「Grounghog Day」ってどんな行事? 春の訪れを占う日

グラウンドホッグ・デーとは?
タカコ

執筆者

WEBライター。2013年にアメリカに渡る。現在はアメリカ人の夫と子ども2人でテキサスに在住。

毎年2月2日、アメリカやカナダの各地では「Grounghog Day」の行事が催されます。

この日は春の訪れが近いかどうかを「グラウンドホッグ」を使って占う日です。

本記事では「Grounghog Day」がどういう日なのかについて詳しくまとめました。

「Grounghog Day」はどんな行事?

「Groundhog Day」は、毎年2月2日に行われる、春の訪れの早さを予想する占い行事です。

行事の名前に使われている「Groundhog(グラウンドホッグ)」がなにかというと、動物の名前です。

「グラウンドホッグ」ってどんな動物?

では、この占いに必要な「グラウンドホッグ(groundhog)」は、どんな動物なのでしょうか?

げっ歯目リス科マーモット族に分類される、マーモットの一種で、別名は「woodchuck(ウッドチャック)」という動物です(次の写真を参照)。

Cephas, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

ヨーロッパでは、マーモット(Marmota)と呼ばれている動物です(モルモットとは音が似ていますが違う生き物)。

リス科らしいけど、けっこう大きくない!? むしろ、ビーバーに似てる?

ずんぐりしているし、普通の「リス」とはまったく違う大きさで、なんとなく見た感じビーバーっぽい。

気になって調べてみたら、こんな違いがありました。

グラウンドホッグ
  • Usually the size of a cat(大きさはネコくらい)
  • Furry, round tail(毛におおわれた丸いしっぽ )
  • Usually, on dry land(乾いたところに生息)
  • Digs complex burrows(入り組んだ穴を掘る)
  • Eats herbaceous plants(草を食べる)
ビーバー
  • Usually the size of Labrador(ラブラドールくらいの大きさ)
  • Flat paddle-like tail(パドルのように平たいしっぽ)
  • Usually in or by water(水の中か水辺に生息)
  • Builds dams and lodges(ダムやロッジを作る)
  • Eats bark, twings, and trees(樹皮、小枝、木を食べる)

というか、ビーバーってラブラドールサイズなんですか? 思っていたよりもずいぶん大きい……。

ビーバーの成体は11〜32キロ。2番目に大きなげっ歯類の動物だそうです(ちなみに一番大きいのはカピバラ)。

ずんぐりむっくりな体形がビーバーと似ていると思ったのですが、大きさが全然違いました。

「Grounghog Day」の占いとは?

そして「Grounghog Day」の占いとは、どういうものでしょうか?

先述したように、この占いに「グラウンドホッグ(groundhog)」が使われます。

Cephas, CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons

「春の訪れがいつぐらいになるのかを予想する」ために、冬眠から目覚めたばかりのグラウンドホッグの行動で占います。

具体的には次のとおり。

占いの内容

  • (晴天で)自分の影を見て巣穴に戻った場合
    まだ冬の天候が6週間続く
  • (悪天候で)自分の影を見ずに外にとどまった場合
    春の訪れが近い

けっきょくのところ、その日が晴天なのか悪天候なのかというのが行事のポイント。

晴天ならば影が見えるので、グラウンドホッグが自分の影に驚いて巣穴に戻る、曇りなどで影が見えなければ驚かずその場にとどまる……というものです(笑)。

「Grounghog Day」の由来や歴史は?どこで行われるの?

では「Grounghog Day」の由来や歴史、どこで行われるのかについて紹介します。

「Grounghog Day」の由来・歴史

この「Grounghog Day」という風習は、19世紀のアメリカのドイツ系移民の間ではじまったと言われています。

もともとドイツには、次のような天気占いの文句が古くからありました。

ドイツの天気占い

聖燭祭にあたる2月2日に、アナグマが巣穴から外に出て陽を浴びると4週間冬が長引く

それをアメリカでは、動物をグラウンドホッグに代用し、期間を6週間にしたのがはじまりだそうです。

「Grounghog Day」はどこで行われる?

この行事「Grounghog Day」は、現在もアメリカとカナダの各地でおこなわれています。

アメリカのペンシルベニア州パンクサトーニー(Punxsutawney)では、この行事を1886年にはじめて報道しました。

毎年、テレビではパンクサトーニーでの式典の様子がニュースで報道されていますよ!

そして1887年に最初に祝日として制定され、今も一番有名な式典として知られています。

「祝日」と書きましたが、学校も会社も休みにはなりませんが(笑)。

パンクサトーニーでの式典に使われるグラウンドホッグは、「Punxsutawney Phil(パンクサトーニー・フィル)」という名前で呼ばれます。

式典では、タキシードとシルクハットで正装した「Groundhog Club(グラウンドホッグ・クラブ)」の人たちが登場!

そしてフィルくんを抱っこして壇上に行き、占いの結果を読み上げ、フィルくんを高々を掲げますよ。

ただし、占いの様子を実際見ることはできず、結果だけ伝えられるだけ。フィルくんの様子を見てみたいのに。

グラウンドホッグの「Phil(フィル)」について

アメリカで一番有名なグラウンドホッグだといわれている、このペンシルベニア州のフィルくんは特別な存在です。

「Groundhog Club」によると、この式典が1886年にはじまって以来、ずっとこの1匹のPhilくんが占いをおこなっていると伝えています。

長寿の秘密は、秘密のレシピによる魔法の「groundhog punch(グラウンドホッグ・パンチ)」だそうです。

毎年夏に行われる「Groundhog Picnic(2023年は9月9日に開催)」で、それを一口飲むだけで、7年寿命が延びるのだそうですよ(笑)。

2019年の時点で132歳だったそうなので、今年で137年生きているということになりますね。

ちなみに、一般的な野生のグラウンドホッグの寿命は長くて6年程度だそうです……。

Philくん、すごすぎます(笑)。

まとめ

日本でも伝統的に地域のお祭りで、天気や作柄(豊作か凶作か)を占うこともあるので、同じようなものですね。

毎年2月2日の「Groundhog Day」で春が早く訪れるのか、長い冬になるのか注目したいですが、それ以上に気になるものがあります。

それはもちろん、Philくんの飲む「groundhog punch」のレシピ(笑)。

アメリカ人のこういうユニークなところが大好きです。

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タカコ
アメリカ人の夫との結婚を機に渡米。現在は二児の母として英語に囲まれた環境の中で生活。日本語教育に携わっていたため言語への視点が鋭く、元・英会話教師の夫とのやりとりから生まれる記事が秀逸。
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