日常的に使われる「ヘンテコリン」な英語の言葉

はつ

執筆者

Google認定教師/Microsoft Innovative Educator。1999年に脱サラしオーストラリアに移住。メルボルンの公立中高一貫校で日本語教師。University of Technology Sydney(シドニー工科大学)卒業、Graduate Diploma(準修士) 取得。→ はつ についてはこちら

英単語で、ときどき綴りや発音が変なものがあります。

たとえば、日本人の耳からすると非常に変に聞こえたり、日本語のことばに似ていたり。

言葉によっては日本人が口にするだけで思わず「フフッ」と笑ってしまうような語呂の英単語もあるのです。

本記事ではヘンテコリンに聞こえる英単語をご紹介します!

okey dokey(はいは〜い♪)

まず紹介するのは「okey dokey」ということばです。

これは「OK」のかなり砕けた言い方で「はいは〜い♪」のようなニュアンスになります。

Let's start the game !
(ゲームを始めよう!)

Okey dokey !
(おっけ〜い♪)

オキドキ」のような発音で、軽いノリの抑揚といっしょに使われるので、明らかに軽いです。

そのため、会社の上司などに使うのはやめておきましょう。

Supercalifragilisticexpialidocious(※ 意味はない)

次はかなり変なことば「Supercalifragilisticexpialidocious」です。

カタカナで書くと「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」

長っ!

この言葉は1964年にリリースになった映画『メリーポピンズ』で一躍有名になりました。

曲のタイトルも「Supercalifragilisticexpialidocious」で、こちらの曲になります。

この言葉を意味を持つ部分に分けてみると次の通り。

単語に分けた例
super 上の、上等の
cali 美しい
fragilistic デリケートな
expiali 罪滅ぼしの
docious 教育できる

5つの単語から作られていたんですね。気になる意味は……特にありません

この楽曲は小学校で使われているのと、子供が言葉遊びとしてこの言葉を口ずさむらしいです。

Supercalifragilisticexpialidocious !
(スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス!)

そのため、この単語の

知名度はほぼ100%!

こんなに言いにくいのにキャッチーな曲と語調が人気の秘密なんでしょうかね。

もちろん、会話で使うシチュエーションは皆無です。

みんなが知っているけど、実際には使われない単語になります。

回文(逆さ言葉)と同じですね。

オマケ: 長いといえばこんな「なぞなぞ」も

おまけの英語なぞなぞです。一番長い英単語は何でしょうか?

その答えは「smiles」。

いや、6文字しかないじゃん!

よく見て下さい、最初の「 s 」と最後の「 s 」の間の距離が1マイル(1.6km)もあるじゃないですか(笑)。

smiles

マイルなど英語の単位についてはこちらを!


hunky-dory(うまくいっている)

次に紹介するのは「hunky-dory(人気者[思った通りに]うまくいっている)」です。

Everything is going hunky-dory.
(すべて思い通りに進んでいるぞ)

オージーが発音しているのを聞くと「ハンキドーリ」とか「ホンキドーリ」に聞こえます。

「hunky」とは、体が大きくてセクシーな男性のことを指します。

そして「dory」とは「マトウダイ」のこと。

Zeus.faber 2.jpg
By de:Benutzer:Kleines.Opossum- self-made by de:Benutzer:Kleines.Opossum, CC 表示-継承 3.0, Link

体の側面に、まるでアーチェリーの的の様な丸い模様があります。

「セクシーなマトウダイ」がなぜこんな意味に?

whatchamacallit(あれーなんだっけ?)

「ええっと〜、アレなんだったっけ」という時に使うヘンテコリンな言葉が「whatchamacallit(ワッチャマコーリッ)」です。

Could you go and buy whatchamacallit at the supermarket ?
(スーパーに行ってアレ、買ってきてくれない?)

歳をとると言葉が出てこなくなるのは万国共通のようで、アレやコレというかわりに「whatchamacallit」を使います。 

発音は「What do you call it ?(なんて言うやつだっけ?)」を口語で省略した感じの語彙ですね。

head honcho(一番重要な責任者)

そして「head honcho」です。

このことばは「一番重要な責任者」のことを砕けた言い方で表現するときに使います。

Who is the head honcho of this group ?
(このグループの責任者はだれですか?)

何とこの言葉、語源は日本語の「班長(はんちょう)」から!

第二次世界大戦終戦後、占領下の日本に駐留していた兵隊がアメリカに戻って使い始めたのが起源らしいです。

ただ「班の中のリーダー」という意味が、組織の中で一番の実力者を指すようになり、大きく出世しています(笑)。

ことばの広まり方って、不思議ですよね!

ちなみに、グーグル翻訳でこの言葉を調べてみると「ヘッド本町」と出てきます。

「head honcho」をGoogleで調べる
「head honcho」をGoogleで調べる

なぜ?

まとめ

今回紹介したことばは、どれも使う場面が思いつかないかもしれません。

ですが、こういった言い回しを知っておけば一目置かれるし、会話のタネにもなりますよ。

こちらもぜひご覧ください。

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はつ
人生の半分をオーストラリアで過ごした経験からネイティブレベルで英語を操る。現在はメルボルンで言語の専門家である日本語教師として生計を立てる。2013年に世界から「グーグル認定教師」として50名のひとりに選出された教育のプロ。>>はつ について詳しくはこちら
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