英語で「私は〜することが好きなんだ」と言えますか?
いくつか表現はありますが、その代表的な言い方が不定詞の名詞的用法です。
今回は英語の「不定詞の名詞的用法」について、訳し方や他の用法との違いなど、わかりやすく紹介しますね。
目次
英語の不定詞の名詞的用法とは?訳し方は?
では、不定詞の名詞的用法の意味や訳し方を見ていきましょう。
不定詞の名詞的用法とは「不定詞で大きな名詞を作る技」だと思ってください。
たとえば、以下の英文の「to eat carrots」が不定詞の名詞的用法です。
I like to eat carrots.
(ニンジンを食べることが好きなんだ)
訳し方は「〜すること」としてくれればOKですよ。
「to eat carrots」ならば「ニンジンを食べること」ですね。
名詞1つでは言い表せないようなことを表現できるのが不定詞の名詞的用法というわけです。
名詞が何かわからない場合はこちらもご覧ください。
不定詞の名詞的用法の特徴(他の用法との違い)
不定詞の「名詞的用法」がわかったところで、特徴、そして他の用法との違いも見てみましょう。
不定詞には名詞的用法の他に不定詞の形容詞的用法と副詞的用法があります。
それらとの違いを紹介していきますね。
「不定詞の名詞的用法」は主語や目的語になる
まずは不定詞の名詞的用法が主語や目的語になる点です。
その名前の通り、名詞的用法とは名詞として機能することを意味します。
だから名詞的用法の不定詞は主語(S)や目的語(O)になれるんですよ。
以下の例文の「to watch YouTube videos」がそうです。
I like to watch YouTube videos.
(ユーチューブ観るのが好きなんだ)
不定詞「to watch YouTube videos(ユーチューブ動画を観ること)」は、動詞「like(好き)」の目的語になっています。
このように名詞的用法の不定詞は文の要素である主語(S)や目的語(O)の役割を果たせますよ。
それに対して不定詞の「形容詞的用法」や「副詞的用法」は修飾語として機能するので、主語や目的語にはなれません。
目的語についてはこちらもどうぞ。
「不定詞の名詞的用法」は文頭に置ける
お次は、不定詞の名詞的用法は文頭に置けるという特徴について紹介します。
たとえば以下のような形ですね。
To play basketball is fun.
(バスケするのって楽しいよね)
ここでは「To play basketball(バスケをすること)」は文の主語になっています。
主語だから、いきなり先頭に来てOKなわけですね。
形容詞的用法や副詞的用法が文の最初に来ることは絶対にありませんよ。
「不定詞の名詞的用法」は動名詞と言い換え可能
「不定詞の名詞的用法」の3つ目の特徴が動名詞と言い換え可能であることです。
動詞を「〜ing」の形にすることで名詞として使えるのが動名詞ですが、名詞的用法の不定詞と言い換えが可能なんですよ。
以下の2つの例文をご覧ください。
不定詞と動名詞の言い換え
どちらも「英語を話すことは難しい」という意味の文です。
この場合はどちらの言い方でも特に違いはありませんよ。
ただし動詞によっては不定詞だけ、動名詞だけという場合もあるので気を付けてください。
まとめ
今回紹介した「不定詞の名詞的用法」ですが、非常によく使われます。
ぜひ、自然に使えるようにしておきましょう。
まとめ
その他の不定詞の用法についてはこちらもご確認ください。
不定詞の用法