「be動詞」という言葉がありますが、この「be」って何かご存じですか?
答えは「be動詞」の「原形」の「be」という言葉なんです!
「am」や「is」を使った文はよく見かけますが、原形の「be」を使った文ってちょっとイメージがわきにくいですよね。
今回は「be動詞の原形」の意味を明らかにしていきます。
「be動詞」の原形「be」について
「be動詞」が一般動詞と大きく異なるポイントの一つが、動詞の素の形である「原形」です。
例えば、一般動詞の「play(遊ぶ・~する)」という単語の活用はこちらですよね。
原形 | 三人称単数 | 現在分詞形 | 過去形 | 過去分詞形 |
---|---|---|---|---|
play | plays | playing | played | played |
現在分詞形や過去形になっても、原形とだいたい形は同じですよね?
でも、be動詞はぜんぜん違うんです!
be動詞の活用形
では、「be動詞」の活用形を紹介しますね。
原形 | 三人称単数 | 現在分詞形 | 過去形 | 過去分詞形 |
---|---|---|---|---|
be | am are is |
being | was were |
been |
……。
一般動詞と比べると、難しく見えますよね。
このあたりについての詳しい説明はbe動詞ってなに?をご覧ください。
「be動詞」の原形は「be」になる!
そして、ここで本題です。
「be動詞」の原形は「be」になります!
be動詞の原形
be
「play」の原形は「play」のままでしたが、「be動詞」の場合は、「be」という単語に変身するんです。
つまり、「現在形」としては「am / are / is」ですが、「原形」になると形が変わるんです!
「原形」ってどんな意味?
そんな「原形」ですが、原形とはどういう意味か知っていますか?
「辞書で引いたときに出てくる形」と言っても間違いではないのですが、もっと正確な捉え方があるんです。
それは「時制も人称も無い形」です。
原形とは?
時制も人称も無い形
「be動詞の意味と使い分け」の記事で詳しく紹介しましたが、be動詞はこちらの2つの点によって形を使い分けます。
be動詞の使い分け
- 主語が誰なのか?
- 現在なのか、過去なのか?
そのルールに従って、「現在でも過去でもないとき」や「主語がないとき」に使われるのが「原形」という形なんです。
be動詞については、「beは原形」と覚えておいてくださいね。
どんなときに原形「be」を使うの?
では、be動詞の原形「be」を使う場合を見てみましょう。
原形「be」は、基本的に以下の2つの場合に使われますよ。
「be」を使うのは?
- 命令形
- 助動詞
順番に具体例を挙げて説明しますね。
命令形で使う「be」
まず、原形「be」が必ず使われるのは「be動詞」を使う文章が命令形のときです。
命令形とは「主語を省略して、いきなり動詞(原形)で始める」という形を取ります。
命令形の例
You stop it.(あなたはそれをやめる)
You Stop it!(やめて!)
「 I 」も「You」もありませんよね? これが「命令文」の形です。
上の例は一般動詞「stop」を例に出しましたが、今度は「be動詞」の例です。
You are quiet.(あなたは静かだ)
You are quiet!(静かにして!)
You are Be quiet!(静かにして!)
一番前に「be」が来ていますね。これも「動詞を原形にして一番前に持っていく」というルールに従っています。
でも「be動詞」の場合、原形が「be」になるので「Be quiet」になるんです。
もう1つ例を出しますね。日常で使われることはなさそうですが、こういうことも言えます。
Be my wife !
(オレの妻になってくれ!)
命令文のときに使う動詞は必ず「原形」を使いますので、be動詞の場合は「be」しか使えません。
「am quiet !」や「is quiet !」のように言うことはできないんです!
助動詞で使う「be」
そして、原形「be」が必ず使われるもう一つの場合です。それは「助動詞」が登場するとき。
助動詞とは名前の通り動詞を助ける働きをする言葉で、動詞の直前に置いて使われます。
例えば、「~すべき」という意味の助動詞「should」を使うと以下のような表現になります。
You should be here.
(あなたはここに居るべきだ)
オオカミさん、くさいセリフを連発していますが(笑)。
この文章の現在形は「You are here.(あなたはここに居る)」です。助動詞が入ることで、「be動詞」が「arebe」に変化しています。
You are here.(あなたはここに居る)
You should are be here.(あなたはここに居るべきだ)
助動詞は他に以下のようなものがありますよ。
助動詞の例
- can(~できる)
- will(~だろう・~するつもりだ)
- must(~しなくてはいけない)
- may(~かもしれない)
現在分詞「being」と過去分詞「been」
最後に、「be」の現在分詞形と過去分詞形を紹介しますね。先程の表をもう一度持ってきます。
原形 | 三人称単数 | 現在分詞形 | 過去形 | 過去分詞形 |
---|---|---|---|---|
be | am are is |
being | was were |
been |
「be動詞」は動詞なので、「現在分詞」と「過去分詞」という形が存在します。
- 現在分詞形being
- 過去分詞形been
原形の「be」とカタチが似ていて覚えやすいですね!
それぞれ、順番に紹介していきますね。
現在分詞形「being」
まず、「be」の現在分詞形の「being」からです。
例えば以下の例文のように、「まさに~している(されている)」というライブ感を出したいときの表現が「進行形」です。
形は「be動詞 + 現在分詞」で作ります。
The table is being cleaned now.
(そのテーブルは今、キレイに掃除されているよ)
「being」を進行形で使うときは必ず「~されている」という受け身の表現になります。
また、「being」は「動名詞」という表現としても使われます。
以下のように、「~こと」という意味を作ることができる表現ですよ。
I like being alone.
(あたしは一人でいることが好きなんだ)
ちなみに、ウサギさんは一人でネットゲームをしていると人格が変わります。
過去分詞形「been」
次に、「be」の過去分詞形の「been」です。
こちらは主に「完了形」という表現のときに使います。
例えば、こちらの文をご覧ください。
I have (ever) been to Tokyo.
(僕はこれまでに東京に行ったことがあるよ)
このように、「これまでに~したことがある」という経験などを伝えたい時の表現が「have + 過去分詞」で作る「完了形」です。
「行ったことがある?」と聞くときの「have (ever) been to~」というフレーズは日常的によく使われるので、ぜひ覚えてみてくださいね!
まとめ
さて今回は「be動詞」の原形である「be」を紹介しました。
さらには現在分詞形の「being」と過去分詞形の「been」も合わせて紹介しました。
命令形や助動詞と使う「be」は日常会話でもよく出てくるのでぜひ慣れてくださいね!
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