。
もちろん、難しい方にはオンライン英会話がいいのですが、やっぱり留学にはかないません。
では留学で得られるものをまとめてみます。
英語力(現地の言葉)が身につく
日本に住んでいると英語が上達しない!という問題ですが、一番大きな問題が英語が身近じゃないことです。
いやいや……、テレビでも英語はよく聞きますけど?!
……と思っているかもしれませんが、ほとんどは「カタカナ英語」なんですね。
日本で聞く英語は、日本人同士にしか通じない特殊な英語の場合がほとんどなんです。
そこで英語しかない世界に突撃する「留学」ですよ。
日本語が通じない世界に住む
留学の最高のメリットは、現地の人とコミュニケーションを取るときに日本語が通じないことです。
スーパーで買い物しようとしても現地の言葉で話さなければなりません。
そうなると、英語に対する恐怖心などはすぐになくなります。
だって英語を話さないと生きていけませんから!
特に、日本人のいない町に行ったら文法的に正しい日本語を話さなければならないという強迫観念なんてすぐに吹き飛びますよ、マジで。
現地に人脈ができる
そして、留学していると現地に友達ができやすいこと。これは超大切です。
クラスメートは毎日顔を合わせますから、友達になりやすいです。
これは当然ですよね。日本にいるだけでは海外に人脈は築きにくいです。
現地の知り合いは困ったときに頼りになる
現地に知り合いができると何がいいって、困ったときに頼りになることです。
体調が悪くて1人ではどうしようもないとき、現金が手元になくて困ったときなど、いろんなトラブルがあるでしょう。
そんなときに助けてくれる友達(信頼できる友達)が作れるかは重要ですね。
仕事を紹介してもらえるかも
もしかすると、現地で仕事を探しているときに力になってくれるかもしれません。
ニュージーランドでは人脈(コネ)が仕事を得る上で重要だと、現地の友達が言っていました。
日本でも同じですよね。できるのなら知り合いに仕事をてつだってほしいですから。
現地の友達は日本人とばかりつるんでいると作れないのでお気をつけを!
日本人の知り合いができる
上で書いたことの逆を言いますが、日本人の知り合いが現地にできることは大きなメリットです。
やはり、同じ言語が使えることはこの上ない安心感です。
どんなに英語がペラペラになっても第一言語の日本語ほど自分の気持ちを的確に表現できるものはありませんから。
基本的には日本人同士も英語圏では英語で話すのをオススメします。
でも、病気になったときとか、生命に危険が及ぶようなときに、英語じゃなく日本語で伝えられるのはこの上なく心強いです。
海外では気の合う人と出会いやすい?
海外の学校で出会う日本人は、同じ「留学」という目的で海外に行った人なので、気が合う可能性が高いです。
「英語」もしくは「その国(の文化・音楽など)」に興味を持っていることが多いですから。
なので、日本にいるよりも、気が合う人に会う確率は高いかも知れません。
わたしも今のパートナーと会ったのはカナダで留学していたときですし。
つまり、留学は結婚につながる出会いのチャンスもあるということをわたしが証明していますね。
「日本で住むのは余裕」という自信
英語だけの環境というのは最初は「無理ゲー」に見えていたはずです。
知っている人もいないし、最初は英語も伝わらないので誰も助けてくれない。
でも何ヶ月か住んでいると、それが当たり前になるんですね。
『ドラゴンボール』で言うと、超サイヤ人の状態が普通になった悟空のように。それを乗り越えると、どうなるかと言うと……
日本で生活するのって日本語が通じるし余裕すぎるっ!
……になります。
度胸と自信がこの上なくつく
そして一人で英語を使って暮らしたという経験は、度胸がつくし、自信に繋がります。
その自信は語学に対する自信にとどまらず、何か新しいことをするときに「なんとかなるさ!」というポジティブさにも繋がります。
わたしはこれらを得たことが一番留学してよかったなぁと思うことです。
単位を「地球」で考えられるようになる
日本で生まれ、海外に出ずに住んでいると、考えられる範囲が日本規模でとどまります。
「日本で起こっていることだけがすべて」だと思い込んでしまう傾向があります。
当たり前ですが、世界には日本とは違った文化が無数にあります。
世界にはいろんな文化がある
たとえば、日本では町中で知らない人と目が合えば「目をそらす」のがふつうです。
ところが、わたしがカナダに行っていたときにニッコリと微笑むを返す人がけっこういることに気づきました。
目があったら微笑むだとっ!?
これには衝撃を受けました。日本にいたらとうてい想定できないからです。
「比較」をできるもう1つの基準が増える
異文化での体験は、もう1つの基準ができるということです。
そうなると……
日本では友達の家に行くときにちょっとしたお菓子を買っていくことが多いけど、海外ではどうだろう?
……のように、少し俯瞰した目線で物事を見られるようになります。
物事を測定するときに、「これは日本以外ではどうだろう?」というふうに単位が地球規模で考えられるようになるんです。
物事は多角的な視点があった方が、より質は高くなりますので、比較できる基準を増やすことは大切ですね。
でも「人間は同じ」だということを知る
上の項目で、世界にはいろんな文化があると書きました。
逆に見えますが、海外に住むことで「人間はみんな同じ」ということを学べます。
たとえば、こちらの写真を見て下さい。
ほら、手前ではうちの子どもたちがiPadでゲームをしています。
そして、後ろを見てください。カナダ人の子どもたちがまったく同じようなことをしていますよ。
人間って、文化や人種が違っても同じなんですよ!!
ショッピングモールの床がタイルみたいになっていたら、「線を踏んだらアウト!」と言って、線を避けて歩く遊びって、すべての子どもがやるでしょう。
ヨーグルトのフタの裏を舐めるのとかも(笑)。
本当に大切なものがわかる
海外で異文化を体験すると「ええ? こんなことしてもいいの?」のようなことにも出合います。
たとえば……
- 目上の人に向かって呼び捨てで名前を呼ぶ
- お土産をくれた人の目前でビリビリとやぶる
- きっぱりと断る
……のような。
日本だとダメで、海外ではOK。逆に海外ではダメで、日本ではOK……ということがいっぱいあります。
世界共通じゃないものは重要度が低い
わたしは世界共通じゃないものは重要度が低いと確信しています。
たとえば「他人を攻撃してはいけない」ということはすべての文化で共通でしょう。
「知らない人には丁寧に接する」とか「他人のものを盗んではいけない」ということも共通です。
こういうことは重要度が高いことで、絶対に守らなければならないことです。
逆に「女性があぐらをかいてはいけない」はどうでしょうか?
どう考えても重要度が低いですよね? 海外(特に文化が離れた国)に行くと、こういうことが日常から学べます。
人生では重要じゃないことにとらわれすぎると、楽しくなくなることもあります。
本当に大切なものを見極め、充実した人生にしたいですよね。
まとめ
さて、わたしが実際に得たものを基準に「留学のメリット」ばかりを書きましたが、海外に行っている間に苦労することもあります。
それは食事です。
わたしは「もう一生米が食べられなくてもオッケー」なぐらい食べ物にこだわりがないのですが、食べ物で苦労する方は多いようです。
とは言っても、食べ物は単なる習慣なので、いずれ慣れるはずですけどね。
海外留学では個人的にはカナダ留学をオススメしています。その理由はこちらにまとめていますよ♪