英語の「ありがとう(Thank you)」を使いこなせ! サンキューにまつわる表現まとめ

はつ

執筆者

Google認定教師/Microsoft Innovative Educator。1999年に脱サラしオーストラリアに移住。メルボルンの公立中高一貫校で日本語教師。University of Technology Sydney(シドニー工科大学)卒業、Graduate Diploma(準修士) 取得。→ はつ についてはこちら

日々の挨拶はとても大切なものですよね。

その中でも感謝の意を伝えることば「ありがとう」は頻繁に使われます。

今回は「ありがとう」を英語で言うとどんな表現があるのか、そしてその使われ方とシチュエーションについてみていきましょう。

なお、感謝の表現は「Thank you」以外の言葉も数多くありますが、今回は「Thank you」にまつわる表現だけにしぼってご紹介します。

「Thank you(ありがとう)」について

まずは、英語で「Thank you(ありがとう)」というときの基本からです。

「Thank you」は命令形?

さて、「Thank you」と何気なく言っていますが、この形は文法的にはどうなっているのでしょうか?

「thank」は「(人)に感謝する」という意味動詞です。

「Thank you(あなたに感謝しろ)」のような命令文に見えますが、違います。

実は「 I(私)」が省略されているんですね。つまり、「I thank you(私はあなたに感謝する)」という意味です。

ほかにも「TGIF(Thank god it's Friday)」も「I thank god it's Friday」の「 I 」が略されています。

「ありがとう」のレベルについて

日本語でも、感謝を表す言葉「ありがとう」を使うとしても「ありがとさん」や「あんがと」のように丁寧さに違いがあります。

それと同様、英語でも違った丁寧レベルの「ありがとう」があります。まずはそのレベルをみていきましょう。

冒頭でも書きましたが、「Thank you」という表現だけにしぼっています。

【丁寧レベル1】Ta / Cheers

まずは、すっごく丁寧レベルの低い「ありがとう」です。

オーストラリア英語だけのものなのかもしれませんが、軽~く感謝の意を伝えたいときには「Ta」を使います。発音は「ター」と伸ばします

Here you are.
(どうぞ [コーヒーを差し出しながら] )

Ta.
(ありがとさん)

「Ta」と同じレベルで使われる感謝のことばが「Cheers」です。

日本だと「乾杯」の音頭のことばとして使われていることは知られていますよね。

Here you are.
(どうぞ [コーヒーを差し出しながら] )

Cheers.
(ありがとさん)

実際に感謝の意で使われているのを聞くと「乾杯!」と言われているような感じがして、いまひとつしっくりきませんでした(笑)。

ちなみに、カナダ英語でよく使われる表現です。

【丁寧レベル2】Thanks

実は日常生活でもっともよく聞くのが「Thanks」です。

Here's your coffee.
(はい、コーヒー)

Thanks.
(ありがと)

ほかにも「a lot」をつけて、「Thanks a lot」という表現もよく耳にします。

Thanks a lot.
(あんがとー)

「a lot」が付いているぶん、じゃっかん丁寧にはなってますが同じレベルです。

先日、カフェでドアを開けて、他の客さんが通るまで待っていてあげたら、「Thanks, ta !」と、感謝の言葉をかぶせてきました。そんな使い方もあるんですね。

ネットなどでは「Thanx」のように書かれることもありますが、これは「ks」と「 x 」の発音が同じだからですね。

【丁寧レベル3】Thank you

そして、おなじみの「Thank you」です。

I took out the garbage.
(ごみ、出しておいたよ)

Thank you.
(ありがとう)

「ありがとう」の英訳は「thank you」で、「これを知らない日本人はいないのではないか」というぐらいによく知られた英語のフレーズですね。

日本語で「サンキュー」と言ったりするレベルです。

「Thank you」は早口で言うよりもゆっくり言ったほうが感謝の度合いを深めた表現になります。

ゆっくり言うと感謝の度合いがアップする!

【丁寧レベル4】Thank you very much

言わずと知れた「サンキューベリーマッチ」が丁寧レベルとしては最高です。

実は日本語で思われている以上に、これは丁寧な言い方ですし、とっておきの表現なのか、日本で「ありがとうございました」を聞く頻度よりも低いです。

この丁寧度が高い表現ですが、仲のいい友達にも使えます。

I bought you your favorite chocolate !
(アンタの好きなチョコレート、買ってきたよ)

Thank you very much !
(ありがとうございます~!)

「very」を「so」にした「Thank you so much」もよく聞く表現ですね。

Thank you so much !
(ホントにありがとうー!)

Thank you very muchは日本人が思っているよりも丁寧な表現!

【おまけ】さらに丁寧度を上げたい場合

「サンキューベリーマッチ」でも十分に丁寧な表現でありますが、更に丁寧にしたい場合はどうするか?

その答えは単純で、「very」を2回言えばいいのです。

I bought you the concert ticket that you wanted !
(アンタの行きたがってたコンサートのチケット、買ってきたよ)

Thank you very, very much !
(本当にありがとう!)

ただしここで注意したいのは「very」を多く言うほど丁寧になるわけではないこと。

何度もつけると、かえって「ふざけてる」と思われてしまうので注意が必要です。

veryを2回言うと丁寧度がアップ。でも使いどころに注意!

上下関係と「Thank you」

さて、上でいろんな丁寧度の「Thank you」の表現を見てきましたが、誰に対して使っても大丈夫なのか気になりますよね。

目上の方に「Thanks」はダメ?

たとえば、年齢や立場によって上下関係の厳しい日本だと、社長に向かって「あんがと!」はありえないです。

ところがオーストラリアで言えば、上下関係は割とフラットなので教職員が校長に向かって「Ta」や「Thanks」を連呼します。

つまり「Ta」や「Thanks」は、目上の人にも問題なく使えます

英語では、丁寧度の低い表現が使えるどうかと「上下関係」は関係ないということです。

友人に「Thank you very much」は丁寧すぎ?

逆に、日本だと「ありがとうございます」を友人に言うのもありえません。あまりにも丁寧すぎ、他人行儀っぽいからです。

でも、英語だと親しい友人にも丁寧度の非常に高い表現「Thank you very much」を使えます。

私の場合、友人に感謝した場合「Thank you very much」と同時にガッチリ握手してハグの三連コンボです(笑)。

「ありがとう」と言うときのコツ

お次は「ありがとう」と英語で言うときのコツです。

単に「Thanks」や「Thank you」と言うだけでもいいのですが、さらに進んで「〜ありがとう」という言い方もマスターしておきましょう。

具体的に「〜ありがとう」と言う?

たとえばですが、日本語だと「さっきはありがとう」のようにボカして言うことが多いです。

でも英語だと具体的な行為を述べて、それに対して「ありがとう」を言います

Thanks for helping me with the dishes.
(皿洗いを手伝ってくれてありがとう)

Easy done !
(そんなのラクチンよ〜!)

上の例では「helping me with the dishes(皿洗いを手伝ってくれて)」と超具体的に言っています

「Thank you for」のあとに名詞を続けて言う

具体的な行為を言うときは簡単です。

「Thank you for」のあとに名詞を続けて言うだけ。

  • Thanks for the flowers.(お花ありがとう)
  • Thanks for the present.(プレゼントありがとう)
  • Thanks for the photo.(写真ありがとう)

きちんと言うと文章としては長くなりますが、その分、感謝の気持ちもUPします。

動詞は「動名詞」に変化

「for」の後ろは必ず名詞になるので、動詞の場合は「ing」を付けて「動名詞」に変化させましょう。

  • Thanks for letting me know about it.(それ、教えてくれてありがとう)
  • Thank you for coming.(来てくれてありがとう)
  • Thank you for helping me.(助けてくれてありがとう)

シチュエーション別の「ありがとう」

ここからはシチュエーション別の「Thank you(ありがとう)」を使った表現をみていきましょう。

やってもらったことに「ありがとう」

まずはストレートに「やってもらったこと」に対して感謝するときの表現です。

気を遣ってくれてありがとう

気を遣ってもらったときに、「ありがとう」と言うとき。

英語では、「気を遣う」というぼかした表現ではなく、具体的な行為に対して「ありがとう」を言うことが多いですね。

Thanks for the flowers while I was in the hospital.
(入院中、[気を遣って]花をくれてありがとう)

Are you feeling better now ?
(だいぶよくなった?)

この例の場合は、お花をもらったので「お花、ありがとう」というふうに具体的に言っています。

心配ありがとう

病気をして学校や仕事を休んでその後復帰したとき。

いろいろと心配をかけたときに「心配してくれてありがとう」と言いたいときはこんなフレーズを使います。

Thanks for looking out for me.
(心配してくれてありがとう)

Take it easy and get well soon.
(ゆっくり休んではやくよくなってね)

「look out for 〜」で「~に気を配る」のような意味になります。

(今日は)付き合ってくれてありがとう

たとえば買い物に付き合ってもらったときにいう「付き合ってくれてありがとう」はこちらです。

Thank you for coming along to shopping with me today.
(今日は一緒に買い物に付き合ってくれてありがとう)

Hey, I enjoyed the shopping myself !
(いやいや、ボクも買い物、楽しかったよ!)

これも具体的に「買い物に同行してくれて……」のように言います。「come along」で「同行する」の意味になりますよ。

教えてくれてありがとう

耳寄り情報を教えてもらうときってありますよね。そんなときの「教えてくれてありがとう」です。

Thanks for letting me know about the job.
(仕事の情報を教えてくれてありがとう)

No problem. I hope you can get it.
(どういたしまして。仕事とれるといいね)

let me know」で「(私に)知らせる」という使役の意味になります。

「教えて!」というときにも「Let me know !」はよく使いますよ。

お知らせありがとう

お知らせや通知をもらって「お知らせありがとう」というシチュエーションを見てみましょう。

Thanks for the notice. I almost forgot about the meeting.
(通知をありがとう。ミーティングのこと忘れるところだったよ)

You don’t wanna get in trouble with Susan, do you ?
(スーザンに怒られたくないもんね)

「通知」を英語では「notice」と言います。

それにしても、いったいウサギさんとスーザンの間で何が過去にあったのでしょうか?(笑)

お土産ありがとう

旅行した際にお土産を買って帰る習慣はオーストラリアをはじめ、英語圏には基本的にありません。

とはいえ、稀にお土産をオージーにもらうことがあります。そんなシチュエーションでの「お土産ありがとう」はこちら。

Hey, thanks for the souvenior.
(あぁ、お土産ありがとう)

The decoration was made from the shell and it’s famous in New Zealand.
(その飾りは貝殻でできていて、ニュージーランドでは有名なんだよ)

「souvenior(お土産)」という言葉を使いますよ。

来てくれてありがとう(招待してくれてありがとう)

パーティーにお呼ばれしたとき「来てくれてありがとう」「招待してくれてありがとう」は決まり文句なので使う頻度が高いです。

Thank you for coming.
(来てくれてありがとう)

Thank you for inviting me.
(招待してくれてありがとう)

招待してくれてありがとうございます(改まった感謝)

フォーマルなパーティーにお呼ばれしたときに、改まった感謝を述べたい場合はこちら。

Thank you for the invitation to your birthday party !
(誕生日のパーティーへのご招待、ありがとうございます)

It’s going to be a big one, so I hope you can make it.
(盛大なパーティーにするので、ぜひ来てくださいね)

協力してくれてありがとう

何か仕事や用事を手伝ってもらった際の「ありがとう」はこちら。

Thank you for helping me out with this task.
(このタスクを手伝ってくれてありがとう)

Any time !
(いつでもOKだよ!)

助けてくれてありがとう

普段、「助けてくれてありがとう」を使うことはあまり無いですが、アクション映画ではよく聞くフレーズですね。

Thank you for saving my life.
(命を助けてくれてありがとう)

Now you owe me one.
(これでひとつ、貸しができたな)

誘ってくれてありがとう

パーティーに限らず、どこかに誘ってもらったときの「ありがとう」はこちら。

Thanks for asking me to come along to the walk.
(散歩に誘ってくれてありがとう)

We should exercise a bit more, don’t you tihnk ?
(うちらって、もっと運動するべきだと思わないかい?)

こんな感じで具体的に言いますよ。

対応してくれてありがとう(迅速な対応ありがとう)

迅速に対応してくれてありがとう」というフレーズ、メールで頻繁に使っています。

仕事の行程が滞り気味なオーストラリアでは、迅速に対応してくれたときには感謝を連発します(笑)

Thank you for your swift action.
(迅速に対応してくれてありがとう)

The parcel should arrive at your door any minute now.
(小包はもうすぐ届きますよ)

連絡ありがとう

久々に連絡をもらった相手に対してや、わざわざ連絡する手間をとってくれた相手への「ありがとう」です。

Thanks for getting in touch.
(連絡してくれてありがとう)

I wasn’t sure whether you got my message.
(キミがちゃんとメッセージ受け取ったか心配だったんで)

「get in touch」で「連絡をとる」という意味になります。

写真ありがとう

今のご時世、スマホで撮った写真をもらうことは多いですよね。そんなときにはこのフレーズ。

Thanks for the photo.
(写真をありがとう)

You looked really nice on the beach.
(浜辺での写真、よく撮れてたよ)

いろいろありがとう

いろんなことをしてもらって、「いろいろありがとう」と言いたいときには「everything」を使ったこんな表現もあります。

Thank you for everything.
(いろいろありがとう)

Any time !
(お安いごようさ!)

SNSで「ありがとう」

お次は、SNSで使う「ありがとう」です。

たとえば「Twitter」や「Instagram」で、海外の人とやりとりするときに参考にしてください!

フォローしてくれてありがとう

ツイッターで誰かをフォローした際、送られて来るメッセージがこちら。

Thanks for the follow.
(フォローしてくれてありがとう)

No problem.
(どういたしまして)

見てくれてありがとう

「Youtube」の動画でユーチューバーが締めくくりでいうのがこちらの「見てくれてありがとう」です。

Thanks for watching.
(観てくれてありがとう)

Aren’t you gonna say “Please like and subscribe” ?
(「いいねボタンと登録をお願いします」は言わないの?)

「いいね」は「like」で、「チャンネル登録」は「subscribe」と言います。

嬉しいコメントありがとう

「Youtube」や「Instagram」「Facebook」などのコメント欄、誰かが褒めてくれた際、そのお礼のコメントはこちらになります。

Thank you for your wonderful comment.
(すてきなコメントをありがとう)

I really enjoyed the clip. Keep up the great work !
(動画、すごく楽しかった。これからもがんばって!)

早い返信ありがとう

メールやメッセージをすぐに返信してくれた際、まくらことばとして付けると良い「ありがとう」がこちら。

Thank you for your quick response.
(早い返信をありがとう)

Happy to be of your service.
(お力になれて幸いです)

「response」は「反応」という意味です。覚えておくと便利ですよ。

ほめてくれてありがとう

「褒める」ということばは「complements」を使います。

英語圏では褒め言葉をよく使うので、その返しで使える「ありがとう」はこちらです。

Thank you for your complements.
(お褒めのことば、ありがとう)

I really loved your clip.
(動画、本当によかったよ)

ちなみに料理をほめるときは「complements to the chef (シェフに賛辞をおくります)」という決まり文句があります。

あらためて「ありがとう」

そして、あらためて「ありがとう」と言うときの表現を何個か見てみましょう。

「〜でいてくれてありがとう」と言うときは「being 〜」のような表現を使います。

いつも仲良くしてくれてありがとう(友達に)

英語圏では「友達であること」は特別であるという認識があります。

そのため、折に触れて友達であることに感謝することがあります。

Thank you for being my friend.
(友達でいてくれてありがとう)

Hey, same here !
(あぁ、それはこっちのセリフ!)

「being」はbe動詞の動名詞ですね。

生まれてきてくれて ありがとう(子どもに)

これはちょっとオーバーな表現ですが「あなたがわたしのこどもでありがとう」という場面で使うのはこんな表現です。

Thank you for being such a wonderful grandson.
(きみが素晴らしい孫でいてくれてありがとう)

いつも一緒にいてくれてありがとう(夫婦)

夫婦で、「いつも一緒にいてくれてありがとう」というときの表現です。

今回はこの2人が夫婦であるという設定です(笑)。

Thank you for being beside me in the good times and the bad.
(良いときも悪いときにも、ずっとそばにいてくれてありがとう)

You are such a sweetie.
(キミって本当にステキだね)

相手を指定して「ありがとう」

そして、相手を指定して「○○、ありがとう」というときの表現です。

お母さん/お父さん ありがとう(母の日とかに)

英語圏では父の日母の日も一大イベントです。必ず言うフレーズがこちら。

Thanks dad !
(お父さん、ありがとう!)

そのまんま「Thanks(= Thank you)」に続いて相手の名前を呼びかけます。

上の例のように、英語では父親が息子に対しては「son」と呼ぶことがあります。日本語の「息子よ」みたいなニュアンスですかね。

しかし、娘に対しては「daughter」と呼ぶことはありません。

さらには、母親は息子・娘に対しては「son」とも「daughter」とも言いません。不思議ですねー。

皆さんありがとう

パーティーで集まってもらったゲストに対し、主賓が言う決まり文句「皆さんありがとう」がこちらですね。

Thank you everyone for coming.
(皆さん来てくれてありがとう)

「○○、何かをしてくれてありがとう」というふうに言うときは「Thank you」と「for」の間に相手を入れるんですね。

時間や期間の「ありがとう」

そして、今度は時間や期間です。

「一年間ありがとう」や、「長い間ありがとう」のように、使いたくてもスッと出てこない表現を紹介しますね。

1年間ありがとう

オーストラリアに忘年会はありませんが、クリスマスパーティーをやる家族や職場は多いです。

そんな場面で使われるのが、1年を総括した「1年間ありがとう」ですね。

Thank you for your year round support.
(1年を通してのサポートをありがとう)

Can you believe it's 30th of December ?
(もう12月30日だって信じられる?)

日本語では「1年間ありがとう」で済みますが、英語では超具体的に表現しますね。

長い間ありがとう

誰かが退職する際に伝える「長い間ありがとう」は「thank you for long time」とは言いません。

どういうかといえば、ここでも超具体的に「生涯に渡る貢献」のように言います。

今回はウサギとオオカミには、上司と部下の役になってもらいましょう。

Thank you for your life-long commitment to this work.
(この仕事での生涯に渡る貢献に感謝します)

It was an honour working here.
(ここで働けたことを名誉に思っています)

日本からすると仰々しい言い方かもしれませんが、「honour(名誉)」はよく使われることばです。

ちなみに、アメリカ英語では「honor」と書きます。

昨日はありがとう

ちょっとしたことで感謝の気持ちを伝えたい場合、繰り返し使えるフレーズが「昨日はありがとう」です。

「昨日」は「今日(today)」や「週末(weekend)」などにも置き換えられます。

Thanks for yesterday.
(昨日はありがとう)

Let me know if you need a hand at any time.
(手を借りたいときはいつでも言ってね)

「for」に続けて「yesterday」や「weekend」をつけるだけ。簡単ですね!

さっきはありがとう

日本語ではよく言われる「さっきはありがとう」なんですが、英語ではあまり使われません。

「さっき」と言うよりも具体的な行為を述べて、それに対して「ありがとう」を言います

Thanks for helping me with the dishes.
(皿洗いを手伝ってくれてありがとう)

Easy done !
(そんなのラクチンよ〜!)

やはり英語は超具体的に伝える言語なんですね。

先日(このあいだ)はありがとう

友達をどこかへ誘ったり、誘われたりした場面での「ありがとう」に使えるのがこちらのフレーズ。

Thank you for asking me out to a lovely cafe the other day.
(先日はカフェに誘ってくれてありがとう)

I wanted to take you there. It’s a lovely spot.
(きみを連れて行きたかったんだ。ステキなとこでしょ?)

ここでも「the other day(この間)」だけでなく、超具体的に「〜をしてくれて」というのを言います。

まとめ

「ありがとう」の表現にもいろいろあるのでうまく使い分けができると英会話の上級者に一歩近づけますね。

同じ「ありがとう」でも使う状況によってニュアンスが微妙に違ってきます。なので気に入ったフレーズがあればそれを覚えて、使われる状況で積極的に使ってみてください。

場合によっては相手に「?」という顔をされることもありますが、だんだんとそれに相応しいシチュエーションがわかってくると思います。

相手に自分の感謝の心を伝える「thank you」。気恥ずかしさをグッとおさせて、できるだけ表に出して相手に伝えるようにしていきましょう。

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はつ
人生の半分をオーストラリアで過ごした経験からネイティブレベルで英語を操る。現在はメルボルンで言語の専門家である日本語教師として生計を立てる。2013年に世界から「グーグル認定教師」として50名のひとりに選出された教育のプロ。>>はつ について詳しくはこちら
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