英語の完了形とは? 形・意味・種類を例文でわかりやすく解説

サッシ

こんにちは、英語の文法マニアのサッシ です。

英語で「アメリカに行った(ことがあるよ! そういう経験があるよ!)」ってことを伝えたいときってありますよね?

つい、過去形で「I went to the U.S.A.」のように言いたくなりますが、ここで使うのが「完了形」という表現です。

今回は英語の完了形について、形や意味、種類などをわかりやすく紹介しますね。

英語の「完了形」について

はじめに、完了形(perfect tense)とは何かを見てみましょう。

英語の「完了形」ってなに?

まずは以下の例文をご覧ください。

ウサギ

I have read the book 3 times.
(もうその本3回読んだよ)

このときの「have read」のところが英語の完了形です。

もちろん、これだけの説明ではざっくりしすぎなので、完了形の作り方は、後ほど次の章で詳しく紹介しますね。

英語の「完了形」の意味

英語の完了形の基本的な意味は以下のようになりますよ。

完了形の基本的な意味

(その時点で)
もうすでに〜してしまった
〜した経験がある

現在形・過去形と似ているような気がしますが、完了形と現在形・過去形が使われる状況はハッキリ分かれます。

では、完了形と現在形、過去形との違いを見ていきましょう。

現在形 →「いつもしている習慣・変わらない性質」

以下の例文のように、英語の現在形は「いつもしている習慣・変わらない性質」というのが基本的な意味です。

英語の現在形

ウサギ

I read the book everyday.
(毎日、その本を読むよ)

ちなみに上の例では「the」を使っているので、「毎日、特定の本(同じ本)を読む」という意味です。毎日読むなんて、どんな本でしょうね(笑)。

同じ本じゃなく、毎日1冊の本を読む場合は、「a book」になりますよ(参考: 「a」と「the」の違い)。

過去形 → 過去の「ある時点」のことを伝える表現

過去形はもちろん「10分前」「昨日」などの過去の話題を伝えるときに使う表現ですね。

英語の過去形

ウサギ

I read the book yesterday.
(昨日、その本を読んだよ)

「read [ ríːd ] 」の過去形は「read [ red ] 」です。スペルは同じだけど読み方は違うので注意。

覚えておいてほしいのは、過去形はその時点だけに注目する「点」のイメージということです。

過去形は「過去のある時点」のことを伝える表現
過去形は「過去のある時点」のことを伝える表現

そのため、過去形は多くの場合、「10分前」「昨日」「去年」のような「いつか?」を示す言葉と一緒に使われます

過去形は「点」のイメージ
過去形は「点」のイメージ

「いつやったのか?」を示す「2 years ago(2年前)」のような表現があれば、それは必ず過去形です。

完了形 →「そのセリフを言う時点」と「それより前の時間のこと」をつなぐ

それに対して、完了形はどういうことを伝えるために使うのでしょうか?

そのセリフを言った時点で「もうすでに〜してしまった / 〜した経験がある」というニュアンスのときに使います。

先ほどのウサギさんの「I have read the book 3 times.」をもう一度見てみましょう。

英語の完了形

ウサギ

I have read the book 3 times.
(もうその本3回読んだよ)

このセリフを言った時点でもうすでにウサギさんは「その本を3回読んだという経験を持っていますよね?

過去形は「点」のイメージ
過去形は「点」のイメージ

「経験を持っている」ので、「have」という単語を使うと考えると、なんとなくイメージがわきませんか?

つまり「このセリフを言う時点」と「それより前の時間のこと」をつないでいるのが完了形という表現です。

こちらを見ると、過去と現在が「線で繋がっている」というのが伝わると思います。

現時点で3回本を読んだという経験を持っている
現時点で3回本を読んだという経験を持っている

1回目にその本を読んだこと、2回目にその本を読んだこと、3回目にその本を読んだこと……の3つの「すでにやったこと」が現在につながっています

完了形とは?
「そのセリフを言う時点」と「それより前の時間のこと」をつなぐ形

【おさらい】過去形は「点」を述べているにすぎない

ちょっとややこしくなったと思うので、先ほど見た「過去形」について、もう一度おさらいです。

英語の「過去形」は、単に過去の一時的な「点」を述べているにすぎません

過去形は、過去の一時的な「点」を伝える
過去形は、過去の一時的な「点」を伝える

たとえば、「I read the book 3 months ago.(3ヶ月前にその本を読んだ)」は、3ヶ月前の「ある一時的な点で起こった事実」について言っているだけで、現在には関係ないです。

過去に起こったことを淡々と言っているだけですね。

それに対して完了形は、過去に起こった結果が、今に繋がっていることを彷彿させる表現です。

過去に起こった結果が今に繋がっている
過去に起こった結果が今に繋がっている
サッシ

現在形や過去形はその時点だけに注目する「点」のイメージで、完了形は時間の流れを含む「線」をイメージするとイイですよ!

「完了形」の作り方

では、具体的に英語の完了形はどうやって作るのでしょうか?

その作り方を紹介します。

「現在完了形」の作り方

まずはいくつか種類がある完了形の中でもっとも基本的な「現在完了形」からです。

have」という単語(ここでは助動詞に分類される)と「動詞の過去分詞形」を組み合わせて以下のように作りますよ。

現在完了形の形

have (has)動詞の過去分詞形

動詞の「過去分詞形」とは?

例えば「finish(終える)」という動詞を使いたいときは、「finish」の過去分詞形である「finished」にして以下のように組み立てます。

オオカミ

I have finished my homework.
(もう宿題を終えちゃったぞ)

はい。これだけでOK!

ちなみに、「finish」という動詞の活用は下の表のようになりますよ。

「finish」の活用
原形 三人称単数 現在分詞形 過去形 過去分詞形
finish finishes finishing finished finished

動詞の過去分詞形は、ちょっとめんどくさいことに動詞によって形がバラバラです。

例えば「finish」は「finished」のように「ed」を付けるだけなのですが、「go」は「gone」という形だったり、「read」はそのまま「read」だったりします(涙)

サッシ

でも一定のルール・覚え方があるので、詳しくは別ページ「英語の過去分詞とは?」をぜひ読んでみてください!

「三単現」なら「have → has」に

もし主語が「私・あなた」以外で「単数」ならば助動詞を「havehas」に変えてください。

三単現ってなに?」という方はこちらを♪

過去完了形の意味・作り方

現在完了形の次は過去完了形をやってみましょう。

「過去完了形」の意味

さきほどの現在完了形は「過去に〜した結果、現在こうなってるよ」を伝える表現でした。

これまでに3回その本を読んだ結果、現在その経験がある

現時点で3回本を読んだという経験を持っている
現時点で3回本を読んだという経験を持っている

そうやって「現在」の時制に注目する現在完了形に対して、過去完了形は以下の例文のように「過去」の時制に注目します。

オオカミ

She had finished eating, when I came home.
(ボクが家に帰ったとき、彼女はもう食べ終わってたよ)

分かりやすいようにイラストにしてみました。

ボクが家に帰ったとき、彼女はもう食べ終わってたよ
ボクが家に帰ったとき、彼女はもう食べ終わってたよ

この例文の「ボクが家に帰った」と「彼女が食べ終わった」のはどちらが古い出来事かといえば……もちろん「彼女が食べ終わった」ですよね?

このように「ボクが家に帰った(I came home)」という過去形の表現よりもさらに古い出来事からの流れをつなぐのが「過去完了形」です。

「過去完了形」の形

過去完了形の「形」は以下のようになりますよ。

過去完了形の形

had過去完了形

現在完了形との違いは、「have」が「had」になっている点ですね。

サッシ

昔はこのときの過去完了形の時制を「大過去」と呼んでいましたが、現在は使われていない文法用語です。

その他の「完了形」

完了形の基本がわかったところで、いろいろな形も見てみましょう。

ほかにもこちらのような完了形がありますよ!

その他の「完了形」

  • 助動詞
  • 進行形
  • 受け身
  • 不定詞
  • 分詞構文

未来完了形もできる!助動詞を使った完了形

まずは助動詞を使った完了形です。

こちらのように完了形の前に助動詞を置くことで表現の幅がグッと広がるんですよ。

「could」を使った完了形

ウサギ

I could have eaten more!
(もっと食べられたのにぃぃぃ!)

ウサギさん……残念(笑)。この「could」を使った完了形は「〜できたはずなのに、実際はできなかった」というときに使います。

助動詞の「will」を使えば、以下のように「未来完了形」の形にもできるんですよ。

「will」を使った完了形

オオカミ

I will have finished the game, when you come home.
(キミが帰ってくる頃には、もうそのゲーム終えてると思うよ!)

このように「have」の前に助動詞を付ければいろいろなニュアンスが付けられます。

代表的な「助動詞+完了形」の組み合わせ・意味を以下のまとめて並べておきますね。

should + 完了形〜
〜すべきだったのに(実際はそうしなかった)
may(might) + 完了形〜
〜したかもしれない
must + 完了形〜
〜したに違いない
could + 完了形〜
〜できたはずなのに(実際はそうしなかった)
cannot + 完了形〜
〜したはずがない
need not + 完了形〜
〜する必要はなかったのに(実際そうしてしまった)
will + 完了形〜
〜してしまっているだろう
would + 完了形〜
〜しただろうに(実際はそうしなかった)

進行形の完了形

お次は進行形の完了形です。

以下の例文のように「have + been + 〜ing」にすると「ずっと〜をしている / 〜が続いている」という意味になります。

ウサギ

I have been playing this game since last night!
(昨夜からずっとこのゲームやってるんだ!)

ウサギさん、徹夜でゲームですか? やりすぎ(笑)

呼び方としては時制が現在なら「現在完了進行形」で、過去なら「過去完了進行形」ですよ。

サッシ

このときの「been」は「be」の過去分詞形です!

受け身(受動態)の完了形

「〜する」ではなく「〜される」という受け身の意味でも完了形にできますよ。

例えば以下のようなシチュエーションですね。

オオカミ

Mosquitoes ? I have been bitten by them a thousand times.
(蚊? 何回も刺されたことがあるよ)

受動態の完了形にするときの形は「have + been + 過去分詞形」です。

さきほどの進行形の完了形の「have + been + 〜ing」と似ているので気をつけてくださいね!

不定詞の完了形

続いては不定詞の完了形です。

to + 動詞の原形」という不定詞の表現と完了形の組み合わせもあります。例えば以下のような場合です。

ウサギ

He seems to have been a pro gamer.
(彼はプロゲーマーだったようだ)

「彼は〜であるようだ」という現在の推測と「プロゲーマーだった」という過去の事実をつないでいるわけですね。

不定詞に過去の出来事をくっ付けたいときに使うイメージです。

分詞構文

ラストは分詞構文を使った完了形です。

まずは以下の例文をご覧ください。

オオカミ

Having played video games for 9 hours, I'm so tired...
(9時間もゲームやったから、めちゃ疲れたよ……)

オオカミさんも、ゲームやりすぎ(笑)。

このときの「Having played」のところが分詞構文という形になった完了形です。

サッシ

分詞構文はだいぶ複雑な文法なので、またの機会に詳しく紹介しますね!

さて、今回は英語の「完了形」についてまとめました。

まとめ

  • 完了形とは「(もうすでに)〜してしまった/〜した経験がある」という表現
  • 形は「have + 過去分詞形」
  • 過去・未来や進行形・受け身・不定詞・分詞構文などの完了形もあり

現在形、過去形、未来形だけでなく完了形も分かるようになれば、英語の表現の幅もグッと広がりますよ♪

最後に

オオカミ

なんか、この記事すごく気に入ったんだけどほかにオススメある?

ウサギ

だったら、「時制のカテゴリ」を要チェックだね♪

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執筆者: サッシ
塾講師として英語・国語の指導を18年以上してきた経験のある「英語の文法オタク」。早稲田大学 教育学部卒。小学生の時から英語を学んでいた経験もあり。「毎日が生まれたて」という月間に100万回以上読まれる人気ブログも運営。>>サッシについて詳しくはこちら

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