[レビュー]スピークバディは意味ない? AI英会話の特徴とよい点・悪い点

先生は「AIのキャラクター」

スピークバディは、AIキャラクターと英会話レッスンができるスマホアプリです。

こちらが、アプリに登場するAIのキャラクターたち。

このAIキャラクターたちが「先生」で、オンライン英会話のような生身の人間ではなく、コンピューターが先生として答えてくれるのです。

累計250万回もダウンロードされている

スピークバディは、今までに累計で300万回もダウンロードされています（2023年12月現在）。

300万回ダウンロードされてるのって、どれくらいすごいことなの？

iPhone向けのアプリを扱うApp Storeの「無料アプリランキング（教育部門）」で、トップ10に入るレベルです。

このランキングの順位が決まる仕組みは詳しく公開されていませんが、ダウンロード数は確実に関連していると言われています。

数ある教育アプリの中でもスピークバディはかなり人気の高いアプリと言えるでしょう。

自動課金にはならない

スピークバディのダウンロード自体は無料ですが、無料体験後は月額料金がかかります。

でも、自動で課金にはならないので安心です。

無料体験が終わったら、アプリ内で次のような料金プランを選ぶ画面が表示されます。

画面の一番下にある「サブスクリプションをはじめる」というボタンを押さないかぎり、自動的に課金されることはありません。

自動でお金が取られるのは怖すぎますからね。

ダウンロード・無料体験は以下のボタンからできます。

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スマホで話せるAI英会話【スピークバディ】

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実践的なシーンを想定したレッスン

スピークバディでは、800以上の実践的なシーンを想定したレッスンが受けられます。

たとえば次のようなシーンが設定されていますよ。

レッスンの手順

では、スピークバディのレッスンはどのような手順でおこなわれるのでしょうか？

基本として、1つのレッスンで1つのキーフレーズを学びます。

たとえば、以下のレッスンでは「What happens is, 〜」がキーフレーズです。

その1つのキーフレーズに対して、次の5つのモードで構成されています。

まず単語学習やリスニングによってインプットし、会話練習、作文のようなアウトプットを練習できます。

一連のレッスンをとおして、キーフレーズを使った自然な会話表現を習得できるというわけです

スピークバディの料金体系

スピークバディには、以下3つの料金体系があります（表示価格はすべて税込）。

プラン名	月額
1か月プラン	3,300円/月
6か月プラン	17,800円（2,967円/月）
12か月プラン	23,800円（1,983円/月）

ご覧のとおり長期契約をしたほうが、月あたりの授業料は安くなります。

1年契約だと毎月2,000円程度……と考えると英会話スクールなどと比べてもスピークバディはかなり安いですよね。

時期によっては割引キャンペーンをやっていることもありますよ。

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会話相手の比較

オンライン英会話とスピークバディの「会話相手」を比較しましょう。

オンライン英会話は当然、相手は生身の人間です。

それに対して、スピークバディでは会話相手が人間ではなくAIになります。

会話のシーンに応じて何種類かの「人間キャラクター」が出てきますよ（下の画像を参照）。

キャラクターがいるぶん、Siri（iPhoneの音声アシスタント）などと比べると人間味がありますよね？

こちらは、アプリのアイコンにもなっているパーソナルAIコーチのキャラクター「プロティ（ロボット）」。

なかなかかわいいです。

ホームに行くと、毎回プロティが話しかけてくれます（設定でオフにもできます）。

予約方法の比較

続いて、予約方法を比較しましょう。

オンライン英会話では、先生の空きスケジュールを確認して予約をする場合が多いのですが、これが面倒。

それに対し、スピークバディではレッスンに予約がいりません。

先述したようにスピークバディなら相手がAIであるため、自分の空いた時間や好きなタイミングでレッスンができますよ。

レッスン時間の比較

オンライン英会話とスピークバディでレッスン時間を比較しましょう。

オンライン英会話だと1レッスンが25分程度なので、比べると短いですよね。

スピークバディのレッスン時間は1レッスンあたり15分です。しかも急用があって途中でやめることも可能！

実は、スピークバディは「まとまった時間がとりづらい」という忙しい人を対象にしています。

だからスキマ時間でとれる「15分」という時間設定なんですね。

もちろん、「15分以上勉強したい！」という場合は、1日に1レッスン以上受けられますよ。

ちなみに月額料金を払えば、追加での請求はありません。

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オンライン英会話と比べて費用が安い

先に説明したとおり、12か月のプランにすれば月2,000円程度。しかも使用時間に制限もありません。

オンライン英会話サービスだと、月額5,000〜6,000円くらいのところが多いのでかなり安いです！

英会話を勉強したいけれど、支出を抑えたい......という人にピッタリですよ。

バランスよく難易度もほどよいレッスン

まずはレッスン内容、難易度のバランスがよい点です。

たとえば、以下の英文の質問「What are you doing ?（なにをしているの？）」に対して回答する場面を見てみましょう。

上の画像を見ると、ヒントとして「このフレーズ（figure out how to 〜）を使いましょう」と書かれていますよね？

その下には、回答の和訳である「この電話の電源の入れ方がわかりません」とも表示されています。

それなら簡単すぎるのでは？

......と思うかもしれませんが、ヒントはキーフレーズのみで完全に出るわけではありません。

なので、英文を自分の頭で考える必要があります。

わたしがスピークバディを実際に使ってみて、挫折しづらいレッスンだと感じました。

さらに先に紹介したとおり、インプットとアウトプットの両方の練習ができます。

英会話にはインプットとアウトプットの両方が必要なので、そういう意味でもバランスがいいですね！

心理的な負担が少ない

スピークバディは心理的な負担が少ないのも魅力です。

普通のオンライン英会話だと、先生によって気を使うことがあるのです。

たとえば、次のような場面。

先生が何を言っているか聞き取れない……。でも何回も聞き返すのは気まずいんだけど！

聞き返せなくて、愛想笑いで流したことが何度もあります......。

スピークバディなら、ボタンひとつで音声を再生できるし、スクリプト（原稿）も見られるので、気楽に使えますよ。

相手が人間じゃないから、スピークバディなら間違いや相手の反応を気にせず、どんどん話せますしね。

レッスンの予約が不要なのも、心理的負担を軽減してくれるポイントのひとつですね！

AIがカリキュラムを作ってくれる

AIがカリキュラムを作ってくれるのもスピークバディのメリットです。

最初に受けたレベルチェックテストをもとに、ちょうどよいレベルのカリキュラムを提案してくれるんです。

わたしの場合は、次のように「日常会話（上級1）」が提案されました。

自分で最適な教材を選ぶのは、意外と難しいもの。

また、提案されたカリキュラムが気に入らなければ、ほかのカリキュラムも選べます。

いずれにしても、最終的に納得のいくカリキュラムが選べる、ユーザー想いのシステムだと感じました！

自分の音声・発言を確認できる

スピークバディの5つ目のメリットは、自分が話した音声や発言を確認できることです。

自分が話すときは「マイクのボタン」を押して話すのですが、このときに自動で録音されます。

お手本の音声も聴き直せるため、比較することで発音練習にも活用できるのです。

自分が言った文章は、次の画像のように文字になって表示され、回答も修正してくれますよ。

「Good」や「Great」「Perfect」のように判定もしてくれるので、「次こそは『Perfect』をもらうぞ」というモチベーションにも。

ちなみに、上記のレッスンでは桃太郎のストーリーの説明をしています（笑）。

全体的に評価が甘め

スピークバディは、全体的に評価が甘めと感じました。

たとえば、レベルチェックテスト。

このテストでは、発音チェック、英文内容理解、英作文のテストなどを受け、最終的に1〜10までのレベルで英語力が評価されます。

友人のスマホを借りて合計2回トライし、1回目は真面目に、2回目は初〜中級者を想定してわざと間違ったり発音を日本語風にして回答してみました。

それでも2回とも、実際の英会話力より1〜2段階上のレベルと評価されたと感じます。

しかし、提案されるレッスンコンテンツは自分で選べ、初級〜上級向けまでどれを選んでもOK。

実力よりも高く評価されたと感じたら、レベルを下げてレッスンを受ければ問題ないです。

緊張感がなさすぎて続かない

スピークバディは相手がAIなので、緊張感が生まれないというデメリットもあります。

英会話講師をしていた経験から言わせていただくと、英会話は人に見られているからこそ、ほどよい緊張感が保てると思うのです。

スピークバディのように、相手がAIだと「先生が待っているからレッスンを受けなくては！」という焦りも生まれにくく、自制心がなければサボってしまうことも。

そこでオススメなのが「勉強している宣言」です！

もしも、サボりそうだなと不安な人は、友人や知人に「アプリで英語を勉強している」と宣言してみましょう。

SNSで学習宣言をするのも効果的です。サボることを防止できます。

アドリブ力が身につかない

アドリブ力が身につかないのも残念なポイントです。

なぜなら、スピークバディでは、基本的にはカリキュラムに沿った会話練習しかできないから。

通常の会話って、決まった流れで進むとはかぎらないですよね。

たとえば、仕事の話をしていたけれど、突然飼い犬の話題に切り替わったりします。

現実の英会話では、そういう「次になにが来るか予想のできない状況下」で、頭をフル回転させアドリブで会話を続けなくてはいけません。

そのため、与えられたカリキュラム慣れすぎてしまうと、実際に人と話すときにとまどうかも……。

【追記】2023年秋に生成AI「ChatGPT」を利用した「バディチャット」という機能が追加されました。

この機能によって、AIとのフリートークもできるように！

その場で質問ができない

レッスン中になにか疑問を感じたとき、通常の英会話レッスンなら、話を止めてその場で先生に質問ができます。

しかし、スピークバディは先生がAIなので、そういった形での質問ができません。

ふと生まれた疑問を解決することで「レッスン＋α」の収穫が得られるのが、生身の先生と勉強する醍醐味。

スピークバディでは、そういった生きた会話ができないのでちょっと寂しい......。

ただし質問したい場合、「スピークバディ英語学習Q&A」を活用すれば解決します。

英語の学習方法に関することならなんでも質問ができるウェブサイトで、会員登録は無料です。

会員はプロの英語コーチに質問できたり、ほかの利用者から寄せられた質問と回答を閲覧できます。

レベルチェックテスト

レベルチェックテストでは、AIとの以下のやり取りをとおして、英語力がチェックされます。

英語力のレベルは、日本の英語教育で採用されている「CEFR-J」という枠組みによる10段階評価。

所要時間は3分程度ですが「発音・流暢さ・正確性・表現の幅・文章構成」などを総合的にチェックしてもらえます。

コンテンツを試し放題

無料体験期間は有料プランと同じように、全機能・全コンテンツが試し放題！

コンテンツ一覧の画面は次のとおりです。

このなかから、たとえば「スモールトーク」コースを選んでみましょう。

以下のとおり各ユニットが表示されます。

さらに「ユニット1：お酒の席」を選んでみましょう。

すると、次のようにレッスンの詳細が出てきます。

最初にレッスン内容で説明したとおり、単語学習〜応用練習までが約15分で完結できる仕様となっています。

気になるレッスンは無料体験の間に全部試してしまいましょう！

なお、一度無料体験をした人が、再度無料体験をすることはできません。

スピークバディのネット上での評判

最後に、スピークバディのネット上での評判をまとめました。

ほぼ毎日活用しています！英会話初心者で何から勉強を始めてよいかわからない中、日常生活で使えそうなフレーズから教えてくれます。いきなりネイティブの先生との対面英会話はハードルが高い、だけど英会話ができるようになりたい、そんな方におすすめなアプリです。#スピークバディ #AI英会話

— r (@r_letmehear) February 23, 2023

ほぼ毎日活用しています！英会話初心者で何から勉強を始めてよいかわからない中、日常生活で使えそうなフレーズから教えてくれます。いきなりネイティブの先生との対面英会話はハードルが高い、だけど英会話ができるようになりたい、そんな方におすすめなアプリです。#スピークバディ #AI英会話

— r (@r_letmehear) February 23, 2023

@AISpeakBuddy 満足です！❤️(2年使用)【おすすめポイント】①続けやすい。サクサク進む。みんちゃれ連携や、英語のコラムでやる気もUP。②AI相手だから気楽。言い直しもできる。苦手な発音抜粋し練習するモードもある。③サポートが手厚い。問い合わせ対応早い。#スピークバディ #AI英会話

— ゆめあん (@yuuimi) February 24, 2023

英語はリスニングはまあまあだけど、スピーキングがめちゃくちゃ苦手なのでスピークバディは超いい感じなのだ 本当の人間じゃなくてAI相手だから緊張しないで何回でも練習できるのだ

— コンサータを飲むアライさん (@concerta_arai) July 20, 2023