「どうしたの?」って英語で何て言うの? いろんな言い方を比較してみた

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タカコ

こんにちは、アメリカ在住ライターのタカコです。

「どうしたの?」という言葉、英語であろうと日本語であろうと、日々の暮らしの中でよく使う言葉ですよね。今回は、「どうしたの?」を英語でどう言うのかについてです。

いくつかある「どうしたの?」の英語表現

「どうしたの?」の英語表現は、いろんな場面で使えるのでいくつも言い方があります。

よく使うのは……

「What’s the matter (with you)?」

「What’s wrong (with you)?」

です。

「What’s the problem?」

もよく使います。「どうしたの?」「何か困ったことがあるの?」「何が気に入らないの?」といった意味合いです。

私の娘は1才2か月ですが、急にぐずりだしたりします。そんな時にこの言葉をかけています。まだ話せないので、言葉では返ってきませんが……。

使い方は同じなの?

この3つの表現ですが、アメリカ人の夫に聞くと、やっぱり微妙に状況などによって使い方が違うそうです。全く同じというわけではないんですね。

まずこの3つの中で、マイナス(negative)な言葉が入っているのはどれでしょう?

  • What’s the matter (with you)?
  • What’s wrong (with you)?
  • What’s the problem?

ぱっと目につくのが「wrong」と「problem」ですね。「wrong」は「right(正しい)」の反対語です。また、「problem」は「問題」ととらえていいと思います。

なので、この2つが入ったものは、明らかに何かがおかしい、よくないことが起こっている(ように見える)ときに使うようです。

では、この3つをもう少し見比べてみます。

What’s wrong?
見た目に「not right」ということで、「何がよくないの?」というニュアンスです。「浮かない顔をしているけど、どうしたの?」というようなときにはこの表現が合っていると思います。「浮かない顔 = not rightな顔」ですから。
What’s the problem?
「問題(いやなことや困っていること)は何?」というニュアンスです。もっと言うと、「どうしたの? そんなに悪くないでしょう? どうしてダメなの?」というくらいのニュアンスのようです。これが一番表現としてはきつそうですね。
What’s the matter?
「matter」は、「事柄」とか「物事」という意味で、必ずしも起こっていることはマイナス(negative)とは限らないそうです。なので、表現が一番やわらかいのだとか。夫は「kind」という言葉を使っていました。一般的に「どうしたの?」と聞きたいときは、この表現がよさそうです

ほかの表現もあります

この3つは代表的なものですが、もちろんほかの表現もあります。

「What’s bothering you?」

という表現もあります。「bother」の「邪魔をする / 悩ます」という言葉から、直訳では「何があなたの邪魔をしているの?」という意味です。

つまり「どうしたの? 何に心配しているの?」というような感じです。

「どうしたの? 何が起こっているの?」というようなときは、

「What’s going on?」

という言い方もあります。別の言葉でいうと「What’s happening?」でしょうか。

例えば、子どもが2人仲良く遊んでいたのに、急にけんかをしだす時があると思います。「どうしてこんなことになったの?」とか「何がどうなっているの?」と思いますよね。

2人の間に何があったのか知りたい、そんな時はこの表現が合っています。

「What’s up?」の用法

親しい人同士では、軽く「どうしたの? 何かあったの? 」という感じで……

「What’s up?」

と聞いたりもします。

この「What’s up?」、夫に言われた時、すごく違和感がありました。実は、今でもあまりしっくりきていません。夫に聞くと、「(あなたの中で)何が起こっているの?」というような感じのようです。

様子がおかしいときに使うと、「どうしたの?」というニュアンスになります。パートナーが改まって「ねぇ、ちょっと話があるんだけど……」と話しかけてきたら、「え? 急にどうしたの?」と思ったりしませんか?

そんなときに「What’s up?(どうしたの?)」と答えたりします。

「What's up」は挨拶としても

また、「What’s up?」は、友達と会ったときに、あいさつのように使います。

最近、どう(どうしてた)?」という感じだとか。親しい間柄でよく使う表現です。

あいさつ代わりなので、「I’m doing fine」や「Not much(特に変わったことはないよ)」と手短に答えます。特に悩みを聞いているわけではありませんから。

逆に、会った瞬間から長々と悩みを話されるとびっくりしますよね。「ウォーミングアップもなしに、いきなり本題ですか!?」と思ってしまいます。

自分の中で起こっていることや新しいことを聞くのに、「up」という言葉を使っているんですね。正直、わかりづらいです……。「up」というと、「上に」というような意味しか知りませんでしたから。

この2つの問いかけの状況は全然違うので、同じ言葉で聞かれると、やっぱりしっくりきません(笑)。

「What’s the problem?」の注意点

最後に注意点を1つ。「What’s the problem?」は決まり文句です。

「あなたの」という意味で「you」と使って……と、妙な気をつかって……

「What’s your problem?」

と言わないようにしましょう。これ、似ていますが、意味は全く違います

実際、私が夫に言ったんです。何か機嫌が悪そうだったので、「どうしたの?」と言うつもりで、「What’s your problem?」と。すると……すごい勢いで怒りだしたので、びっくりしました

あとから夫に聞いてみると、「What’s your problem?」は、「何か文句あんの?」というけんかをふっかけるような言葉のようです。

典型的なFワード(使ってはいけないFから始まる言葉、「f**k」)に聞こえるらしいです。機嫌が悪いうえに、私の言葉が火に油を注いだんですね。

私はただ単に「どうしたの?」と聞いたつもりだったのに、少しの違いでそんなことになることになるなんて……。

言葉の並びだけを見ても、Fワードの表現になるような、危険なにおいはまったくしません。時と場合にもよると思いますが、注意が必要です。

いかがでしたか? 

一言で「どうしたの?」といっても、たくさんの言い方がありました。

いろんな状況が考えられるので、たくさんの表現があっても不思議ではないのですが、なかなか使い分けるのは難しいですね。

また、「What’s up?」でも、「どうしたの?」という意味合いで使うこともあれば、あいさつのように使うこともあるので、慣れていないと混乱します。

みなさんも参考にしてみてください。

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ABOUTこの記事をかいた人

タカコ

日本語教師養成講座修了。英語が苦手だったにもかかわらず、夫となるアメリカ人との結婚を機に渡米。現在は一児の母として英語に囲まれた環境の中で英語を習得中。日本語教育に携わった経験から言語を深く掘り下げる探究心がすさまじく、身近な英語の知識を初心者にもわかりやすく書くよう心掛けている。