Lの本当の発音とは? これを読めば「絶対」にマスターできます

正しい「L」の発音はできますか?
ヨス

こんにちは! 発音マニアのヨスです。

今回は日本人が英語の発音を勉強する中でも最も難しいと言われる「 L(エル)」の発音についてです。

わたし自身が、20歳のときにアメリカに留学して「 L 」の発音にはものすごく苦労しました。

その後、完全にマスターして、どうやったらうまく発音できるかを独自に考えました。

そんな音声マニアのわたしが超くわしく書いたので、この記事を読んで練習すれば必ずマスターできますよ!

なぜ「 L 」の発音は難しい?

英語の発音を勉強していて、一番つまづくところが「 L 」の発音ではないでしょうか? わたしの場合はそうでした。

まず、なんで「 L 」の発音が難しいかについてですが……

Lの発音が難しい理由

日本語に存在しない発音だから!!

たったこれだけのことなんですね。

ヨス

標準的な日本人の舌の構造では発音が難しいとかそういうのは一切ありません(笑)。

じゃあどうすれば発音できるかというと、口の中でどのようにすればよいかを論理的に知ればいいだけのこと!

「 L 」を発音するときの口の中

では英語の「 l 」を発音するときの口の中はどうなっているのでしょうか?

まずは「 l 」を発音するときの舌の位置を確かめましょう。

「 l 」の発音
「 l 」の発音

上の図を見ると、舌の位置が上の前歯の「歯茎」の根もとあたりに来ていますよね。

そのため、「 l 」は、専門的には「 歯茎音(しけいおん) 」と呼ばれる種類の発音です。

分かりやすいように、同じ「歯茎音」である「 n 」の発音(「ナ行」の子音)で紹介しますね。

「 n 」の発音

「 n 」の発音の場合は、舌を上の前歯の根もと(歯茎)あたりに舌を押し付け、口からでなく、鼻から音を出します

ヨス

日本語の「ナ行」の子音です。

「 L 」の発音方法

「 n 」の発音方法を見ましたが、今度は「 l 」の発音方法です。どうやればいいんでしょうね?

舌の位置は「 n 」とまったく同じで大丈夫です。そのまま動かさないでください。

「 l 」の発音
「 l 」の発音

上前歯の歯茎あたりに舌を押し付けたまま、声をのどから出してみてください。

声を出すというか、声を吐き出すぐらいのイメージで。舌は結構つよく歯茎に押し付けながら!

ちょうど上の図のように、舌の両側から声を「流す」ようなイメージです!

こんな声になりませんか?

これが「 L 」の発音です!

本当の「 L 」の発音

上の音声(←発音しているのはわたし)を聞いた方はおそらくこんな反応でしょう。

ヨス

いや、これは「エル」の発音じゃないだろ! ヨスがうなっているだけやんけ!

……って思いますよねー(笑)。でもこれが本当の「 L 」の発音なんです。

では今度はこちらの音声を聞いてみてください。これはよく聞く「 L 」の発音だと思います!

ヨス

そうそう! これだよ! これが「 L 」の発音っぽい!

……って思っていただけるのではないかと。

でもさきほどの唸り声も、このよく聞くような「 L 」の発音も、実は同じように出しているんですよ。

何が違うかというと、前歯の歯茎あたりに押し付けていた舌を離しただけ! 舌を離した勢いで「 ルッ! 」みたいな音になっているんです。

「 l 」の発音ですが、舌の両側から息を出しながら声を出すため、正式名称では「歯茎側面接近音」と呼びます。ついでに「 n 」は「歯茎鼻音」。

「ら行」の子音を「 l 」にして言ってみる

「 l 」の発音ができたところで、ちょっと練習してみましょう。

「ラ行」の子音を「 l 」に置き換えて……

「ラ行」の子音を「 l 」にして

  • la (lあ)
  • li (lい)
  • lu (lう)
  • le (lえ)
  • lo (lお)

……と言ってみましょう。

こんなふうになりましたか?

舌の位置はもっと適当でもOK!

「 l 」の発音は、上の前歯の根本あたりに舌を押し当てるというふうに説明しましたが、実は上前歯の後ろに舌を押し当てていてもオッケーです。

「 l 」の発音2
「 l 」の発音(歯茎側面接近音)

上の画像はもはや「th」の発音と同じく舌を歯と歯のスキマから押し出していますが、これでもほぼ同じ発音になります。

ヨス

発音の仕方は先ほど説明したやり方と同じで、舌を押し当てる場所が変わるだけ。

日本語の「ら行」とは違うよ

最後に補足として日本語の「ら行」との違いを紹介します。

「ら・り・る・れ・ろ」を発音してみると、舌を(はじ)いているのがわかりますか?

日本語の「ら行」の発音
日本語の「ら行」の発音(歯茎はじき音)

実は日本語の「ら」ってアルファベットでは「ra」と書きますが、音声学では上のような「 r 」が変化したようなアルファベット「 ɾ 」を使って「 ɾa 」と表記します。

「 ɾ 」と「 r 」はまったく違う音ですから。

こういう音声を表現するアルファベットを「国際音声記号」と呼びます。

日本語の「ら行」の子音の「 ɾ 」は、上の図のように、歯茎の根もとあたりで舌をはじいて発音するため、「歯茎はじき音」と呼びます。

はじくというか、どちらかというとチョンと当てている感じですかね。

英語の「 l 」との違いを説明すると、日本語の「ら行」は軽く一瞬だけ舌先を歯茎あたりに当てる(タップする)という感じです。

逆に「 l 」のときは、押し当てる力を強くします。舌で押しながら声を出すイメージ。

大げさに言うと「タメ」があるような?

最後に、「ら行」「 l 」に加え、英語の「 r 」の音声を聞き比べてみましょう。

こちらの順番に発音しています。

  1. 日本語の「ら・り・る・れ・ろ」
  2. 「 l 」を子音にして「la・li・lu・le・lo」
  3. アメリカ英語の「 r 」の「ra・ri・ru・re・ro」

英語の「 r 」に関してはややこしいので別記事でくわしく書いています。ご覧ください!

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最後に「 L 」の発音の仕方をまとめます。

「L」の発音まとめ

  1. 「 n 」の発音をするときの舌の位置
    上前歯の後ろあたりに舌先をくっつける
  2. その舌の位置で口を丸めたりせず、舌を強く押し付ける
  3. 喉の奥から「うめき声」を出すように声を出す(舌の両側から声を出すイメージで)

こちらは「 L 」と「 R 」の発音の違いと練習方法をまとめた記事です。

もう1つの「L」の発音こと「ダークL」についてはこちら。

こちらも関連記事です!

最後に

オオカミ

なんか、この記事すごく気に入ったんだけどほかにオススメある?

ウサギ

だったら、「英語の子音のカテゴリ」を要チェックだね♪

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執筆者: ヨス
アメリカ留学で言語に興味を持ち日本語教師に。その後、自分が「音声学」に猛烈に惹かれることに気づく。一般的には学ばない「日本語の音声」を学ぶことで英語の発音を習得し、独自の英語の発音習得メソッドを持つ。「ヨッセンス」という月間に100万回以上読まれている人気ブログも運営するプロブロガー。>>ヨスについて詳しくはこちら
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