英語の付加疑問文とは? 作り方から答え方まで例文で分かりやすく紹介!

サッシ

こんにちは、サッシ です。

英語で何か尋ねたいとき、「疑問文」以外の方法があります。

それが「付加疑問文」という方法です。

今回は付加疑問文の作り方から答え方までを分かりやすく紹介します。

英語の「付加疑問文」とは?

まず「付加疑問文」とは何かをかんたんに紹介しますね。

「付加疑問文」とは、例えば以下のような文のことです。

ウサギ

You are tired, aren't you ?
(あんた眠いよね?

オオカミ

Yup. We played the online game all night.
(うん、きみと徹夜でオンラインゲームしていたからね)

上のウサギさんの例文を見てみると、途中まではふつうの「肯定文」ですが、文の最後に何かくっ付きましたよね?

このように、文末に一定のパターンの「タグ」を付けることで肯定文・否定文を「疑問文」のような意味に変えた文を「付加疑問文(tag question)」と言います。

付加疑問文の意味は「質問」や「同意・確認」

では付加疑問文の意味はどういうものでしょうか?

先ほどの例を見てみましょう。

付加疑問文の例

You are tired, aren't you ?(あなたは眠いですよね?)

(※ 詳しい付加疑問文の作り方はあとで紹介しています)

疑問文と同じような「質問」とも取れますが、どちらかと言うともう答えがすでにわかっている場合の「同意・確認」ですよね。

サッシ

書き言葉・文章よりも、話し言葉・日常会話でよく使われますよ。

「ちょっと手伝って~」のような「助けを求める場合」にもよく使います。

オオカミ

You couldn't help me with my work, could you ?
(ちょっと仕事を手伝ってくれない?)

「~だよね?」「~でしょ?」という意味合いで使われる「〜, right?」や「〜, no?」と同じような役割と考えてもらってOKです。

ウサギ

You're tired, right ?
(あんた、眠いでしょ?)

サッシ

「〜, right ?」や「〜, no ?」はかなりくだけた表現なのでフォーマル・ビジネスな場では避けたほうがいいですが、付加疑問文はもっと丁寧なニュアンスとして使えますよ。

ちなみに「tired」は「眠い」という意味で使われることが多いです。

イントネーションの使い分け

付加疑問文で話すときは、イントネーション(語尾)を「上げる」場合と「下げる」場合があります。

ここではイントネーションの使い分けのポイントについて紹介します。

1自信がないとき……語尾のイントネーションを上げる

自分の考えにちょっと自信がなくて、相手に「質問」として聞いて、本当に回答してほしいなら「上げる」イントネーションにしてください。

自信がない

オオカミ

You don't know where my smartphone is, do you ?
(僕のスマホどこにあるか知らないよね?)

2自信があるとき……語尾のイントネーションを下げる

もし自分の考えにほぼ確信があって、相手にただ「同意」を求めたい場合は「下げる」イントネーションになります。

自信あり

オオカミ

She really likes me, doesn't she ?
(彼女マジで僕に惚れてるよね?!)

日本語でも自信がないときは、単語単語で語尾を上げるように聞く人がいますがまったく同じ心理でしょうね!

イントネーション(語尾)の上げ下げのポイント

  • 質問をする(自信がないとき)
    語尾のイントネーションを上げる
  • 同意を求める(自信があるとき)
    語尾のイントネーションを下げる

付加疑問文の作り方

では、実際に「付加疑問文」を作ってみましょう。

基本は、メインの文で出てきた「助動詞(do・have・willなど)やbe動詞」と「主語」を繰り返し使って、文の最後にくっつけるという流れです。

そのとき、メインの文が肯定文なら「否定」のタグを、否定文だったら「肯定」のタグを付けてください。

サッシ

英語で付加疑問文は「タグクエスチョン(tag question)」と言う通り、文の最後に「タグ」をくっ付けるイメージが分かりやすいですよ!

英語の中でもだいぶややこしい表現なので、説明だけじゃちょっとイメージしづらいですよね(笑)

以下、3つのパターンで例文を使って「付加疑問文の作り方」を紹介していきます。

3つのパターン

  1. 一般動詞の場合
  2. 助動詞の場合
  3. be動詞の場合

一般動詞の付加疑問文

文の動詞が「一般動詞」の場合は、「do」を使って付加疑問文を作ります。

例えば「You like carrots.(あなたはニンジンが好きです)」という肯定文があったとします。

オオカミ

You like carrots.
(君はニンジンが好きだ)

1原文が肯定文の場合

この場合の主語は「you」で、動詞は一般動詞の「like」が使われていますよね?

これを付加疑問文にするなら、主語の「you」を再び使いつつ「do」を否定の「don't」という形にしてタグを作り、「,(カンマ)」を打った後に文末にくっ付けます。

オオカミ

You like carrots, don't you ?
(君はニンジンが好きだよね?

はい。これが「一般動詞」で成り立っている「肯定文」を付加疑問文にする方法です。

後ろに追加する「don't you」などは「don't」というふうに必ず短縮形にします。「do not you」とは言いません!

2原文が否定文の場合

逆にメインの文が「否定文」だったら、最後のタグは「肯定」の形でくっ付けてくださいね。

ウサギ

You don't like carrots, do you ?
(あんたはニンジンが好きじゃないよね?

ちょっとイメージできましたか?これが「肯定には否定を付ける」「否定には肯定を付ける」という意味です!

付加疑問文の考え方

  • 原文が肯定文否定を付ける
  • 原文が否定文肯定を付ける

助動詞の付加疑問文

続いては文の中に「助動詞」がある場合の付加疑問文の作り方です。

サッシ

「will(~だろう)」や「can(~できる)」などの「助動詞(auxiliary verbs)」が入っている文のときですね!

助動詞の入っている文の場合は、その中で使われている動詞が一般動詞でも「do」ではなく「助動詞」を使います

1原文が肯定文の場合

元々の文が肯定文の場合はこのようになります。

オオカミ

He can come here by himself, can't he ?
(彼は1人でここまで来られるよね?)

「can」の否定形は「can't」なので、「, can't he ?」を付加しますね。

2原文が疑問文の場合

逆に元々の文が否定文の場合はこのようになります。

オオカミ

He can't come here by himself, can he ?
(彼は1人でここまで来られないよね?

先ほどと逆に、原文が否定形「can't」なので、語尾に付けるのは「, can he ?」になります。

3現在完了形「have」も助動詞

現在完了形を作る「have」も助動詞ですよ。

ウサギ

You haven't (= have not) finished your homework, have you ?
(まだ宿題終えてないよね?)

ちなみに、否定のタグを作るときは、「can not」や「have not」などの「助動詞 not」の形にはなりません。以下のように必ず「省略形」を使います。

付加部分は必ず短縮形で!

  • cannot(can not)can't
  • have nothaven't

4「have to」のような助動詞に注意

助動詞的な表現の「have to〜(~しなければならない)」は要注意です。

「have to~」の文の場合は、「haven't」ではなく「don’t」でタグを作ります!

オオカミ

I have to go right now, don't I ?
(今すぐ行かなきゃダメですか?)

be動詞の付加疑問文

最後に「be動詞」の文の場合です。

「be動詞」のときは、メインの文の「主語」と「be動詞」で付加疑問文のタグを作ってください。

オオカミ

You are a rabbit, aren't you ?
(君はウサギだよね?)

気が付きましたか? 作り方は「助動詞」の場合と同じですね!

否定文のときは、もちろん「肯定」のタグをくっ付ければOKです。

オオカミ

He isn't a wolf, is he ?
(彼はオオカミじゃないんだよね?)

もう一度、付加疑問文の3パターンの作り方をまとめると、以下のようになります。

付加疑問文の作り方

肯定文なら「否定のタグ」、否定文なら「肯定のタグ」を以下のルールに従って文末に付ける

  • 一般動詞の場合
    do + 主語
  • 助動詞の場合
    助動詞 + 主語
  • be動詞の場合
    be動詞 + 主語

付加疑問文の応用

付加疑問文の作り方が分かったところで、さらに踏み込んでみましょう。

付加疑問文への返事

まずは、付加疑問文で質問されたときの返事の仕方です。

付加疑問文に答えるときは、「相手の聞き方」ではなくて、ただ「事実・真実」に従って「Yes / No」で答えるのがポイントですよ。

「否定」で聞かれる付加疑問文への返事がややこしい?

例えば日本語で「ニンジン好きじゃないよね?」と言われた場合、こんなふうに答えます。

好きじゃないよね?(日本語)

  • 好きいや、好きだよ
  • 好じゃないうん、好きじゃないよ

ところが、英語でこんな質問があった場合、返事が逆になるんです。

好きじゃないよね?(英語)

  • 好きうん、好きだよ
  • 好じゃないいや、好きじゃないよ
サッシ

ややこしいですね……。

「好きだよね?」の質問への返事と同じ

これは、「ニンジン好きだよね?」という質問への答え方と比べるとよく分かってきます。

「ニンジンが好きだよね?」と聞かれたとき、もしもニンジンが好きなら、答えはもちろん「はい(Yes)」ですよね?

好きだよね?→好き

オオカミ

You like carrots, don’t you ?
(ニンジンが好きだよね?)

ウサギ

Yes, I do.
(うん、好きだよ)

実は、「ニンジンが好きじゃないよね?」で聞かれても、
返事はまったく同じになるんです。

好きじゃないよね?→好き

オオカミ

You don’t like carrots, do you ?
(ニンジンが好きじゃないよね?)

ウサギ

Yes, I do.
(いや、好きだよ)

逆に「好きじゃない」と答えるときもです。2つの質問(「好きだよね?」と「好きじゃないよね?」)への返事はまったく同じになります。

どちらも「No」で返事

オオカミ

You like leeks, don’t you ?
(ネギが好きだよね?)

ウサギ

No, I don’t.
(いや、好きじゃないよ)

オオカミ

You don’t like leeks, do you ?
(ネギが好きじゃないよね?)

ウサギ

No, I don’t ! I have told you now !
(いや、好きじゃない! 今言っただろ!)

つまり、「自分はネギが好きじゃない」という「事実・真実」があるならば、「ネギ好きだよね?」と聞かれても「ネギ好きじゃないよね?」と聞かれても答えは「No」なんです。

肯定的・否定的な聞き方には関係なく、ただ「事実・真実」に合わせて「Yes」「No」を使い分けてくださいね。

ちなみに下記の記事で詳しくまとめているので、ぜひ読んでみてくださいね。

付加疑問文の人称や時制について

付加疑問文を使うときは、「人称」や「時制」にも気をつけてください。

1代名詞に変更

まず、主語が「人名」や「地名」のときは、付加疑問文のタグの中では「代名詞(he, she, it など)」に変更します。

ウサギ

John is a great singer, isn't John he ?
(ジョンはすごいシンガーだよね?)

上の例のように、付加部分では「isn't John」ではなく、代名詞の「he」に置き換えて「isn't he」になります。

2一般動詞のときには三単現にも注意

一般動詞の文のときは、主語が「he(彼)」や「she(彼女)」で「現在」の時制の場合(「三単現」の場合)には「do」ではなく「does」を使いますよ。

オオカミ

She likes music, don't doesn't she ?
(彼女、音楽が好きなんだよね?)

3時制が過去の場合にも注意

そして、時制が「過去」であるときにもご注意ください。

過去のときは「do」ではなく「did」を使います。

ウサギ

He went to the station yesterday, didn't he ?
(彼は昨日駅に行ったよね?)

そして、「be動詞」は「was」か「were」を使います。

オオカミ

You weren't sick last night, were you ?
(きみは昨夜、風邪じゃなかったよね?)

このように、付加疑問文にくっ付ける「タグ」には人称や時制をしっかり適用させてくださいね。

【例外】「aren't I」という表現

ちなみに、「I am~」という文への付加疑問文はちょっと特殊です。

文の主語が「 I 」でも、タグには「am」ではなく「are」を使います。

オオカミ

I am a samurai, aren't I ?
(僕はサムライだよね?)

これは試験でも出そうですね。

付加疑問文のその他の例外

最後に、付加疑問文に関するその他の「例外」も紹介しておきますね。

1「Let’s ~」の場合

まずは「Let's ~」の場合です。

Let's go !(行こうぜ!)」のように「~しよう」と誘う表現である「Let's ~」に付加疑問文を付けるときは、「shall we」を使います。

ウサギ

Let's go camping next Friday, shall we ?
(今度の金曜、キャンプに行きましょうね!)

そもそも「shall we ~ ?」が「~しませんか?」と誘う表現なので、同じ種類の言葉をくっ付けるイメージでいると覚えやすいですよ。

「Let's ~」を付加疑問文にすると、「丁寧」や「確認」のニュアンスになります。

サッシ

「Let's ~」が「~しよう」で、「Let's ~, shall we?」だと「~しようよ/~しましょうね」くらいの意味ですね。

答え方はシンプルに「Let's」と「Yes / No」を組み合わせればOKです!

ウサギ

Let's go camping next Friday, shall we ?
(今度の金曜、キャンプに行きましょうね)

オオカミ

Yes, let's.
(ええ、いいですね)
※ もしくは……
No, let's not.
(いえ、やめておきます)

2否定の副詞や否定語

「否定の副詞」や「否定語」が文の中に含まれている場合は注意が必要です。

まずは以下の例文をご覧ください。

オオカミ

She never come back again.
(彼女はもう二度と戻ってこない)

文の形としては「肯定文」ですよね? でも「never(二度と~ない)」という否定の意味の副詞が入っているので、扱いは「否定文」になるんです!

つまり、付加疑問文のタグは「肯定」の形で付けてください。

オオカミ

She never come back again, doesn't she ?
(彼女はもう二度と戻ってこないよね?)

「否定の副詞」や「否定語」は、以下のような言葉がありますよ。

否定の副詞

  • barely(ほとんど~ない)
  • hardly(ほとんど~ない)
  • never(二度と~ない/決して~ない)
  • rarely(めったに~ない)
  • scarcely(ほとんど~ない)
  • seldom(めったに~ない)

否定語

  • neither(どちらも~ない)
  • nobody(誰も~ない)
  • nothing(何も~ない)
  • no+名詞(1つも~ない)

3命令文(imperatives)の場合

最後は、命令文の場合です。

命令文には、そもそも主語が存在しません。

主語が無いとなると、「え、じゃあ付加疑問文にするならどんなタグを付ければいいの!?」とちょっと迷いますよね?

でも、答えはすごくシンプルです。命令文の付加疑問文は基本的に「will you ?」を使えばOKなんですよ。

ウサギ

Open the door, will you ?
(ドアを開けてくれませんか?)

命令文に付加疑問文を付けると、「~してくれませんか」という「丁寧」なニュアンスになります。

落ち着いて考えてみれば、「~しなさい!」「~しろ!」というセリフは必ず「相手 = you」に向かって言いますよね?

だから命令文の付加疑問文には必ず「you」を使ったタグが付くというワケなんです。

基本的な「will you ?」の代わりに、「can you ?」も使うことができます。

ほかにも「won't you ?」や「would you ?」「could you ?」を使うと、さらに丁寧なニュアンスになりますよ。

ただし、否定の命令文に付けるときは「will you ?」だけなので注意してくださいね。

オオカミ

Don't forget to close the door, will you ?
(ドアを閉めるのを忘れないでくださいよ?)

4「肯定文」に「肯定」という例外

付加疑問文の他の例外としては、なんと肯定文に「肯定」タグ否定文に「否定」タグという技もあります!

ウサギ

So, you won the lottery, did you ? That's awesome!
(宝くじを当てたってことかい? そりゃすげぇや!)

驚き・怒り・興味などを表現する場合は、このように「肯定ー肯定 / 否定ー否定」という組み合わせをすることも可能です。

さて、今回は付加疑問文についてまとめました。

「付加疑問文」という1つの文法についてだけなのに、こんなにたくさん語ることがあるんですね。奥が深いです。

最後に簡単にまとめます。

付加疑問文まとめ

  • 付加疑問文は文章より会話でよく使われ、「質問」や「同意」のニュアンスを加える
  • 作り方は、文の「助動詞(do・have・willなど)」や「be動詞」と「主語」を繰り返し使って「タグ」を作り、文の最後にくっつける
  • 肯定文なら「否定」のタグを、否定文なら「肯定」のタグを付ける
  • 答え方は、「事実・真実」に合わせて「yes」「no」
  • タグの形は人称や時制に合わせる
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執筆者: サッシ
ライター / ブロガー / カメラマンをしながら、学習塾と託児所も運営しています。小学生の時に帰国子女の友人のお母さんに3年くらい英語を習ったおかげで、その後も英語の読み書きは全く苦労しなくなりました。塾講師として英語・国語の指導を18年以上してきた経験を活かして、「ことば」そのものや「文法」を中心としたテーマを楽しく記事にしています。「毎日が生まれたて」というブログも運営しています。

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