10年前や昨夜などの「過去」から今までずーーーーっと何かをし続けているということを伝えたいときってありますよね。
そんなときにぴったりな表現が現在完了進行形です!
今回は、基本的な形・訳し方や、使えない動詞など、英語の「現在完了進行形」を詳しく紹介しますね。
現在完了進行形について
では、「現在完了進行形って何?」というお話から始めましょう。
現在完了進行形の基本的な形
はじめに、現在完了進行形の基本的な形から見てみましょう。
以下の例文をご覧ください。
I have been playing this video game since last night.
(昨夜からずっとこのゲームやっているんだ……)
この例文の「have been playing」のところが現在完了進行形です。
こちらの3つがセットになってできていますよ。
もう一度まとめますね。
現在完了進行形の形
助動詞の「have / has」+be動詞の過去分詞形「been」+動詞の現在分詞形「〜ing」
現在完了進行形の訳し方
現在完了進行形の訳し方ですが、基本は「(過去の時点から)ずっと〜し続けている」です。
多くの場合、過去からずっと続けているその動作を今もしているという状況のときに使われますよ。
先ほどの「I have been playing this video game since last night.(昨夜からずっとこのゲームやっているんだ……)」を図にするとこちらです。
過去から現在までの流れを表す現在完了形の進行形バージョンというわけですね。
ちなみに現在完了進行形は英語で「Present Perfect Continuous Tense」と言います。
「現在完了進行形」と「現在完了形の継続用法」との違い
お次は「現在完了形」との比較で「現在完了進行形」をもう少し深く理解しましょう。
現在完了形の「継続用法」とは?
前述しましたが、今回お話している「現在完了進行形」は「現在完了形」のバリエーションの1つです。
その「在完了形」には、まぎらわしい使い方があります。こちらの例をご覧ください。
現在完了形の「継続用法」
I have been sick in bed since last Sunday.
(先週の日曜からずっと風邪で寝込んでいたんだ)
これは現在完了形の「継続用法」と呼ばれるもので、「ずっと〜」というニュアンスのときに使われます。
現在完了進行形には「動作動詞」が使われる
「……ん?現在完了進行形と何が違うの?」という感じですよね(笑)
ではその違いは何でしょうか?
「現在完了進行形」と「現在完了形の継続用法」の比較
「ずっと〜」という訳し方は同じなのですが、現在完了形と現在完了進行形は以下の点がハッキリ異なるんですよ。
現在完了形 (have 〜ed) |
状態動詞が使われる 【例】live(住む)・love(好き)・know(知っている)・want(〜したい) |
---|---|
現在完了進行形 (have been 〜ing) |
動作動詞が使われる 【例】read(読む)・write(書く)・study(勉強する) |
そう。使う動詞の種類が違うんです!
現在完了形の継続用法のときは「live(住む)」「love(好き)」「know(知っている)」「want(〜したい)」などの様子・感情を表す動詞が使われます。
それに対して、現在完了進行形では「read(読む)」「write(書く)」「study(勉強する)」などの動作を表す動詞しか使えないんです。
言い方を変えれば「状態動詞は現在完了進行形にはできない」ということでもあるので、覚えておいてくださいね!
【例外】一時的に継続状態である場合
ただ「live」は「一時的に住んでいる状況」には使えるなどの例外もありますよ。
- I have been living in Japan since last month.
先月から日本に(一時的に)住んでいます。 - I have lived in Japan since last month.
先月から日本に住んでいます。
現在完了進行形の作り方(肯定文・否定文・疑問文)
では、実際に現在完了進行形を作ってみましょう。
以下のパターンで作り方を紹介していきますね。
現在完了進行形の肯定文
まずはもっとも一般的な形である肯定文で基本を身につけてみましょう。
現在完了進行形は「have+been+〜ing」で表します。
だから、動詞「study(勉強する)」を使って「ずっと中国語を勉強している」という現在完了進行形を作ると以下のようになりますよ。
I've been studying chinese for 5 years.
(5年間ずっと中国語を勉強しているよ)
ネイティブの実際の英会話では主語+haveは省略形の「〜've」のほうがよく使われますよ。
期間を表す言葉とセットになることが多い
現在完了進行形のときは期間を表す言葉とセットで表現することが多いです。
単語 | 意味 | 例 |
---|---|---|
for 〜 | 〜の間 |
|
since 〜 | 〜以来 |
|
「最近〜」という言葉も一緒に使われる
他には「lately」や「recently」のような「最近〜」という言葉ともよく一緒に使われます。
He's been eating too much lately.
(彼女は最近食べすぎだ)
主語が「He(彼)」や「She(彼女)」のような三人称のときは「have」ではなく「has」を使ってくださいね。
また、「lately」や「recently」といった単語がなくても現在完了進行形は「最近ずっと〜」というニュアンスで使われますよ!
I've been going to the sports gym.
最近スポーツジムに行っている。
現在完了進行形の否定文
お次は現在完了進行形の否定文です。
現在完了進行形の否定文は、ただ「have」のあとに「not」を入れればOKですよ。
I have not been sleeping.
(最近、ずっと寝ていないよ)
ウサギさん、ゲームやりすぎ!(笑)
省略形だと「I've not been 〜ing」や「She's not been 〜ing」となります。
シンプルな否定である「not」よりもっと強い「never(決して・一度も)」を使うこともできますよ!
現在完了進行形の疑問文
最後は現在完了進行形の疑問文を見てみましょう。
疑問文のときは、「主語」と「have」の順番をひっくり返してください。
Have you been playing the video game since last night ?
(そのゲーム……昨夜からずっとやってたの?)
ウサギさん、ほんっとにゲームやりすぎ!(笑)
「疑問詞」も使える
シンプルに「Yes / No」で答える疑問文の他に、疑問詞(「where」や「how」など)を使った疑問文も可能ですよ。
特に現在完了進行形の疑問文では「How long 〜」がよく使われます。
How long have you been playing the video game ?
(どれくらいそのゲームやってるの?)
Since 3 days ago...
(3日前から……)
答えるときは「Since last night(昨夜から)」や「for 9 hours(9時間かな)」のように言うことができますよ。
肯定文・否定文・疑問文のいずれにせよ、動詞は「動作を表す言葉」を使うということを覚えておいてくださいね!
まとめ
今回は、「現在完了進行形」について徹底的に紹介しました。
現在完了進行形のまとめ
- 形は「have + been + 〜ing」
- 基本的な訳し方は「ずっと〜し続けている」
- 状態動詞は使えない
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